はじめての「SL冬の湿原号」①(羽田空港→名寄)
2005年1月21日(金)、羽田空港。
毎年1月20-23日あたりの土日にそのシーズンの運行を開始する「SL冬の湿原号」。冬の釧路湿原、タンチョウヅル、オホーツク海、そんなイメージが重なって、いつかは乗ってみたいと思っていたのですが、それがようやく実現した二年前、2005年1月の北海道旅行をレポートします。
JR北海道の看板SL列車「SL冬の湿原号」に初めて乗るべく、1月21日の金曜日に休みをとって、金土日と北海道へ行くことにしました。釧路~標茶間を運行する「湿原号」、運行シーズン最初の二日間だけは川湯温泉まで延長されるのでその日を狙っての出立です。
トップバッターは羽田06:30発新千歳行きJAL1001便。朝6時に羽田入りするのはなかなかしんどい。前日も遅くまで残業だったというのに最寄り駅のJR常磐線三河島駅04:49発の初電上野行きに乗ってなんとか間に合うという感じ。この時間では冬の羽田空港はまだ夜は明けず、東の空に朝焼けが美しく見えていました。
この日のJAL1001便、新千歳行きの一番手の機材はB747-400。ふだん飛行機に乗ることがあるとしても羽田~青森線ばかりの僕にとってジャンボジェットはめったに乗れない貴重品。いつ以来ぶりか思い出せないぐらい久しぶりに乗りました。
まだまだラッシュアワーには遠い06:30、JAL1001便は定刻通り出発し、きっちり一時間半かけて、午前8時に快晴の新千歳空港に到着しました。素晴らしい天気ですが、まだ日ものぼったばかりで、滑走路やエプロンに残る雪はまだがっちりと凍ったままで寒さを感じさせます。
まだまだラッシュアワーには遠い06:30、JAL1001便は定刻通り出発し、きっちり一時間半かけて、午前8時に快晴の新千歳空港に到着しました。素晴らしい天気ですが、まだ日ものぼったばかりで、滑走路やエプロンに残る雪はまだがっちりと凍ったままで寒さを感じさせます。
JAL1001便、定刻新千歳到着。
新千歳空港08:16→札幌09:06。
新千歳空港からいよいよ鉄路による移動がスタート。目指すは稚内、そのトップランナーは新千歳空港08:16発小樽行き721系普通列車741Mです。札幌着は09:06ですが、列車はこのあと3742M区間快速「いしかりライナー」となって小樽を目指します。
平日の朝の混雑は札幌も例外ではありません。その混雑をすり抜け、上野からの1レ寝台特急「北斗星1号」が4分ほど遅れて4番線に長い編成で入ってくるのを眺めながら、2001M特急「ライラック1号」に乗り換えます。おなじみラベンダーカラーの781系の4両編成。「スーパーホワイトアロー」に主役を明け渡したと言っても、「ライラック1号」は線形の良い札幌~旭川間をみごとに疾駆し、定刻11:00に旭川に到着しました。
平日の朝の混雑は札幌も例外ではありません。その混雑をすり抜け、上野からの1レ寝台特急「北斗星1号」が4分ほど遅れて4番線に長い編成で入ってくるのを眺めながら、2001M特急「ライラック1号」に乗り換えます。おなじみラベンダーカラーの781系の4両編成。「スーパーホワイトアロー」に主役を明け渡したと言っても、「ライラック1号」は線形の良い札幌~旭川間をみごとに疾駆し、定刻11:00に旭川に到着しました。
旭川まで来ると、空気の冷たさがぐっと増して顔や耳に触れてきりきりと痛むようになってきます。空は抜けるような青空で太陽も照っているというのに痛みが伴うほどの寒いというのが道央の冬の厳しさです。
函館本線のホームからだいぶ離れた向こうに、富良野線のホームが見えています。富良野線にはなぜだか今まで一度も乗ったことがありません。北海道の未乗車区間は富良野線と江差線と札沼線下徳富・新十津川間のみなのですが、どうして富良野線にまだ乗っていないのだろう……?
函館本線のホームからだいぶ離れた向こうに、富良野線のホームが見えています。富良野線にはなぜだか今まで一度も乗ったことがありません。北海道の未乗車区間は富良野線と江差線と札沼線下徳富・新十津川間のみなのですが、どうして富良野線にまだ乗っていないのだろう……?
旭川11:14→名寄12:32。
旭川からいよいよ宗谷本線へ、稚内までの約260㎞を快速列車と普通列車で北上します。
まずは旭川11:14発の名寄行き3321D快速「なよろ1号」。JR北海道のコーポレートカラー・黄緑色の帯をまとったキハ40形の2両編成。
旭川と名寄を結んで一日四往復する快速「なよろ」は意外に停車駅が少なく、最速1時間18分で走り切っています。その最速列車というのが「なよろ1号」で、旭川を出ると、永山、比布、和寒、剣淵、士別と停まって終点名寄です。
まずは旭川11:14発の名寄行き3321D快速「なよろ1号」。JR北海道のコーポレートカラー・黄緑色の帯をまとったキハ40形の2両編成。
旭川と名寄を結んで一日四往復する快速「なよろ」は意外に停車駅が少なく、最速1時間18分で走り切っています。その最速列車というのが「なよろ1号」で、旭川を出ると、永山、比布、和寒、剣淵、士別と停まって終点名寄です。
士別では324D名寄行きと交換。
名寄のホームへ降りると、旭川にも増して寒さが厳しくなってきたのがはっきりわかります。しかし、冷え込みは厳しいけれど、まだ青空がのぞいています。
名寄駅に到着した「なよろ1号」は、19分の休憩の後、12:51に「なよろ6号」(3324D)として折り返します。そして僕は、宗谷本線名寄~稚内間を一駅も飛ばさずに全駅にきっちり停車する唯一の普通列車4329Dに乗り換えて、稚内を目指します。
名寄駅に到着した「なよろ1号」は、19分の休憩の後、12:51に「なよろ6号」(3324D)として折り返します。そして僕は、宗谷本線名寄~稚内間を一駅も飛ばさずに全駅にきっちり停車する唯一の普通列車4329Dに乗り換えて、稚内を目指します。
名寄に到着。