毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

はじめての「SL冬の湿原号」⑧(オホーツク海)

▲北浜駅を出発する緑行き普通列車4735D。 2005年1月22日、網走→北浜→ウトロ。 タイトルとはウラハラに、「SL冬の湿原号」が全然登場しないまま8回目を迎えてしまったこの旅レポ、やっと釧網本線にはたどりつきました(汗)。 稚内からの4735Dに乗ってやってき…

今日の富士山

金曜日に突然決まった出張。あわてて航空券を手配して、いってまいりました一泊二日の東京出張。 今回の出張の日程は、 (往路)28日(土) 瀋陽発08:30→成田着12:30 CZ627便 (復路)29日(日) 成田発10:00→瀋陽着12:30 NH925便 あいかわらずうちの職場はなん…

はじめての「SL冬の湿原号」⑦(稚内→網走)

▲北海道の大地の雪景色。ANA4924便の機内から。 2005年1月22日、稚内→新千歳→女満別→知床。 強い横風の中を無事離陸したANA4924便は日本海の海岸に沿って(つまり羽幌線のルートってことですね)南下します。ボンバルディアDHC8-Q300のプロペラ音を耳にしな…

麻婆豆腐レポート③(食べ過ぎ)

▲邯鄲駅のホームに満開の花が。 2007年4月18日(水)、K388/K385次列車車内。 夜行列車の揺れに身をまかせつつ真っ暗な車内でぐっすり眠り、二日目の朝を迎えました。 中国の夜行列車、特に硬臥車は、夜は消灯により強制就寝させられますが、朝も強制起床の儀…

はじめての「SL冬の湿原号」⑥(宗谷岬)

▲宗谷丘陵から見下ろす宗谷岬。激しい雪にサハリンは望むべくもない。 2005年1月22日、宗谷岬。この記事、長いです。 ついに来ました、日本最北端、北緯45度31分14秒、宗谷岬。気温は氷点下9℃。海から強風、地吹雪、寒いです。まだ朝8時、他にはもちろん誰も…

婆豆腐レポート②(消灯)

▲消灯された硬臥車の車内。わかりにくいですが左に三段寝台が並んでおります。 2007年4月17日、K388次列車車内。 瀋陽を出発した成都行きK388次列車は京山線を西に向かって快走します。この日の停車駅は以下のとおりです。 瀋陽北 18:05発 (瀋陽北からの㎞) …

はじめての「SL冬の湿原号」⑤(稚内)

▲地吹雪に晒されるがままになっている稚内駅ホーム。 2005年1月22日、稚内、朝6時。 まだ明け初めぬ稚内にはこの日も朝から強い風が吹き、前を向いては歩けないほどの地吹雪。それなのに何を好きこのんで外へ出かけてしまうのか。体を前屈みにして、歯を食い…

麻婆豆腐レポート①(瀋陽出発)

2007年4月17日(火)、瀋陽北駅。 春の旅行は、四川省へ行くことになりました。 四川省と聞いて思い浮かぶのはなんでしょう?やっぱり四川料理?それともパンダ?三国志ファンなら魏・呉・蜀の三国時代の中の蜀の国、劉備玄徳や諸葛亮孔明が活躍した場所、唐詩…

はじめての「SL冬の湿原号」④(稚内到着)

2005年1月21日、稚内へ。 宗谷本線を名寄から走ってきた4329Dの道のりも終わりに近づいてきた15:14、幌延に到着です。幌延ではラストスパートのために息を整えるかのように22分も停車します。 かつてはここから留萌まで羽幌線が延びていました。いつか乗りた…

【掲載予告!】麻婆豆腐レポート近々連載!(笑)

四川旅行から帰ってきました。 四川省と言っても、面積48万k㎡(つまり日本の約1.27倍)、人口8,595万人ですから、全部いっぺんにまわるにはなかなかたいへんです(^_^ゝ。今回足を止めて訪ねた場所は、広元、楽山、そして省都の成都、この三カ所です。 どんな…

はじめての「SL冬の湿原号」③(天塩中川の思い出)

↑宗谷本線糠南~雄信内間の天塩川。一分の隙もなく凍っている。 2005年1月21日、天塩中川の思い出。 13:55、定刻に音威子府駅を出た列車は、天塩川に寄り添うようにして走ります。天塩川はすっかり凍り付いていて、誰にも踏み荒らされないままの真っ白い帯と…

【社説】切符とれました。

明日4月17日から21日までの四泊五日で、瀋陽から四川省へ行ってきます! 行きに乗車するのは、瀋陽北駅が始発で終点が四川省の省都・成都になっているK388/K385次快速列車。終点まで2,882㎞、42時間35分かかり、瀋陽北駅発が19:05、終点成都着が翌々日の13:4…

はじめての「SL冬の湿原号」②(名寄→音威子府)

↑音威子府駅、跨線橋、降りしきる雪。 2005年1月21日、名寄→音威子府。 名寄からは稚内行き普通列車4329D、キハ54形の単行で最北端を目指します。冬季は智東駅は通過ですが、夏季はちゃんと停車するので、名寄~稚内間を直通する列車でしかもひと駅も飛ばさ…

はじめての「SL冬の湿原号」①(羽田空港→名寄)

2005年1月21日(金)、羽田空港。 毎年1月20-23日あたりの土日にそのシーズンの運行を開始する「SL冬の湿原号」。冬の釧路湿原、タンチョウヅル、オホーツク海、そんなイメージが重なって、いつかは乗ってみたいと思っていたのですが、それがようやく実現した…

桃の花が咲きました

2007年4月14日、中国瀋陽。 北国・瀋陽にも花の咲く季節がやってきたようです。 今日は午前中は時折小雨がぱらつく不安定な天気でしたが、午後は青空も少し出てきたので、近くの公園へ行ってきました。瀋陽は今、桃の花が六分から七分咲きと言ったところです…

帰省ついでの青荷温泉③

2005年1月10日、青森駅。 三連休最終日、実家の雪かき雪下ろしもいちおう片付けて、この日は東京へ戻らなければなりません。 しかし、この三日間降り続く雪のせいで、どうも鉄道ダイヤが乱れている模様。ローカル局のテレビニュースでも、交通機関が乱れてい…

帰省ついでの青荷温泉②

2005年1月9日、青森黒石・青荷温泉。 夜のうちにまたずいぶん雪が積もったようです。 一夜明けた青荷温泉は、昨日に増して厚い雪に覆われていました。昨日から比べても雪の綿帽子が格段に厚くなっています。朝から雪見風呂、朝食、そして布団を上げたり荷支…

帰省ついでの青荷温泉①

2005年1月8日、青荷温泉。 今年(2007年)は異常なまでの暖冬ということで雪景色に恵まれなかったので、もう春になったけれど、もうしばらく大雪だった冬を思い出してみようかと思います。 2005年の年が明けてからの青森の雪はなかなかのものでした。年老いた…

北朝鮮見てきました(その4)

2006年10月2日、丹東→瀋陽。 北朝鮮も見てきたし、そろそろ瀋陽へ帰るとしましょう。 瀋陽へは列車で帰ります。 丹東から瀋陽北駅までの鉄道線「瀋丹線」は280㎞です。速い列車だと3時間25分で行きますが、夕方に出る列車は17:14発と18:27発の二本しかなく(…

北朝鮮見てきました(その3)

2006年10月2日、中国丹東。 丹東の市街地から鴨緑江沿いに20㎞ほど北上すると、「一歩跨」という観光スポットがあります。 観光スポットと行っても、幅が5mあるかないかという小川が流れているだけなのですが、この川は観光客が多く訪れるようになったため最…

北朝鮮見てきました(その2)

2006年10月2日、中国丹東。 中国と北朝鮮の国境になっている川、鴨緑江。この鴨緑江に漕ぎ出でて対岸の北朝鮮へ接近する遊覧船に乗り、北朝鮮へ「泳いで渡れる距離」から撮った写真を何枚かご紹介しましょう。 向こう岸、すなわち北朝鮮側は、全体に土地は平…

北朝鮮見てきました(その1)

2006年10月9日、北朝鮮核実験実施。 北朝鮮の核実験で国際社会は大騒ぎになりましたが、ちょうどその一週間前の10月2日、僕は中国と北朝鮮との国境の町・丹東へ遊びに行き、のんびり北朝鮮を眺めてきましたので、その時のことをレポートします。 「丹東」と…

パ・イ・ナ・ツ・プ・ル・!

2007年4月8日、中国瀋陽馬総屯。 今日はお釈迦様が生まれた日、花まつり。うちのばあさんの誕生日でもあります(そんなことはどうでもいい)。 しかし、ここは北国・瀋陽、少しずつ暖かくなってきてはいますが、まだ花が咲くには時間がかかりそう。楊柳の芽…

「出雲」に乗って初詣⑩(最終回)

2005年1月5日、再び門司港。 だらだら書き進めてきた「出雲」で初詣の旅もやっと最終回。「出雲」がいつ登場したのか、もう忘れてしまった(笑)。 定番中の定番を削ってまでここでご紹介したいのは、この二枚です!(笑) まずは門司港「梅の湯」。 「いや、…

「出雲」に乗って初詣⑨(関門海峡)

2005年1月5日、門司港から下関。 「いそかぜ」で九州入りした日は門司港に投宿して迎えた1月5日の朝。 門司港を訪れるのは初めてでしたが、まずはこれもまた初めて訪れる下関へ先に行ってみることにし、さっそく門司港桟橋から関門汽船の小型フェリー「しい…

【社説】桃浦駅に懸かった月

3月31日、また二つの鉄道が、姿を消しました。 鹿島鉄道とくりはら田園鉄道、そのいずれもが、国鉄赤字線(地方特定交通線)や新幹線並行在来線の切り捨てで第三セクター化などされた線区ではなく、大正の昔から独自の鉄道線としてがんばってきた鉄道だとい…

「出雲」に乗って初詣⑧(いそかぜ)

2005年1月4日、特急「いそかぜ」。 出雲市駅構内の出雲そば屋「黒崎」で再び割子そばを食べ(ここもけっこうおいしい)、駅弁「カニ寿司」を買ってホームへ上がります。隣の2番線には13:11発の1028M特急「スーパーやくも18号」がUターンラッシュ対応なのか堂…

「出雲」に乗って初詣⑦(木次線・亀嵩)

2005年1月4日、木次→亀嵩。 1月4日の朝は、奥出雲湯村温泉「湯乃上館」で迎えました。 古い木造二階建ての造りで、二階が客室階。部屋数は5部屋だけれど1日2組しか宿泊客を受けないとのこと。お正月ということもあって夕食には地元の素朴な正月料理が供され…

「出雲」に乗って初詣⑥(日御碕)

2005年1月3日、日御碕。 前回出雲大社について長々と書きすぎたので、今日は画像中心でいく予定(笑)。 出雲そばを食べていたら午後も遅くなってきましたが、ここまで来たからには日御碕へと足を伸ばします。島根半島の西端にある日御碕、出雲大社からだと1…

「出雲」に乗って初詣⑤(ちょっと不思議な出雲大社)

2005年1月3日、出雲大社。 出雲大社神域の入口である勢溜の木製の鳥居をくぐり、両側の露店には目もくれず(露店の食べ物ってどうしてあんなにおいしく見えるんですかね)長い参道を歩き、突き当たりで銅鳥居をくぐると、ついにやってきました、しめ縄でおな…