桃の花が咲きました
2007年4月14日、中国瀋陽。
北国・瀋陽にも花の咲く季節がやってきたようです。
今日は午前中は時折小雨がぱらつく不安定な天気でしたが、午後は青空も少し出てきたので、近くの公園へ行ってきました。瀋陽は今、桃の花が六分から七分咲きと言ったところです。
なにしろ日本人は桃の花を見慣れていないので、一見桜のようにも見えるのですが、中国人に聞くとみんな言葉をそろえて「あれはタオホワ(桃花)だ」と言います。「京桃」という桃の花なのだそうです。「桃源郷」や「桃花源記」など、中国人にとってはやはり桃が身近な花なのでしょう。
なにしろ日本人は桃の花を見慣れていないので、一見桜のようにも見えるのですが、中国人に聞くとみんな言葉をそろえて「あれはタオホワ(桃花)だ」と言います。「京桃」という桃の花なのだそうです。「桃源郷」や「桃花源記」など、中国人にとってはやはり桃が身近な花なのでしょう。
これは桜なのか桃なのか。
まだつぼみも多いです。
桃の花が咲く頃、一緒につぼみを開く花が、レンギョウです。日本でも見かけますが、中国では公園や道路脇や集合住宅の敷地や、とにかく至る所で見かけます。そのレンギョウも、まだまだつぼみは多いですが、そろそろほころんだものも出てきているようでした。
咲き始めのレンギョウ。
レンギョウもまだつぼみが多い。
そして中国と言えばヤナギの木ですね。こちらでは楊柳と言いますが、これもようやく新芽が出てきたようです。遠目に見るとしなやかな枝が緑に煙るようになってきました。楊柳は、これから葉がどんどん伸びてきて、やがて「柳絮」という綿毛が出て、タンポポの綿毛のように街じゅうに飛散します。目やら鼻やら口やらに入って困るので最近は楊柳は街路樹にしないようにというお達しも出ているようですが、柳絮が吹雪のように風に舞うのは、中国の典型的な春の風物詩です。
楊柳にも緑が見えるようになってきた。
桃と楊柳の競演。