毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

名残の「彗星」、そして火祭り⑨(ラムネ温泉)

▲芹川に沿って温泉旅館が並ぶ長湯温泉。 2005年8月28日、豊後竹田駅→長湯温泉。 瀧廉太郎記念館から豊後竹田駅へ戻って自転車を返却し、駅前から長湯温泉行きのバスに乗ります。バスは駅の裏山を駈けのぼり、北上すること約50分、長湯温泉に到着です。 長湯…

名残の「彗星」、そして火祭り⑧(荒城の月)

▲豊肥本線豊後竹田駅。 2005年8月28日(日)、大分→豊後竹田。 前夜は臼杵石仏火祭りを見たあと大分に出て一泊したので、明けた28日は大分からスタートです。 大分駅で08:20発82D特急「ゆふ2号」を見送ったあと、08:30発豊肥本線豊後竹田行き普通列車4426Dに乗…

名残の「彗星」、そして火祭り⑦(臼杵石仏火祭り)

▲午後7時を過ぎると、松明が一斉に点る。 2005年8月27日、臼杵、日が暮れて火祭り。 国宝臼杵石仏の火祭りは、毎年8月の最終土曜日に行われています。もともと旧暦の7月24日の地蔵菩薩日に行われていたお祭りが、いつの頃からか豊作祈願、石仏供養、虫送りな…

名残の「彗星」、そして火祭り⑥(臼杵へ)

▲上臼杵駅。今も残る古い木造駅舎。 2005年8月27日、佐伯→別府→臼杵→黄飯。 佐伯からは10:07発の5006M特急「にちりん6号」で別府へ移動です。前日は「ドリームにちりん」で夜を明かしたので、初めて行って以来すっかり気に入ってしまった別府竹瓦温泉で汗を…

名残の「彗星」、そして火祭り⑤(重岡駅と「彗星」と)

▲長駆京都からやってきた寝台特急「彗星」南宮崎行き。 2005年8月27日、朝、重岡駅、暑い。 07:45頃、「きりしま&ひゅうが」仕様と思われるハデハデカラーの5002M特急「にちりん2号」が重岡駅を通過して行ってしまうと、重岡駅には一時間ほどの静寂が訪れま…

名残の「彗星」、そして火祭り④(重岡駅)

▲緑に吸い込まれるように重岡駅を走り去る延岡行き普通列車2725M。 2005年8月27日06:40、南延岡からの普通列車はついに重岡駅に到着しました。 列車を降り、去っていく2720Mを見送ります。 ▲ついに念願の重岡駅に降り立ち、2720Mが大分へ向けて出発するのを…

名残の「彗星」、そして火祭り③(南延岡→重岡)

▲南延岡始発大分行き普通列車2720M。先頭車はクモハ457-6、デカ目です。 2005年8月27日(土)、早朝、南延岡駅。 そういうわけで、重岡駅再訪を実現させるべく今回の旅に出発したのですが、いかんせん、重岡駅、非常に行きにくいです。 大分の重岡駅、その次の…

名残の「彗星」、そして火祭り②(映画「なごり雪」)

▲2005年8月27日、重岡駅。この木造駅舎は今はもうなくなったとか。 このレポートを書き進めるに当たって、少し説明的に書かねばならないことがあります。 それは、映画「なごり雪」のこと。少し長くなりますが、しんぼうして読んでいただければうれしいです…

名残の「彗星」、そして火祭り①(出発)

▲東京駅にて、博多行き最終の「のぞみ」。わくわく。 2005年8月26日(金)、東京駅。 おととし(2005年)の夏休みに出かけた九州旅行のことを書こうと思います。 この年の夏も、なかなかの猛暑でした。猛暑なのになぜに敢えて南へ向かったか、それにはもちろん理…

WELCOME TO THE ROSE GARDEN

2006年6月5日、旧古河庭園。 「WELCOME TO THE ROSE GARDEN」、そういうタイトルのCDがあったなあと思い出してみると、ああそうだ、フュージョンの大御所T-SQUAREが2002年に出したアルバムでした。 それはどうでもいいとして、去年(2006月)の6月、東京都北区…

岩木山とトタン屋根

▲空から見る岩木山と津軽平野。真ん中を貫くのは岩木川。 2006年6月3日、青森行きチャーター便。 去年の6月に瀋陽から青森へ帰省した時のことを書きます。 もともと瀋陽発成田行きのCZ627便でまず成田へ飛び、羽田から青森行きに乗って帰ろうと計画をしてい…

夏の津軽は「あけぼの」で⑨(「つがる」と「日本海」)

▲青森駅4番線に入線した「日本海2号」に牽引機が接近。リンゴのオブジェ(電話)もあるでよ。 2005年7月18日(月)、海の日、青森最終日。 蔦温泉のもう一つの楽しみは、ブナの原生林の中の沼めぐりです。 蔦温泉の周囲には蔦沼、鏡沼、月沼、長沼、菅沼、瓢箪…

夏の津軽は「あけぼの」で⑧(蔦温泉でホタル)

▲南八甲田、蔦温泉に到着~。 2005年7月17日、蔦温泉。 蟹田から青森へ戻ってきてお昼。お昼は僕の帰省時の定番、ラーメン屋「味の札幌」の味噌カレーバターラーメン。ウマイ。暑い夏に食べるとまたひときわウマイ。おかわりしたい。 おなかもいっぱいになっ…

夏の津軽は「あけぼの」で⑦(雪の溶け込んだ海)

▲観瀾山から見渡した蟹田町(現外ヶ浜町蟹田地区)。蟹田川はちらりと河口が見えるだけ。 2005年7月17日、灼熱、蟹田。 太宰は「津軽」の中で、行こうと決めた津軽周遊の最初の目的地として蟹田を選び、友人のN君を訪ね、ともに蟹田の観瀾山へ登ります。「津…

夏の津軽は「あけぼの」で⑥(風の町・蟹田)

▲宿の窓から眺めた朝の龍飛漁港。夏霞であまり遠くは見えないです。 2005年7月17日(日)、龍飛崎、朝。 龍飛崎で朝を迎えました。宿の部屋の窓から朝7時前の龍飛漁港が見下ろせます。この日の天気も上々。また暑くなりそうです。 ▲穏やかに日の光を映す平舘海…

夏の津軽は「あけぼの」で⑤(ごらんあれが龍飛岬)

▲ごらんこれが龍飛灯台、北のはずれと~。 2005年7月16日、龍飛崎。 宿に荷物を落ち着けてまだ18時過ぎ。日はまだ長いので、宿の前から龍飛埼灯台まで散歩をする時間は十分にあります。 宿から龍飛灯台に向けてゆるく坂になった道をのんびり歩いていきます。…

イエローウオーターメロン、その中身。

▲中国遼寧梁山のイエローウオーターメロン。 ここまで引っ張ってくるほどたいしたネタではなかったのですが、中国遼寧省梁山のイエローウオーターメロン、その中身の色は???? じゃーーん、赤でした!ヽ(^。^)丿 え、赤じゃつまらない? うえーーーん(T_T)…

夏の津軽は「あけぼの」で④(金木から三厩へ)

▲金木駅のホームではアジサイが満開。SMAP香取くんの「夢のキャンバス号」も健在。 2005年7月16日、金木から三厩へ。 金木駅からは13:39発の14レで五所川原へ戻ります。津軽平野は昼を過ぎてますます暑さを増し、ホームに咲くアジサイの花の色がひときわ際立…

夏の津軽は「あけぼの」で③(津鉄で金木)

▲夏の奥羽本線川部駅。隣の「撫牛子」は難読駅。 さて、一夜明けて2005年7月16日(土)、この日も青森はじりじりと朝からヒートアップです。 この日は青森駅からスタートして、まずは太宰治のふるさと金木へ行こうと思います。 青森から08:33発弘前行き普通列…

夏の津軽は「あけぼの」で②(青森駅で見かけた列車たち)

▲青森ベイブリッジ。この橋がないほうが青森駅は風情があった。 2005年7月15日(金)、青森駅。 寝台特急「あけぼの」で青森へ帰省してきましたので、この日は実家でのんびり過ごします。 駅前へおみやげやら何やら買い物に出かけたあと、青森駅へ立ち寄ってみ…

夏の津軽は「あけぼの」で①(いきなり乗り遅れ)

▲寝台特急「あけぼの」(青森駅にて)。 2005年7月14日(木)夜9時半過ぎ、都内某所の職場。 2005年7月18日(月)は「海の日」で土日月と三連休なので、15日(金)に休みをとって、木曜日の夜行で東京を出発し帰省することにしました。 乗りたい列車は上野発21:45の…

イエローウオーターメロン

▲カボチャに見えなくもないですが、イエローウオーターメロン。 2007年5月19日、瀋陽から西へ160㎞ほどのところにある阜新というところへ行ってきました。 面積10,355k㎡の阜新市の人口は約193万人。東京都23区の面積が621k㎡、大阪市が221k㎡、仙台市で788k…

【社説】津軽鉄道写真集発売!

津軽鉄道沿線を舞台にした連載漫画が始まるという記事を5月9日に書きましたが、その後どうなっているでしょう。快調連載中でしょうか。 今度は津軽鉄道を応援する写真集が発売になるそうです。地元紙「東奥日報」Web版から記事を転載させていただきます。個…

「彗星」、関サバ、それから臼杵⑥(前略)

▲雨のそぼ降る下灘駅へ。 2005年5月1日(日)、松山。 前日の晩は松山一の繁華街「大街道」の近くにある伊予ポジョ専門店で愛媛の地鶏「伊予ポジョ」に舌鼓を打ち早々に休んだのですが、一夜明けてみると松山はひどい雨。 ありゃー せっかく「下灘駅」に行こう…

「彗星」、関サバ、それから臼杵⑤(歴史の町臼杵)

2005年4月30日午後2時過ぎ、臼杵散策。 川向こうにフンドーキン醤油の工場を眺めたあとは、川から離れて歴史の町臼杵をそぞろ歩きます。 八坂神社の境内をのんびり抜けると臼杵図書館があり、その隣は稲葉家下屋敷です。1871(明治4)年の廃藩置県で城を失い東…

「彗星」、関サバ、それから臼杵④(セキサバ)

▲フンドーキン醤油の工場はインパクト大。 2005年4月30日、大分臼杵。 石仏、満月寺と汗ばむ陽気の中をたっぷり歩いたあとは、臼杵三大名園の一つ春光園を眺めながらの贅沢な昼食といきましょう。 もとは臼杵藩主稲葉家の目付け役であった家老稲川氏の屋敷で…

「彗星」、関サバ、それから臼杵③(臼杵満月寺)

▲石仏の眼前に広がる広場。この向こう、橋を渡った先が満月寺。 2005年4月30日、大分臼杵。 前回臼杵の石仏に来たのは04年の11月、しかも天気のあまりすぐれない日の夕方近くだったのでどうも冬枯れた感じばかりでしたが、今回はすでに濃さを増した青々とし…

「彗星」、関サバ、それから臼杵②(臼杵まで)

▲臼杵石仏を覆う濃さを増した新緑たち。 西へ向けてひた走る寝台特急「彗星」のB寝台で、岡山あたりで眠り込み、下関や門司での機関車交換にもまるで気づかず、あっという間に一夜が明けて、4月30日(土)の06:40、早くも別府に到着しました。できることなら南…