毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

延吉冷麺

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818214916.jpg ▲これがかの有名な「延吉冷麺部」の冷麺だっ!

 そんなわけで吉林省延辺朝鮮族自治州への出張は無事終わり、昨日30日に無事北京へ戻ってきました。

 それでは今日は、出張の初日28日のお昼に延吉で食べた冷麺をご紹介♪。

 地元の人においしい冷麺の店を尋ねたら、間髪を置かずに「冷麺ならここだ!」と言っておしえてくれたのが、光明街と人民路の交差点の南東角にある「延吉冷麺部」。他に何部があるのか知らないが、延吉では誰もが知ってる冷麺専門店らしいです。大きな看板にはハングルも書かれていますが、韓国では「冷麺」が「ネンミョン」と「n」の音になるところ、ここの看板は「レンミョン」と「l」の音で書かれているところが中国の朝鮮族の言葉らしいと同行した韓国朝鮮専門家が言っておりました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818214940.jpg お店の正面。

 扉を入ると、すぐ正面に切符売場のようなカウンターが。ここは食券売り場で、注文してお金を払い、食券を受け取ったら更に奥の店内へと入っていきます。店内はかなり広く、味も素っ気もない椅子とテーブルがずらりと並んでます。半端な時間だったせいかすいてましたが、いつもは大混雑するらしいです。冷麺は食券を店員さんに渡せばもってきてくれ、小皿盛りの冷菜などはそれを作っている厨房の窓口へ行って食券を渡して自分でもってきます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818214935.jpg 店内はこんな感じ。

 冷麺は3種類あり、高級冷麺、特製冷麺、なんとか冷麺の3種類だったのですが、忘れてしまった。聞けば、トッピングの種類が違うだけで、普通に食べるなら真ん中ので十分とのことなので、我々も真ん中の、松竹梅で言えば竹の冷麺を注文。たしか15元だったと思います。

 待つことしばし。15元はちょっと高いなと思っていたのですが、出てきた冷麺のどんぶりを見て納得。すっごいボリュームです。日本のラーメン屋で言えば優に二玉は入ってる感じ。しかも、麺が真っ黒。麺が黒いのは北の冷麺の特徴。蕎麦で打った麺だからなんですね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818214923.jpg かなり、ボリューミー。
 
 トッピングはキャベツキムチにキュウリの千切り、肉の薄切り、錦糸玉子、そしてゆで卵まるごと一個。よくありがちなリンゴとか梨の切れ端は入ってません。

 ここはスープがおいしんだよ、と地元の人が言っていたので、まずはスープを一口。……うむ、ウマイ。かなり甘いが、しつこさやくどさのない甘さ。甘さにつられて白酢を足してしまったけれど、酢は加えずにこの甘さのまま食べたほうがよかったなとあとで後悔。このスープなら完飲したくなる。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818214930.jpg それにしても麺が黒い。

 麺はもう文句なしの歯ごたえ。もっちりとしていてコシのあるこの食感はたまらない。

 しかし問題は冷たいこと。冷麺なんだから冷たいのは当たり前なんだけど、外気温が氷点下5℃ぐらいで、店内も同じような寒さで、それでもってきんきんにスープが冷えた冷麺、これはちょっと厳しい。さすがにスープは飲みきれなかった。残念。暖かくなったらまた食べにこよう。イヤ、冬に食べてもウマイのがここの冷麺なんだな。ハイ、ごちそうさまでした。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818214945.jpg ▲もっちりシコシコの麺をリフトアップ!まじでウマイ。