毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

日本海(06晩秋ニッポン)

「日本海」でいったりきたり(その31;雪の青森空港)

▲上野から「あけぼの」をひっぱってきたのはEF81-138。 2006年11月30日と12月2日、最終回。 今を去ること約2年半前の寝台特急「日本海」を使っての旅を30回にわたって連載してきましたが、今日が最終回です。 旅も休暇も終わりに近づき、最後の数日は青森の…

「日本海」でいったりきたり(その30;青森帰着)

▲青森駅1番線で出発を待つ上り寝台特急「あけぼの」。 2006年11月29日、青森帰着。 雨の奥入瀬渓流を楽しんだあと銚子大滝から乗り込んだJRバス「おいらせ号」は、13時ちょうどに八戸駅西口に到着しました。それからはいつもの定番、八戸市民の台所「八食セ…

「日本海」でいったりきたり(その29;晩秋の奥入瀬渓流)

▲奥入瀬渓流雲井の滝。迫力あります。 2006年11月29日、雨の奥入瀬。 蔦温泉を発つときに青空が広がっていたので、やっと晴れたーと喜び勇んで、蔦温泉発08:50の十和田湖行きJRバスに乗りました。これから奥入瀬渓流を歩きます。 奥入瀬渓流散策の一般的なコ…

「日本海」でいったりきたり(その28;泉響の湯)

▲梁の高さが12mもある「泉響の湯」。 2006年11月29日、青空が見えた。 蔦温泉での一夜が明けました。温泉旅館の醍醐味の一つは朝風呂であるからして、朝食前に朝風呂へ出かけます。 蔦温泉旅館には風呂場が2ヶ所あります。一つは「久安の湯」といい、時間帯…

「日本海」でいったりきたり(その27;蔦沼)

▲南八甲田に位置するブナの原生林に抱かれた一軒宿・蔦温泉旅館。 2006年11月28日、雨の蔦沼。 八戸駅西口から乗った十和田湖行きのJR東日本バス「おいらせ号」は、道の駅「とわだ」で休憩停車をしたあと国道4号線から国道102号線へ入り、十和田湖温泉を抜け…

「日本海」でいったりきたり(その26;県境を二度越えて)

▲田沢湖駅に滑り込む「こまち12号」。「寄り目」ですね。 2006年11月28日、朝風呂っていいですよね。 乳頭温泉郷「妙乃湯」での一夜が明けました。温泉宿のいいところは、自宅ではめったに入ることのない朝風呂を堪能できること。この日も天候はすぐれないよ…

「日本海」でいったりきたり(その25;いぶりがっこときのこ汁)

▲秋田と言えば「いぶりがっこ」。 2006年11月27日、「妙乃湯」の夕食。 温泉宿で温泉に浸かったらその次の楽しみはと言えばやはり食事でしょう。 「日本海1号」から秋田内陸縦貫鉄道、田沢湖線、そしてバスを乗り継いでやってきた体を「金の湯」「銀の湯」の…

「日本海」でいったりきたり(その24;乳頭温泉郷へ)

▲新幹線と各駅停車が共存する角館駅。 2006年11月27日、妙乃湯。 雨の中を駆け足で角館を散策して駅に戻り、今度はJRの列車に乗ります。12:49発の3016M「こまち16号」です。ホームには標準軌に対応した701系5000番台の列車が停まっていますが、これは12:05に…

「日本海」でいったりきたり(その23;雨の角館)

▲角館の武家屋敷通りを彩る晩秋の紅葉。 2006年11月27日、武家屋敷と紅葉。 春の新芽が我先にと吹き出しているこの時期に紅葉ネタもどうかと思いますが、お許しください(^_^ゝ。 秋田内陸縦貫鉄道を走破して角館に到着しましたが、時間はまだ朝9時。まずはひ…

「日本海」でいったりきたり(その22;内陸線完乗)

▲三角屋根の阿仁合駅。腕木式信号機もあります。 2006年11月27日、眠くなってきた。 鷹巣駅から秋田内陸縦貫鉄道角館行き普通列車105Dに乗って44分、沿線の中心地であり秋田内陸縦貫鉄道の本社所在地でもある阿仁合駅に到着しました。阿仁合では10分の停車で…

「日本海」でいったりきたり(その21;「鷹ノ巣」と「鷹巣」)

▲「日本海1号」、鷹ノ巣に到着。 2006年11月27日(月)、まだ雨。 上野なり大阪なりから寝台列車に乗れば、僕が降りるのは青森とだいたい決まっているわけですが、青森の実家にはもう帰っちゃったし、今は「帰省」ではなく「旅行」モードになっているので、前…

「日本海」でいったりきたり(その20;今度は「日本海1号」)

▲加賀温泉駅で追い抜かれ待ち停車中の「日本海1号」青森行き。 2006年11月26日、雨。 高松では雨はいよいよ本降りです。高松駅で連絡船うどんを食べた以外に駅の外へ出なかったのはこの雨のせいもあります。連絡船うどんも食べちゃったし、14:43発の3160M快…

「日本海」でいったりきたり(その19;じゃこ天うどん)

▲松山と言えばじゃこ天うどん。食べたい~。 2006年11月26日、じゃこてん~~♪。 早朝から約3時間にわたる予讃線海めぐりショートトリップを終えて松山駅に戻ってきました。次は 11:18発の16M特急「しおかぜ16号」・1016M特急「いしづち16号」に乗って松山を…

「日本海」でいったりきたり(その18;瀬戸内海に沿って)

▲予讃線の絶景駅「下灘駅」。 2006年11月26日、予讃線ジグザグ行。 優等列車が来なくなって久しい予讃線の海沿いの区間を途中下車しながらめぐっています。この日最初に降りた喜多灘駅でぼんやりすること14分、伊予大洲発の松山行き普通列車724Dがやってきた…

「日本海」でいったりきたり(その17;喜多灘駅へ)

▲早暁の松山駅で発車を待つ625D。 2006年11月26日(日)、早起き。 前夜は早々に休み、早起きです。駅前のビジネスホテルに部屋をとっていたので、起きてしまえば駅まではすぐです。まだ真っ暗で、写真も夜中に撮ったような感じですが、れっきとした朝。11月の…

「日本海」でいったりきたり(その16;初めての「いよてつ」)

▲初めて乗った路面電車じゃない伊予鉄道は700系電車。 2006年11月25日、「いよてつ」横河原線。 「日本海2号」、「こだま635号」、「しおかぜ5号」と乗り継いではるばるやってきましたのは愛媛県の県庁所在地・松山。松山は僕のお気に入りの場所ですので、こ…

「日本海」でいったりきたり(その15;「ばらずし」)

▲岡山のうまいもの「ばらずし」。 2006年11月25日(土)、岡山乗り換え。 大阪駅3・4番線ホームでは「日本海2号」と「銀河」が肩を並べました。この列車は今はどちらもありません_| ̄|○。 さて、「銀河」から降りてきたのは今回の旅の連れ。東京に住んでいる…

「日本海」でいったりきたり(その14;「日本海2号」と急行「銀河」)

▲早朝の大阪駅に到着した「日本海2号」。 2006年11月25日(土)、大阪駅。 高熱にうなされている僕は、16:45の発車時間を待たずに「日本海2号」A寝台車のふとんの中にもぐりこみ、何度も夢と現の間を行き来しながら眠り通しました。せっかくの開放式A寝台車初…

「日本海」でいったりきたり(その13;オロネ24-5)

▲いよいよ「日本海2号」のA寝台車に入ります! 2006年11月24日(金)、高熱でダウン。 風邪をひいて高熱を出したまま寝台特急「日本海2号」に乗るハメになってしまったワタシ。いよいよ12号車の開放式A寝台車に乗り込みます。 デッキから車内へ入る最初の扉に…

日本海」でいったりきたり(その12;上り「日本海2号」)

▲青森駅4番線で発車を待つ「日本海2号」。最後尾は電源車カニ。 2006年11月24日(金)、風邪ひいた。 さて、青森の実家でのんびりするのはこの日まで。24日の夕方からは青森を離れて旅に出ます。 そのトップランナーに選んだのは、4002レ特急「日本海2号」。200…

「日本海」でいったりきたり(その11;八戸線)

▲この日の最後にようやく出会えたタラコちゃん。 2006年11月23日、八戸線ショートトリップ。 青い森鉄道の3513Mは、14:56に終点八戸に到着しました。南部名物「つつけ」を一抱え持っていてすごく重いのでこのまま家に帰ろうかなとも思いましたが、八戸線に15…

「日本海」でいったりきたり(その10;「つつけ」)

▲三戸駅2番線ホームで発車を待つ八戸行き3513M。三戸始発の列車があるのは国鉄時代から。 2006年11月23日、三戸途中下車。 実は三戸駅で降りたのは郷愁に駆られたからでもふるさとに帰りたかったからでもありません。母親に用事を頼まれていたからなんです(^…

「日本海」でいったりきたり(その9;ふるさと三戸)

▲IGR7000形車両の車内。ロングシートとボックスシートが同居してます。 2006年11月23日、岩手青森の県境を越えて。 小繋から乗ったIGRいわて銀河鉄道の八戸行き普通列車4531Mは、ロングシートとボックスシートが交互に並んでいます。車内に乗客は少なく、快…

「日本海」でいったりきたり(その8;小繋駅を発つ)

▲小繋駅のホームから二戸方の大カーブを望む。 2008年11月22日に連載第7回の記事をアップして以来長く休載していたこのシリーズ、今日から再開です(^^)。前回は、映画「待合室」の舞台となりロケ地となったIGRいわて銀河鉄道の小繋駅を訪れたところで終わっ…

「日本海」でいったりきたり(その7;映画「待合室」)

▲IGRいわて銀河鉄道の自動券売機で買った切符。 更新が遅れていてスミマセン。今、日本に来ています。今日は更新ができそうなのでがんばります。久しぶりの更新なので長文です(^_^ゝ。 2006年11月23日(木)、勤労感謝の日。 八戸からIGRいわて銀河鉄道の快速…

「日本海」でいったりきたり(その6;北福岡駅)

▲「きらきらみちのく」、久しぶりに見たような。 2006年11月23日(木)、勤労感謝の日。 「つがる12号」を降りて隣のホームへ移ると、そこには11:19発の9727D快速「きらきらみちのく下北」が発車を待っています。「きらきらみちのく」、久しぶりに見かけたよう…

「日本海」でいったりきたり(その5;野辺地にて)

▲下北交通バス「有戸」バス停。 2006年11月23日、野辺地から八戸へ。 陸奥湾から這うように下北半島の付け根を吹きすぎる暴風にあおられ、海岸線に出ていられたのも束の間、ほうほうの体で国道へ戻り、野辺地方面行きのバス停を探します。さいわいバス停には…

「日本海」でいったりきたり(その4;有戸ってのは風の町だね)

▲「風」の標識が大湊線の厳しさを物語る(有戸駅にて)。 2006年11月23日、大湊線。 青森を07:10に発車した八戸行き普通列車566Mは、大湊線の起点・野辺地駅に定刻07:53に到着しました。しかし、到着前の車内放送で無情にも「大湊線は強風のため運転を見合わ…

「日本海」でいったりきたり(その3;青森駅西口)

▲意外と知られていない(意外じゃないか?)青森駅西口。よく見ると三角屋根でかわいいかも。 2006年11月23日(木)、勤労感謝の日。 休暇をのんびり実家で過ごし、そろそろ飽きてきたので旅に出ます(^^)。 まずはこの日は、地元でありながらなかなか足が伸び…

「日本海」でいったりきたり(その2;青森へ)

▲東京駅23番線に入線した「はやて・こまち23号」。 2006年11月20日(月)、東京→青森。 東京には土日と二日ほど滞在し、それから実家のある青森へ帰ることにしました。一番手は東京駅発14:56の「はやて・こまち23号」です。 やってきたのは東京駅23番線。平日…