毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

中国点描

久々中国鉄路、湖南省をゆく(その9;京広線をゆく)

▲T8351次列車の最初の停車駅は楽昌駅。二重窓が開かないので外がよく見えない。 2012年6月16日、広東省のローカル列車。 坪石発広州行きT8351次列車は、定刻08:45に坪石駅を発車しました。僕の乗った「硬座車(普通座席車)」は意外なほど空いており、これな…

久々中国鉄路、湖南省をゆく(その8;直角座席)

▲坪石と広州を結ぶ列車は一日二往復。編成はこの二往復に共通運用のようです。 2012年6月16日、普通座席車「硬座車」。 坪石駅は広東省最北端の駅で、一つ北の隣駅白石渡駅はもう湖南省。広東省韶関市の下の県級市である楽昌市の坪石鎮という小さな町にある…

久々中国鉄路、湖南省をゆく(その7;広東省最北端の駅)

▲303km、3時間33分の乗車で47元(=約590円)。これでも空調付きの列車なので少し高いほう。 2012年6月16日、奇峰の麓の小駅。 湖南省宜章県一六鎮で用事を済ませた僕は、15日は宜章県の中心部にあるホテルに泊まりました。このホテルで食べた朝食の「米線」…

久々中国鉄路、湖南省をゆく(その6;郴州駅)

▲早朝06:19、郴州駅に到着したK9067/K9070次列車。 2012年6月15日、夜行列車を降りる。 実は……と言うほどでもないのですが、K9067/K9070次列車は懐化駅で進行方向を変えるのです。 吉首から乗ってきた焦柳線は懐化からそのまま南へ延びて広西壮族自治区の柳…

久々中国鉄路、湖南省をゆく(その5;酸辣牛肉麺)

▲硬臥車の車内。発車前ということもあり通路は大混雑中。 2012年6月14日、いよいよ発車。 いよいよ僕もK9067/K9070次列車に乗り込みました。吉首から郴州まで824km、所要11時間08分の一夜の宿は12号車硬臥車2番下段です。 最近中国の駅は、日本の駅と同じよ…

久々中国鉄路、湖南省をゆく(その4;824kmで131元)

▲始発の吉首駅で発車準備の整ったK9067/K9070次列車。先頭はSS3-4184号機。 2012年6月14日、車掌さんの赤いたすき。 湖南省吉首発広東省肇慶行きK9067/K9070次列車は中国全土で26000両以上が製造された22型客車を基本とした昔ながらの、今となってはかなりレ…

久々中国鉄路、湖南省をゆく(その3;肇慶行きK9067/K9070次列車)

▲出発まで運転士さんは降りてケータイ中。運転士さん、左のズボンの裾がまくれてますぞ。 2012年6月14日、「韶山3(SS3)」型電気機関車。 毎度のことながら我先に我先にの大混乱の改札を抜けてホームへ突撃! ホームで待っているのは吉首始発の18:56発広東省…

久々中国鉄路、湖南省をゆく(その2;焦柳線吉首駅)

▲吉首市矮寨鎮で見かけた少数民族のおばさん。たぶんトゥチャ族。目力あります(^^)。 2012年6月14日、奇峰に囲まれて。 せっかく世界自然遺産のある湖南省張家界に来たのに、僕はそれとは逆方向へ車で走ること数時間、吉首市矮寨鎮という山深い村へとやって…

久々中国鉄路、湖南省をゆく(その1;世界自然遺産)

▲北京空港第2ターミナル26番ゲートは張家界行きCZ6600便。向こうは第3ターミナル。 2012年6月14日、空港そのものが中国山水画? 6月14日から16日まで中国湖南省へ行ってきたので、それを先にレポートしちゃおうと思います。 湖南省は中国南部、広東省の北側…

超久々!中国鉄路(K9067/K9070次列車)

▲吉首駅で発車を待つK9067次列車の先頭に立つSS3-4184号電気機関車。 6月14日から6月16日まで行った湖南省では、超々久しぶりに中国鉄路に乗りました! まずは湖南省吉首発広東省肇慶行きK9067/K9070次列車。吉首を18:56に出発し、終点肇慶到着は翌日の12:35…

湖南省宜章県で「米線」を食べる。

▲湖南省名物「米線」。あまりのおいしさにおかわり必至! 6月14日から16日まで、中国の湖南省へ行ってきました。 湖南省は中国南部の省で、広東省の北に接し、省都は長沙。湖南料理はとてもカラく、カラい料理で有名な四川人も「湖南料理はカラくて食べられ…

中国南方航空三昧

▲北京発瀋陽行きCZ6104便。北京空港第2ターミナルはCZとMUの牙城。 2012年4月21日、22日、CZで瀋陽往復。 前回の「抻麺」記事で触れましたとおり、21日、22日の土日は久しぶりに瀋陽へ行ってきました。 北京~瀋陽は距離約700kmを5時間程度で走る高速列車も…

3年ぶりに食べた「抻麺」

▲瀋陽「老四季抻麺館」の基本メニュー「鶏湯麺」。老四季のは透き通ったスープが特徴。 2012年4月22日、これが食べたかったのだ。 この週末は久しぶりに遼寧省の省都瀋陽市へ行ってきました。友人の結婚式に招待されたのです。 昨日の日曜日の朝から昼にかけ…

夜の長白山空港

▲青空の下の延吉空港。実は吹きっさらしでめちゃめちゃ寒いんです~(x_x)。 2011年11月30日、久々「ロッテリア」。 今日は延吉からの帰りのフライトをご紹介します。 延吉空港はターミナルビルは古いままですが、中には2つばかり韓国系の飲食店が新しくオー…

あと15km(中朝露国境の接する場所)

▲中露国境に立つ、ロシアが設置した国境標識。 2011年11月29日、あと15km。 さて今日ご紹介するのは、中国とロシアと北朝鮮の国境が一ヶ所で接している、延辺朝鮮族自治州の観光ポイント「防川」という場所です。ぜひお手持ちの世界地図かなんかを見ながら読…

お約束のキムチサンド

▲出るんじゃないかなと思ってはいたがほんとに出た、機内食の真空パックのキムチ。 2011年11月28日、意外とおいしい。 11月28日から2泊3日で行ってきた中国吉林省延辺朝鮮族自治州のネタをお届けします。 今回の往路は北京発10:35の中国南方航空CZ6152便延吉…

延吉冷麺

▲これがかの有名な「延吉冷麺部」の冷麺だっ! そんなわけで吉林省延辺朝鮮族自治州への出張は無事終わり、昨日30日に無事北京へ戻ってきました。 それでは今日は、出張の初日28日のお昼に延吉で食べた冷麺をご紹介♪。 地元の人においしい冷麺の店を尋ねたら…

今日の南陽駅。

▲金日成様の肖像画が掲げられた北朝鮮の南陽駅が見える。国境警備兵も見えますね。 今日は軽く中国と北朝鮮の国境地帯をご紹介。 やってきたのは延辺朝鮮族自治州の州都延吉から東へ約50kmほど行った国境の町。ここには図們口岸という出入国ポイントがあり、…

中国吉林省延辺朝鮮族自治州に来てます。

▲改築されて新しくなったみたいです、延吉駅。 今日28日から、中国の東北部、吉林省延辺朝鮮族自治州に来てます。 この自治州の州都は延吉市。北京と延吉を結ぶ長距離列車もあるので、時間さえあればそれに乗って来たいところですが、時間が足りないので、や…

なんとなく雰囲気が似てたもんで。

▲北京市内のバス停で見かけた映画の広告。 中国北京市、市内のバス停にはいっぱい広告が掲示されてます。多いのは携帯電話とか健康食品とかドリンクの広告なんか。で、映画の広告もけっこう多い。 最近朝の出勤のとき見かけた映画の広告、ぱっと見て、「お?…

今日のブランチは「肉挟餅」。

▲近所のファストフード(というかスナック)のスタンドで買った中華風ハンバーガー。 2011年10月30日のブランチ。 スーツのズボンが擦り切れて穴が開いたので、今朝、近くの市場の中に入っている縫製屋さんにお直しに持って行きました。日本でお直しを頼むと…

京奉鉄路信号所址

▲北京と奉天(現瀋陽)を結んでいた京奉鉄路の線路の一部。 中秋節の三連休の初日10日は北京は終日冷たい雨でとても出歩く気になれなかったけれど、翌11日は朝から晴れたので、友人を連れて僕のお気に入りの散歩コースへちょいと出かけました。 僕のお気に入…

今日の中国ランチ!

▲中国人民の味方、安くておいしくてボリューム満点の「魚香肉絲盖飯」はホントいい味だ。 みなさんこんばんは。 今日9月12日は「中秋」です。秋のお月見ですね。中国では「中秋節」といい休日なので、土日月と三連休です。 この週末は日本から友人が遊びに来…

中国を走る現役SLを訪ねる旅(その21;最終回)

▲唯一ワイドボディ機で瀋陽~北京を飛ぶCZ6115便の機内。 2011年6月12日、北京へ戻る。 さて、遼寧省北票市と阜新市での現役SL追跡の旅は、海州炭鉱で働く「上游」型蒸気機関車上游1395号機が、石炭を満載した無蓋貨車を牽いて走り去ったのを見たことで、お…

中国を走る現役SLを訪ねる旅(その20;ついに走った!上游1395号機)

▲石炭の積み込みが終わって、いよいよ発車! 2011年6月12日、働くSL、走る。 無蓋貨車への石炭の積み込みが終わったようです。休憩小屋から機関士が出てきて、再び上游1395号に乗り込みます。 石炭積み込みの間は小休止していた上游1395号機が息を吹き返しま…

中国を走る現役SLを訪ねる旅(その19;石炭積み込み)

▲石炭積み込み中は上游1395号は小休止。 2011年6月12日、石炭積み込み。 蒸気機関車上游1395号機が先頭に据えられた無蓋貨車の列への、石炭の積み込みが始まりました。無蓋貨車は何両つながっているでしょうか。10両くらいかな。これに石炭を満載するのにど…

中国を走る現役SLを訪ねる旅(その18;上游1395号機に接近)

▲上游1395号機の動輪に接近。シリンダーの銀色と油の黒く鈍い艶と動輪の赤がシブイ。 2011年6月12日、熱いカマに近づく。 阜新海州炭鉱の石炭積み出し場で無蓋貨車の位置を決めて停止した上游1395号機は、機関士も降りて休憩小屋へ入ったので、石炭の積み込…

中国を走る現役SLを訪ねる旅(その17;上游1395号機の運転台)

▲カマの火室へつながる焚き口部分。 2011年6月12日、運転台へ上がる。 阜新海州炭鉱の石炭積み出し場に戻ってきた蒸気機関車「上游1395号機」は、ブルドーザーによる無蓋貨車への石炭積み込みが終わるまで休憩タイムになりました。運転士も運転台から下りて…

中国を走る現役SLを訪ねる旅(その16;朱徳元帥)

▲この角度から見る「朱徳号」もなかなかかっちょええなあ。 2011年6月12日、朱徳元帥について。 上游1395号機が黒煙と蒸気をあげて少々バックして、無蓋貨車の停止位置が定まったようです。機関車は出力を落として、再び静かになりました。これから石炭の積…

中国を走る現役SLを訪ねる旅(その15;スチーム)

▲白いスチームを勢いよく吹き出す「朱徳号」。背景には火力発電所が見える。 2011年6月12日、蒸気機関車が動いた。 遼寧省阜新市にある海州炭鉱の積み出し場に来ています。 ここでついに出会った現役活躍中の蒸気機関車「上游1395号機」は、カラの無蓋貨車を…