毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

瀬戸(05臼杵竹宵)

臼杵竹宵、秋の灯はほのかに(最終回;出水のツル)

▲一斉に舞い上がった出水のツルたち。 2005年11月8日(火)、出水のツル、そして帰京。 実は、出水には全国有数のツルの飛来地があると聞き、そこを訪れてみようとやってきたのです。青森出身の僕にとっては、ツルと言えば釧路湿原周辺に飛来するタンチョウヅ…

臼杵竹宵、秋の灯はほのかに⑯(キハ31)

▲朝もや晴れぬ早朝の人吉駅。 2005年11月8日(火)、人吉→出水。 前夜の宿泊はビジネスホテルでしたが、人吉は温泉場ということで、フロントの人の紹介で木造のレトロムード漂う「新温泉」へ行きました。しかしそばまで行ってみるとなにやら真っ暗。なんと第一…

臼杵竹宵、秋の灯はほのかに⑮(球磨川散策)

▲穏やかに流れる球磨川と色づき始めた紅葉の山々。 2005年11月7日、球磨川。 「しんぺい4号」は16:03に終点人吉に到着しました。僕は降りるやいなや改札を出て荷物をコインロッカーに預け、再び改札を抜けてホームへ戻りました。駆け込んだのは16:08発の1078…

臼杵竹宵、秋の灯はほのかに⑭(真幸駅)

▲矢岳方面へ登っていく本線とスイッチバックで入線する真幸駅のホームが一望できて気持ちよい。 2005年11月7日、真幸駅。 昨年2007年11月4日に、2年前の大畑駅に降りたときのことを記事にして以来、すっかり更新をさぼっておりました。その続きを久しぶりに…

臼杵竹宵、秋の灯はほのかに⑬(大畑駅)

▲線路が錯綜する大畑駅構内。左から登ってきてまた右へ登っていかなければならない。 2005年11月7日、大畑駅。 走り去る「しんぺい2号」のエンジン音が遠ざかると、山あいに再び静寂が降りてきました。 1909年の開業、開通から、1927年の出水、川内経由のル…

臼杵竹宵、秋の灯はほのかに⑫(矢岳越え)

▲大畑駅を出発し下り勾配へさしかかっていく「しんぺい2号」。 2005年11月7日(月)、矢岳越え。 日本三大車窓でいったん停車してくれた「しんぺい2号」は、矢岳トンネルを抜けてやがて矢岳駅に到着します。 駅舎は1909年開業当時のままか。 駅名標からして昔…

臼杵竹宵、秋の灯はほのかに⑪(しんぺい)

▲真幸駅を右奥に見ながら勾配を登る。 2005年11月7日、肥薩線。 嘉例川から乗ってきた普通列車4226Dは終点吉松に定刻どおりの11:38に到着しました。ここから11:42発の1254D「しんぺい2号」に乗り換えます。 「いさぶろう/しんぺい」がまだキハ31形だった頃…

臼杵竹宵、秋の灯はほのかに⑩(嘉例川駅)

▲肥薩線嘉例川駅、そして山間へ延びる鉄路。 2005年11月7日、嘉例川駅へ。 朝の妙見温泉は朝霧に包まれ、川の流れを聞きながらの散歩はいたって爽快。この霧が晴れれば青空が広がりそうな天気です。朝風呂に浸かり、朝食をもりもり食べて、妙見温泉「おりは…

臼杵竹宵、秋の灯はほのかに⑨(妙見温泉)

▲鬱蒼とした林に覆われた妙見温泉「おりはし旅館」。 2005年11月6日、妙見温泉。 都城から乗った6947Mを隼人で降りました。初めて降りる隼人駅は、九州新幹線開業に合わせて改装され、竹に覆われたおもしろいデザインの駅舎になっていました。ここから14:50…

臼杵竹宵、秋の灯はほのかに⑧(チキン南蛮)

▲いつ食べてもおいしい「おぐら」のチキン南蛮。 2005年11月6日(日)、宮崎でランチ。 雨を衝いて走った「にちりん1号」は定刻通り10:21に宮崎到着。こちらは雨は降っていません。 宮崎に来たなら食べなければならないものがあります。それは宮崎が発祥の地と…

臼杵竹宵、秋の灯はほのかに⑦(「彗星」なきあと)

▲早朝の臼杵駅は雨。 ▲「彗星」のヒルネ区間を引き継いだ「にちりん1号」。 2005年11月6日(日)、臼杵、雨。 「うすき竹宵」ののどかで美しい竹ぼんぼりの灯りに包まれた夜を過ごした翌日は、さらに南へ向かいます。 臼杵は朝からあいにくの雨。駅前の石仏さ…

臼杵竹宵、秋の灯はほのかに⑥(臼杵竹宵)

▲古い町並みを竹ぼんぼりの中を縫うようにそぞろ歩くのが「うすき竹宵」の楽しみ。 2005年11月5日、大分県臼杵市。 四国愛媛八幡浜からのフェリーは16:50、静かにゆっくりと、大分県の臼杵港に到着しました。 フェリーターミナルにはバスもタクシーもいなか…

臼杵竹宵、秋の灯はほのかに⑤(臼杵へ)

▲四国八幡浜港を出て臼杵へ向かう九四オレンジフェリー。 2005年11月5日、臼杵へ。 「労研饅頭」を手に入れたあとは、再び路面電車に乗って松山駅へ戻ります。13:18発の1061D特急「宇和海11号」に乗るのです。 その前にすることがあります。 松山に来たら必…

臼杵竹宵、秋の灯はほのかに④(松山銘菓)

▲松山の路面電車。ほんの偶然なんですが、車側に「一六タルト」の広告が付いてます。 「松山銘菓」というタイトルを見て「一六タルト」が思い浮かんだアナタ! それは、違います。松山にはもっとすばらしい、忘れてはならない銘菓があるのです!(あ、いえ、…

臼杵竹宵、秋の灯はほのかに③(いしづち5号)

▲松山の定番・道後温泉本館二階の大広間、が好きなんだな~(^-^)。 2005年11月5日(土)、坂出から松山へ。 坂出の駅構内の洗面所で身繕いをしたあとは、07:51の松山行き1005M特急「いしづち5号」に乗り換えます。本当は「サンライズ瀬戸」を終点の高松まで乗…

臼杵竹宵、秋の灯はほのかに②(四国上陸)

▲坂出を出発し終点・高松へラストスパートの「サンライズ瀬戸」。 2005年11月5日(土)、サンライズ瀬戸の朝。 サンライズツインで快適な一夜を過ごし、目が覚めてみると窓の外はもう明るくなっています。ブラインドを上げて外を見ると、いつの間にか出雲編成…

臼杵竹宵、秋の灯はほのかに①(サンライズ瀬戸)

▲東京駅21:50、9番線に「サンライズ瀬戸/出雲」入線。 10月に入り、猛暑酷暑だった日本各地もさすがに秋めいてきているのではないでしょうか。 秋のおまつりで好きなものがあります。それは大分県臼杵市で毎年11月の初めに行われる「臼杵竹宵」。大林宣彦監…