毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

宗谷岬でタコしゃぶplease!(その1;出発)

▲改装工事真っ最中の青森駅。しかし新幹線新青森駅開業後の運命は?? さて、今日から今年の夏休みの旅日記を連載したいと思います。9月になってようやくとれた夏休みに訪れたのは日本最北端の宗谷岬。宗谷岬へ向けて、青森から出発します! というわけで、…

なつかしの上海浦江飯店(後編)

▲蘇州河に架かるガーデン・ブリッジのすぐ向こうが浦江飯店。 上海の浦江飯店、開業は1846年のこと。当初は「Richard's Hotel and Restaurant」、中国名は「礼査飯店」と呼ばれていました。経営は英国商人A.リチャード。1856年には外白渡橋が架かったのに伴…

なつかしの上海浦江飯店(前編)

▲中秋の月が懸かる黄浦江、そして対岸浦東地区の夜景。定番のワンショット。 僕にとって、上海という街はあまりなじみのない場所です。特に、浦東空港が開港し、APECが開かれ、浦東地区に次々と高層ビルが林立するようになって以降、その大都会ぶりに気後れ…

太宰治生誕100周年記念トリップ(その19;最終回)

▲夕闇迫る津軽平野にシルエットが美しい津軽富士・岩木山。 2009年9月3日、津軽平野に日が沈む。 五所川原から乗った快速「リゾートしらかみ5号」は、水田とリンゴ畑の広がる暮れなずむ津軽平野を走ります。朝から晩までずっと晴れ続けた一日というのは珍し…

太宰治生誕100周年記念トリップ(その18;くまげら編成again)

▲深い雪に覆われる厳しい冬を幾歳も経てきましたというような津軽五所川原駅。 2009年9月3日、五所川原にて。 五所川原駅の跨線橋を渡って、津軽鉄道のほうの改札から外に出ます。津軽五所川原駅の駅舎は、木造ではないですが、いかにも長年の風雪に耐えてき…

太宰治生誕100周年記念トリップ(その17;五所川原まで一枚)

▲津軽中里から津軽五所川原まで一枚。今はなつかしい硬券切符。 2009年9月3日、中里から五所川原まで。 津軽中里駅の窓口で五所川原までの切符を求めたら、なんと硬券でした。ごくあたりまえに硬券が使われているなんて、うれしい~~。M字形の鋏がぱちんと…

太宰治生誕100周年記念トリップ(その16;津軽中里駅ふたたび)

▲大胆な書体ですねえ、津軽中里駅駅名標。 2009年9月3日、津軽五所川原行き。 津軽中里駅前で僕を降ろした弘南バスは、金木、五所川原方面に向けて走り去りました。津軽中里駅前の閑散ぶり、寂れぶりは昼前にやってきたときと変わりません。 次の列車は16:38…

太宰治生誕100周年記念トリップ(その15;岩木山)

▲弘南バス「小泊漁協前」バス停。向こうは岸壁。 2009年9月3日、小泊をあとにして。 初めて訪れた小泊を去る時間がやってきました。イカの生干しを売っている商店の並びに小泊漁協があり、その前には広い岸壁があって、漁船がいくつも繋留されています。岸壁…

太宰治生誕100周年記念トリップ(その14;イカの生干し)

▲のれんが風にそよぐようにイカの生干し。 2009年9月3日、小泊港。 「小説『津軽』の像記念館」をあとにし、記念館と小泊小学校の間の道を抜けて小泊港へと歩きます。漁は朝のうちに終わったのか、港には小型漁船がたくさん繋留され、のどかな港の風景が広が…

太宰治生誕100周年記念トリップ(その13;太宰、タケと再会す)

▲「いま私のわきにきちんと坐つてゐるたけは、私の幼い頃の思ひ出のたけと、少しも変つてゐない。」 2009年9月3日、小説「津軽」の像。 太宰の頃には2時間かかっていたという中里から小泊までのバスは、今の所要時間は1時間10分ほどになっていて、僕が津軽中…

太宰治生誕100周年記念トリップ(その12;津軽中里駅)

▲今はつぶれたスーパーが併設されていた津軽中里駅の駅舎。 2009年9月3日、津軽中里駅。 津軽鉄道7レは11:10に終点津軽中里駅に到着しました。僕にとって初めての津軽中里駅での下車です。 津軽中里駅は有人駅。小さな改札口の脇に窓口があり、切符や定期券だ…

太宰治生誕100周年記念トリップ(その11;津軽中里へ)

▲芦野公園駅を走り去る10レ津軽五所川原行き。 2009年9月3日、津軽中里へ。 太宰治の面影を偲びながら静かな芦野公園をゆっくりと一回りして、芦野公園駅へ戻りました。途中、おばちゃんたちの団体とすれ違い、外の駐車場には大型バスが停まっていたので、そ…

太宰治生誕100周年記念トリップ(その10;選ばれてあることの……)

▲芦野公園の湖畔に経つ太宰像。マント姿がよく似合う。 2009年9月3日、太宰像。 さて、芦野公園の中を歩き始めます。平日の午前ですから園内にはほとんど人がいません。閑散とした印象さえ覚えます。北東北とは言え季節はまだ夏、芦野公園を覆う木々はまだま…