毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

今日のブランチは「肉挟餅」。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818214812.jpg ▲近所のファストフード(というかスナック)のスタンドで買った中華風ハンバーガー。

 2011年10月30日のブランチ。

 スーツのズボンが擦り切れて穴が開いたので、今朝、近くの市場の中に入っている縫製屋さんにお直しに持って行きました。日本でお直しを頼むとちょっとしたものでも3000円ぐらいとられちゃいますが、僕がよく利用するこの市場の中で頼むとなんと10元(=約120円)で済みます。やっすーい!

 その市場の帰り、ブランチに何か食べようと立ち寄ったファストフードのスタンド。よく通りがかるのですが、何か買うのは初めて。北京でチェーン展開するスーパーマーケット「京客隆」の入口脇に、カウンターの内側にちょっとした厨房があるだけの小さな店を構えるのは「多楽之味」。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818214837.jpg スーパー「京客隆」の並び。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818214840.jpg スナックスタンド「多楽之味」。

 ここには「酸辣粉(スッパ辛いスープはるさめ)」とか「涼皮(緑豆で作った固めのところてんみたいなのをごまだれに絡めたもの)」とか豆乳とかがあって全部テイクアウト方式なんですが、僕がチョイスしたのは「肉挟餅」。中華風ハンバーガーといったところでしょうか。1個6元(=約72円)。意外と高いな。これを2個買って帰って家でコーヒー飲みながら食べました。妙にかわいらしい包装紙に1個ずつ入ってます。まずは外見を見ていただきましょう-。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818214759.jpg 包装紙が妙に可愛い。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818214829.jpg 1個ずつ入ってます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818214803.jpg 皿に出してみた。

 これを横から見てみますと、中華風バンズの間に肉が挟んであるのがわかります。中国語では小麦粉を溶いたものなんかを焼いたのはなんでも「餅(bing)」と言うので、「肉を挟んだ餅」、すなわち「肉挟餅(roujiabing)」であります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818214807.jpg 横から見てみる。

 上側のバンズをめくってみると、中には肉のみじん切りがたーっぷり挟んであります。

 さっきお店で作るのを見てみたところによれば、まず作り置きのバンズをホットサンド・ワッフルメーカーみたいな両ばさみの鉄板に入れて焼き、その間に、でっかい保温鍋の中でぐつぐつ言ってる豚の角煮のかたまりを取り出してこれをみじん切りにし、ピーマンのみじん切りと合わせ、最後に同じ鍋からおたまで汁をすくって肉とピーマンのみじん切りの山に回しかけて汁を染みこませ、焼き上がったバンズを取り出してその間に挟んでハイできあがり!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818214820.jpg バンズをめくってみた。

 で、温かいうちに食べてみたわけですよ。これが意外にもバンズが思っていたほどぼそぼそしていなくてやわらかく、豚の角煮とビーマンのみじん切りはジューシーで味がばっちりしみてて、肉のじゅうって感じとピーマンのしゃきっとした感じが絶妙のコラボとなって、あれまあ、ウマイじゃないの。ちょっと小腹が空いたときに立ち寄ってみるのにちょうどいい感じ。よし、今度は別のものも食べてみようっと。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818214825.jpg ▲まだ温かいうちにガブリとやってみた。仕上げに汁をかけて染みこませてあるのがミソだね。