毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

はじめての「SL冬の湿原号」⑦(稚内→網走)

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 ▲北海道の大地の雪景色。ANA4924便の機内から。


 2005年1月22日、稚内→新千歳→女満別→知床。

 強い横風の中を無事離陸したANA4924便は日本海の海岸に沿って(つまり羽幌線のルートってことですね)南下します。ボンバルディアDHC8-Q300のプロペラ音を耳にしながら窓の外を見やると、ところどころ雲はありますがおおむね視界良好。国内でプロペラ機に乗るのは実はたったの二回目なのですが、やはり飛行高度が低いので地上の景色が楽しめてよいですね(^-^)。

 道南まで下りてくると天候はますますよくなり、雲がほとんどなくなりました。ANA4924便は苫小牧の東側上空を通り過ぎていったん太平洋上へ出るとぐるりと旋回して南からファイナルアプローチ。多少の遅れは出たもののめでたく新千歳空港に着陸しました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819025039.jpg 煙突が見えるのは苫小牧か。

 新千歳では12:20発の女満別行きANA4941便に乗り継ぎますが、少々時間があるので空港内でお昼を食べます。どこがよかろうかとうろうろしていると、「北海道ラーメン道場」なるストリートが!いつの間にこんなストリートができたのだろう。ラーメン博物館の北海道版みたいな感じで、ちょうど昼時とあってどの店にも行列が。並んでいるほどの時間はないので、いちばん待ち時間が短そうなお店で苫小牧ラーメンをずるずるっと食べて、女満別行きに搭乗。
 ANA4941便はB737-500での運航で、女満別までのブロックタイムは45分。快晴の新千歳を離陸すると進路を東にとって順調に飛行し、日高山脈、夕張山地、大雪山系を越えてゆきます。離陸後しばらくは右手に太平洋が見えますが、日の光を受けてまるで鏡のように輝いています。窓から見える湖などは真っ白に凍り付いているので形がとてもはっきりわかって、なんという湖だったかあとから地図で簡単に確認できます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819025043.jpg 鏡のように輝く太平洋。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819025047.jpg これから日高山脈越え。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819025052.jpg 完全凍結の糠平湖上空通過中。

 と言っている間にもうディセント開始。道東に入るとにわかに天候が崩れてきました。大雪で視界のきかない中をANA4941便は定刻13:05に無事到着。女満別空港を利用するのはこれが初めてです。到着後はすぐに連絡バスで網走駅に出て、14:31発緑行き普通列車4735Dに乗ります。これに乗って久しぶりに北浜駅を訪れます。隣のホームでは14:30発金華行き普通列車4666Dも待機中でした。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819025057.jpg 緑行き4735Dと金華行き4666D。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819025101.jpg やっと釧網本線に着いたよ~~。