夜の長白山空港
▲青空の下の延吉空港。実は吹きっさらしでめちゃめちゃ寒いんです~(x_x)。
2011年11月30日、久々「ロッテリア」。
今日は延吉からの帰りのフライトをご紹介します。
延吉空港はターミナルビルは古いままですが、中には2つばかり韓国系の飲食店が新しくオープンしていて、待ち時間を過ごしやすくなってました。このうち1階にあるのは「Angel-in-us Coffee」で、マイナス10℃近い寒風吹きすさぶ中、ターミナルビルの写真を撮って急いで中に戻り、ここで熱いコーヒーを飲んで体を温めました。2階には、日本ではもうあまり見かけなくなったと思うのですが、ファストフードの「ロッテリア」があり、なかなか賑わってました。
「Angel-in-us Coffee」も「ロッテリア」も搭乗待合室に入るセキュリティゲートの手前にあり、いったん中に入ってしまうと、もうろくな店はありません。お土産品などの売店は中にも外にもたいしたものはないので、空港で最後に何かというのは期待しないほうがいい感じです。
帰りのフライトは延吉16:40発の北京行きCZ6153便。16時過ぎに搭乗待合室に入ると、夕焼けを背景に、すでに機材がブリッジについているのが見えました。延吉はだいぶ東にあるので日暮れが早く、午後4時を回るともうあっという間に夜のとばりが降りてきます。
夕焼けバックにCZ6153。
しかし、搭乗開始時刻の16:10になっても搭乗が始まりません。理由がわからないままただ待ち続けます。結局17時を過ぎ、もうすでに外は真っ暗になった頃に搭乗が始まりました。機材は来たときと同じA321で、7、8割が埋まったでしょうか。僕の隣は空席のままだったので、ちょっとゆったりできました。
しかし、搭乗開始時刻の16:10になっても搭乗が始まりません。理由がわからないままただ待ち続けます。結局17時を過ぎ、もうすでに外は真っ暗になった頃に搭乗が始まりました。機材は来たときと同じA321で、7、8割が埋まったでしょうか。僕の隣は空席のままだったので、ちょっとゆったりできました。
午後5時でもう真っ暗。
この日の機材はA321。
さてこのフライト、北京へ直行するのではなく、長白山空港経由なんです。
長白山空港は2008年8月3日に開港したばかりの新しい空港。近隣には大きな都市や町はほとんどなく、ひとえに、中国と北朝鮮の国境にまたがって鎮座する長白山(白頭山)への観光のために建設された空港と言ってよいでしょう。僕も開港したことは知ってましたが、実際に立ち寄るのは初めてなので、ちょっと楽しみにしてたんです。現在、長白山空港からは北京、上海、長春、延吉への路線が設定されています。
延吉から長白山までのスケジュール上のブロックタイムは30分で、実際に飛んでいたのは10分ぐらいでしょうか。上がったと思ったらもう下りちゃった。北京まで乗り通す乗客は機内で待つことになっていたので、外は真っ暗だし、長白山空港の様子はほとんどわかりませんでしたが、ほんとにこぢんまりとしたターミナルビルでした(でもブリッジはちゃんと2本あった)。写真ではよくわかりませんが、屋上には「長白山」の文字が外側に向けてのみ掲げられています。もう朝鮮族自治州ではないのでハングル表記はありません。
長白山空港ターミナル。
屋上に「長白山」の文字。
到着前の機内アナウンスで「長白山で降りる人以外は機内でお待ちください」という案内がありましたが、長白山で降りる人は誰もいませんでした(笑)。延吉から車でも3、4時間の距離なのでさすがに飛行機で移動する人はいないですよね。
スケジュール上は長白山空港でのトランジットタイムは1時間になっていますが、延吉を遅れて出発したので、長白山では30分弱停まっていただけで、定刻の18:10を少し過ぎた程度でもう出発。機内はほぼ満席になりました(それでも僕の隣はあいていた)。滑走路への誘導路はなく、滑走路の上を端まで行って、滑走路エンドでUターンして、それから離陸です。暗くてよくわからなかったけど、たぶんRYW15からの離陸です。
そして機内食タイム。北京から乗ったときと同じホットミール+紙箱が配られます。
またこの機内食か。
ホットミールは、来るときはチキンをチョイスしたので、今度はビーフをチョイス。そしたらこれが大失敗。肉が固すぎて歯が立たないし、味も全然ダメ(x_x)。今まで食べたことのある機内食の中で最もまずかった(T_T)。あまりにまずいので、キムチサンドにする気力も失せ、キムチをごはんの上に載せて、それで一気に食べてしまいました。
この日は客室乗務員の態度もものすごく悪く、中国語がわからない外国人に向かって「飲み物は何を飲むか」と中国語で話しかけ、その外国人が話しかけられいることに気づかないでいると、2回、3回と同じことを中国語で聞き、しまいにはものすごい大声で「何飲みたいかって聞いてんだよ!」ど怒鳴りだす始末。その大声でその外国人はようやく自分に向けられていることに気づいたみたいですけど、何も怒鳴らなくたっていいでしょうが。南方航空(特に旧北方航空系の)はA380も導入してるけど、サービスは全然まだまだだなと思いました。
ビーフにはやられた。
というわけで、北京には定刻の20:10より早い20時ちょうどにランディング。しかしここからが長かった。東方向から飛んでくる飛行機は、3本ある滑走路のうちいちばん東側のRWY01に南から着陸しますが、CZ便が使用する第2ターミナルへ行くには真ん中の滑走路RYW36Rを横切らなければなりません。しかも、横切るためのタキシングウェイがRWY36Rの北の端(つまりRWY18Lエンド)にあるので、そもそもタクシングの距離がとても長い。それに加えて、RWY36Rを発着する飛行機を何便も待ったので、着陸してからゆうに40分近く費やしてしまいました。航空会社も空港も、もっと利用者にとって利便性の高いサービスの提供をどうかよろしくお願いいたします(涙)。