毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

ライラック(05道北道東)

はじめての「SL冬の湿原号」⑪(釧路湿原)

▲「SL冬の湿原号」から。釧路湿原に沈み行く太陽。 2005年1月23日、SL冬の湿原号、川湯温泉→釧路。 川湯温泉に到着した「SL冬の湿原号」が釧路への折り返し準備をする間、乗客たちは思い思いにホームで写真を撮ったり、駅舎内での出迎えイベントを楽しんだり…

はじめての「SL冬の湿原号」⑩(C11-171)

2005年1月23日、川湯温泉駅。 ついに、「SL冬の湿原号」がやってきました。 川湯温泉駅での出迎えの準備が整い、「鉄」な人たちもそうでない人たちもホームにずらりと並んでその登場を待ち受けます。なにしろ日本でナマの走っているSLを近くで見るのは初めて…

はじめての「SL冬の湿原号」⑨(川湯温泉)

2005年1月23日、いよいよ(というかやっとというか)SL間近。 知床半島ウトロ温泉で朝を迎えました。知床のほうへは学生時代に一度来たことがあるだけですが、今回はどこも観光や散策をする時間はありません。新たに世界遺産に登録されて、今はきっと四季を…

はじめての「SL冬の湿原号」⑧(オホーツク海)

▲北浜駅を出発する緑行き普通列車4735D。 2005年1月22日、網走→北浜→ウトロ。 タイトルとはウラハラに、「SL冬の湿原号」が全然登場しないまま8回目を迎えてしまったこの旅レポ、やっと釧網本線にはたどりつきました(汗)。 稚内からの4735Dに乗ってやってき…

はじめての「SL冬の湿原号」⑦(稚内→網走)

▲北海道の大地の雪景色。ANA4924便の機内から。 2005年1月22日、稚内→新千歳→女満別→知床。 強い横風の中を無事離陸したANA4924便は日本海の海岸に沿って(つまり羽幌線のルートってことですね)南下します。ボンバルディアDHC8-Q300のプロペラ音を耳にしな…

はじめての「SL冬の湿原号」⑥(宗谷岬)

▲宗谷丘陵から見下ろす宗谷岬。激しい雪にサハリンは望むべくもない。 2005年1月22日、宗谷岬。この記事、長いです。 ついに来ました、日本最北端、北緯45度31分14秒、宗谷岬。気温は氷点下9℃。海から強風、地吹雪、寒いです。まだ朝8時、他にはもちろん誰も…

はじめての「SL冬の湿原号」⑤(稚内)

▲地吹雪に晒されるがままになっている稚内駅ホーム。 2005年1月22日、稚内、朝6時。 まだ明け初めぬ稚内にはこの日も朝から強い風が吹き、前を向いては歩けないほどの地吹雪。それなのに何を好きこのんで外へ出かけてしまうのか。体を前屈みにして、歯を食い…

はじめての「SL冬の湿原号」④(稚内到着)

2005年1月21日、稚内へ。 宗谷本線を名寄から走ってきた4329Dの道のりも終わりに近づいてきた15:14、幌延に到着です。幌延ではラストスパートのために息を整えるかのように22分も停車します。 かつてはここから留萌まで羽幌線が延びていました。いつか乗りた…

はじめての「SL冬の湿原号」③(天塩中川の思い出)

↑宗谷本線糠南~雄信内間の天塩川。一分の隙もなく凍っている。 2005年1月21日、天塩中川の思い出。 13:55、定刻に音威子府駅を出た列車は、天塩川に寄り添うようにして走ります。天塩川はすっかり凍り付いていて、誰にも踏み荒らされないままの真っ白い帯と…

はじめての「SL冬の湿原号」②(名寄→音威子府)

↑音威子府駅、跨線橋、降りしきる雪。 2005年1月21日、名寄→音威子府。 名寄からは稚内行き普通列車4329D、キハ54形の単行で最北端を目指します。冬季は智東駅は通過ですが、夏季はちゃんと停車するので、名寄~稚内間を直通する列車でしかもひと駅も飛ばさ…

はじめての「SL冬の湿原号」①(羽田空港→名寄)

2005年1月21日(金)、羽田空港。 毎年1月20-23日あたりの土日にそのシーズンの運行を開始する「SL冬の湿原号」。冬の釧路湿原、タンチョウヅル、オホーツク海、そんなイメージが重なって、いつかは乗ってみたいと思っていたのですが、それがようやく実現した…