毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

羽田空港でつい「せたが屋」を食べる。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818194458.jpg ▲濃厚和出汁醤油のスープがおいしい「せたが屋」の「らーめん」。

 2013年2月28日、魚介系。

 今回の24日から28日までの東京出張は往復とも羽田発着だったので、戻りの28日は久しぶりに羽田空港国際線ターミナルに行きました。

 羽田空港国際線ターミナル4階の「江戸小路」と言えば今や日本人にも外国人にも人気の江戸調ストリート。今回は香港へ戻る前の日本の食べ納めに「らーめん せたが屋」羽田国際空港店に入りました。オーダーは無難に「らーめん」。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818194453.jpg ▲カウンターの端に座って待機。隣は台湾人のカップルだったような。

 このお店に入るのは2011年7月4日以来2回目。14時半頃行ったので、いつもは行列ができているこのお店にも並ばずに楽々入店。食券を店員さんに渡し、カウンターのいちばん端の席に座って配膳を待ちます。

 最も基本のメニュー「らーめん」は「濃厚和出汁醤油」が使われ、トッピングはチャーシュー2枚、メンマ、海苔、ナルト、そして刻みネギ。量は少なめと言えるでしょう。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818194502.jpg ▲待つことしばしで「らーめん」配膳。

 スープは、表面には薄い膜が張って一見どろっとしているように見えますが、レンゲですくってみると特にとろみは感じず、濁りのある醤油スープです。表面に膜が張るぐらいのとろみ加減で喉越しがよくなっているのかもしれません。

 麺はやや太い、縮れ麺というよりはストレート麺っぽい感じの麺。ゴリゴリという固い食感の太く切られたメンマが、メンマ好きの僕にはうれしいです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818194509.jpg ▲配膳直後はスープの表面に薄い膜が張ってます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818194518.jpg ▲麺は中細ストレート麺。ストレートと言い切るには少しは縮れてますが。

 「せたが屋」さんの最大の特徴は、やはりそのスープにあるのでしょうね。ひと口口に含むとすぐにわかる魚介系のスープ、かなり濃厚です。「豚骨、鶏ガラなどを10時間じっくり煮だした動物系スープと厳選された煮干、うるめ、宗田節たっぷりの魚介ダシ」なのだそうですが、東京でここまでニボニボしたのが味わえるのはうれしいです。

 目の前に「せたが屋謹製ガツン汁」の案内が貼ってあります。「ガツン汁は昆布や煮干、カツオ節からとった濃縮旨味かえしです。らーめんやつけ麺に入れますと魚介風味がプラスされます」とのことなのでさっそく投入してみましたが、僕にはあまり変化は感じられなかった。醤油を加えたように味が濃くなっただけなので、投入しなくてもいいかも。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818194447.jpg ▲「ガツン汁」の案内。この下に普通の醤油差しに入ったガツン汁があります。

 しかし、東京ではこれだけニボニボしたラーメンが食べられれば満足できるかもしれませんが、青森ラーメンの真骨頂はまさにこのニボニボ感でして、青森で「せたが屋」さんのこのスープでは、あまりインパクトはないかも。というか、普通のラーメンって感じになりそう。
 あと、隣の席の台湾人カップルの食べ方があまりにおいしくなさそうで(のびきってスープもほとんどなくなってしまった麺をいつまでもちまちま食べている。特に女のほうが。)、「ラーメン食べるときはこうやって豪快に音をたてて食べるんだよっ!!」とばかりに、いつもよりことさらにズルズルと音を立てて食べてしまいました(汗)。ラーメンとは熱いうちに熱いスープと茹で立ての麺を絡めてさっさと食べるものである!とそのカップルに説教してやりたくなりました(笑)。

 ま、出国直前の羽田空港のこの場所にあるからこのお店には行くし、まずまずおいしいと思って食べますが、ここ以外の場所だったらわざわざは行かないな、というのが僕の結論です。ごちそうさまでした。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818194514.jpg ▲スープは濁りのある濃厚和出汁醤油を使ったものでまずまずのニボニボ感が出てます。