毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

【社説】切符とれました。

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 明日4月17日から21日までの四泊五日で、瀋陽から四川省へ行ってきます!

 行きに乗車するのは、瀋陽北駅が始発で終点が四川省の省都・成都になっているK388/K385次快速列車。終点まで2,882㎞、42時間35分かかり、瀋陽北駅発が19:05、終点成都着が翌々日の13:40です。

 この列車に、最初は終点まで乗り通そうかと考えていたのですが、結局陝西省から四川省に入ってすぐの街・広元で降りることにしました。
 ここは、「蜀の桟道」で有名なところです。
 魏・呉・蜀の三国時代と言えば聞き覚えがあるのではないでしょうか。四川省は当時、蜀の国でした。都・長安から蜀へ入るには極めて険しい秦嶺山脈を越え、断崖絶壁の続く嘉陵江に沿って行かねばなりません。この断崖絶壁には道がなく、切り立つ岸壁に穴をあけて丸太を差し込み、そこに板をわたして道を造ったのが「蜀の桟道」です。
 僕はその古蹟を一度ぜひ見たいとずっと思っていたのですが、今回それを見に行くことに決心し、その最寄りの停車駅が広元駅だというわけです。

 その広元まで、瀋陽北から2,563㎞、37時間02分の旅になります。

 その切符がようやく今日取れました。

 ところが、切符をよーく見ると、発車時間が18:05になっている。おかしいな、予定より1時間早いではないか。聞いてみると、中国は4月18日に全国規模のダイヤ大改正が実施されるのですが、その影響だとのこと。中国では日本のように何ヶ月も前に改正ダイヤを発表するなんてことはしないので、いったいどんなふうにダイヤが変わったかを事前に知るすべがありません。明日乗る列車のダイヤも、これでまったくわからなくなりました。広元にはいったいいつの何時に着くのでしょう??

 帰りは飛行機です。航空券は列車の切符と違ってだいぶ前から買えるので安心です。21日の成都発14:25、天津経由瀋陽行き四川航空3U8861便。瀋陽到着は18:40の予定です。

 「蜀の桟道」の険しさについては、詩人・李白が「蜀道難」という詩で「ああ、危ういかな高いかな、蜀道の難きは青天に上るよりも難し」と詠んでいます。

 さあ、どれほど険しい蜀道が待っているでしょうか。

 それでは、いってまいります。