「長尾」青森駅前店(冬のニッポン雪景色;その5)
▲水深の深い湖の水面のようなたたずまいを見せる「長尾」の「あっさり」のスープ。
2013年1月30日、ニボニボ。
青森のラーメンの大きな特徴の一つは、煮干し・焼干し系のスープが多いということ。いわゆるニボニボしてるってやつですね。青森市内では青森県観光物産館「アスパム」のすぐ近くにある「まるかい」がけっこう古くからあって知られていますが、2004年オープンの「長尾」も今やはずせません。そしてその「長尾」が2011年12月に青森駅前店をオープン。これで僕にも利用しやすくなり、以来けっこう通うようになりました。
▲1月30日の「長尾」青森駅前店は厚く積もった雪の向こう。
店内はカウンター席が背中合わせで計8席のみ。狭いです。青森店のメニューは「あっさり」「あっこく」「こく煮干し」、それぞれ「中(麺150g)」と「大(麺300g)」があり、麺は手打ち麺、中太麺、細麺、更に「あっさり」と「あっこく」はちぢれ麺から選べます。ほかに青森駅前店限定メニューとして「津軽そば」もございます。僕はこの日は「あっさり」の大、ちぢれ麺にしました。
▲テーブルに備え付けのメニュー。
▲「あっさり」の大、ちぢれ麺。ライスは無料サービス。
店の奥に電気炊飯器が置いてあり、ラーメンを注文するとライスをセルフサービスで無料で食べることができます。炭水化物倍増計画でてんこ盛りにしていただきます!(^^)
「あっさり」のスープはとにかくクリア。醤油の色が濃いのでスープの色も濃いですが、脂はまったく浮いていなくて、まさに「蕎麦つゆ」。「あっさり」なのでニボニボ感は強烈ではありませんが、どんぶりの縁に漂う細かい泡が煮干しをしっかりと使っていることを証明しています。
▲クリーンなスープの中にも細かい泡が漂うのはしっかり煮干しが使われている証拠。
▲ラーメンのスープとは思えない澄み切り具合はまさに蕎麦つゆ。
「長尾」歴がまだまだ短い僕がここのラーメンを云々言うのは10年早いですが、とにかくすっきりしゃっきり食べられて、ウマイです。特に僕は細いちぢれ麺が好きなので、「あっさり」とちぢれ麺の組合せは絶妙。ライスをおかわりなんかしたりして、ラーメンライス状態でどんどん食べ進みます。思い切りニボニボした「こく煮干し」ももちろんウマイですが、時々食べる「あっさり」のクリアな味わいもやめられません。たまにしか帰省せず自家用車などの「足」がない僕にとって、青森駅前に「長尾」がオープンしたのは本当にありがたいです。次に帰省したときも必ず行きますからね!
▲細めのちぢれ麺が大好き。スープにしつこさがまったくないのでズルズル箸が進みます。