今日の南陽駅。
今日は軽く中国と北朝鮮の国境地帯をご紹介。
やってきたのは延辺朝鮮族自治州の州都延吉から東へ約50kmほど行った国境の町。ここには図們口岸という出入国ポイントがあり、出入国管理や税関などの施設が中朝双方にあって、鉄道と道路の両方で中国と北朝鮮との間を物や人が行き来しています。
中でも、道路のほうは、1941年に竣工した長さ493m、幅6mの橋(確か造ったのは日本。)がかかっていて、観光地になっており、入場券40元を払えば、橋の途中まで行くことができます。
ここから先が北朝鮮。
行けるのは橋のだいたい三分の一ぐらいでしょうかね。「辺境線」と路面に書かれてあって、ここを越えると北朝鮮に入っちまいます。
この肖像画が掲げられている建物は、鉄道の「南陽駅」。肖像画の下にハングルでそう書いてあります。図們の対岸は北朝鮮の咸鏡北道穏成郡南陽市で、その中心駅といったところでしょうか。南陽駅は清津と羅津を結ぶ咸北線にある駅だそうです。実際にどの程度列車が運行されているのかわかりませんが……
▲図們口岸の国門屋上から眺めた橋の全景。雪が残ってない部分が中国側。