毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

「彗星」、関サバ、それから臼杵②(臼杵まで)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818110859.jpg ▲臼杵石仏を覆う濃さを増した新緑たち。


 西へ向けてひた走る寝台特急「彗星」のB寝台で、岡山あたりで眠り込み、下関や門司での機関車交換にもまるで気づかず、あっという間に一夜が明けて、4月30日(土)の06:40、早くも別府に到着しました。できることなら南宮崎まで乗り通したいところですが、今回はここで下車です。この時点で廃止がわかっていたら終点までの乗り通しを検討したところですが、この時点ではJR西日本やJR九州からはそのような情報は一般には出回っていませんでした。

 別府で「彗星」を降りて先頭へ回ると、牽引機はサーモンピンク(ローズピンクとどちらのほうがいいんですかね?)のままのEF81-409機でした。門司で交換せずにずっと牽っぱってきてくれるのですね。しかしヘッドマークはありません。なーーんだ、がっかり。(でも、あとで知ったのですが、大分でもう一回機関車交換があり、大分~南宮崎間はヘッドマーク付きのED76が牽引するのだそうですね。)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818110904.jpg ▲別府駅にて、オリジナル色で下関から牽引してくれたEF81-409。

 この日の目的地は臼杵ですが、せっかく途中で別府を通るのだから、夜行列車の汗を流しに温泉へ行かない手はありません。2004年の寝台特急「富士」の旅の時と同じように、別府駅から徒歩数分のところにある竹瓦温泉へ行きました。まだ早朝だというのに、さすがGW、フェリーで渡ってきたと思われるライダーさんたちなどで混んでいましたが、いつもながらの熱ーい湯にたっぷり浸かってゆでだこ状態になるとまあその風呂上がりのさっぱりすること!これで料金100円なんだから竹瓦温泉、大好きです。

 別府で竹瓦温泉に入ったあとは08:50発の5003M特「にちりん3号」で臼杵へ向かいます。なんとなんと、この「にちりん3号」、国鉄色ではありませんか~(^-^)。しかもクハ(クモハ)の側面には「JNR」のマークが何の手も加えられずにしっかり残っているではないですか。なんか、すごく懐かしい~。ヘッドマークがJR九州仕様だというのが少々残念。せっかくだから「にちりん」の絵柄マークにしてほしいものです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818110908.jpg ▲なんと!側面には「JNR」のマークがちゃんと残っているではないか!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818110914.jpg 大分ではさっそく7分停車。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818110919.jpg 宮崎空港まで所要3時間半。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818110924.jpg ▲「にちりん3号」の先頭に初夏の日射し。絵柄ヘッドマークがほしいところ。

 別府からわずか49分で臼杵に到着。駅前で石仏さまがお出迎えです。お天気、バツグン。まずは駅前からバスに乗って、石仏さまたちに「また来ましたよ」と言いに行きましょう。

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▲臼杵駅前には大きな石仏さまのレプリカが。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818110928.jpg ▲臼杵駅。特急「にちりん」一時間おき!で臼杵も便利に(笑)。