毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

今日の中国ランチ!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818214652.jpg ▲中国人民の味方、安くておいしくてボリューム満点の「魚香肉絲盖飯」はホントいい味だ。

 みなさんこんばんは。

 今日9月12日は「中秋」です。秋のお月見ですね。中国では「中秋節」といい休日なので、土日月と三連休です。

 この週末は日本から友人が遊びに来ていたので、ぼちぼちと案内などし、昨日はおみやげを買いに北四環路にあるイトーヨーカドーへ行き、ついでにお昼を食べようと思ったものの、イトーヨーカドーの中にあったフードコートが閉鎖されていたので、急遽近所で食事ができるところを探すことに。(だから正確には「今日の」じゃなくて「昨日の」中国ランチです(^_^ゝ。)

 このあたりは団地みたいなアパートが林立する住宅街で、食事ができるような店はあまり見当たりません。それでもなんとか食堂が数軒並んでいる通りを見つけ、そのうちの1軒に入ってみます。「福粥順麺」というお店で、店名からするとお粥と麺がメインぽい。でも看板には「東北炒菜」「湘川小炒」とも書いてあり、なんとなくオールラウンダーなのかも。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818214722.jpg 食堂が並ぶ通りを発見。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818214717.jpg このお店におじゃまします。

 「快餐(ファストフード)」のお店と思いきや、メニューも分厚いわりとちゃんとしたお店のようで、店内はこぎれいで客も多く、なかなかいい感じ。

 二人で行ったので、それぞれ主食を一品ずつとおかず一品、スープ一品を注文することにし、相方が注文した主食は「蔬菜養顔粥」。美顔に効く野菜たっぷり粥ってことかしら?それほどとろみはないけれど、菜っ葉の味が活きてるあっさりしたお粥です。いかにもヘルシーって感じ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818214638.jpg 「蔬菜養顔粥」。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818214642.jpg いかにもヘルシーで美味。

 僕の主食は、ランチの定番と言ってもいいでしょう「魚香肉絲盖飯」。「盖飯」とは「ぶっかけごはん」のことで、一人でも気軽に食べられる人民の味方ごはん。「魚香肉絲」は、これまた人民が大好きな定番料理。豚肉の千切りやタケノコやピーマン、キクラゲなんかを酸っぱ甘辛く炒めたもので、濃いめの味付けとシャキシャキした食感、あつあつのピリ辛がたまりません。これを白いごはんにぶっかければ「魚香肉絲盖飯」のできあがり。ただ、普通の店ではごはんばかりが多くて、上に載ってる魚香肉絲はとても少ないことが多いのですが、ここのお店のは半々かそれ以上。食べ応えばっちりで、ウマイっす!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818214648.jpg 「魚香肉絲盖飯」だ。

 つづいて、スープ。

 スープは、6月に遼寧省北票市に現役SLを見に行ったときのレポートにも登場した「疙瘩湯」。「疙瘩」とは「おでき」のことで、いささか気味の悪い名前だけど、おできのように小さく丸くちぎった小麦粉をスープの中に入れた、日本で言えばすいとんのようなもの。味付けは店によっていろいろ違い、北票市で食べたのは醤油のすましスープに青菜が入っただけのものでしたが、ここのは卵とトマトをたっぷり使った、かなりとろみのある味付けで、写真ではあまりわからないけど「疙瘩」もたっぷり入っていて、食べ応えのあるスープです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818214658.jpg 「疙瘩湯」だ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818214703.jpg とろみがあってウマイ。

 さて、おかず一品は「炒合菜」。これは要するに「野菜炒め」、というか「ニラ玉炒め」かな。卵、モヤシ、ニラ、ハルサメ、豚肉の千切りをあっさりと塩味で炒めたもので、たまにこのメニューにでくわします。これ、ホントに日本の駅前の中華料理屋で出てくるニラ玉の味なんですよ。これをラーメンの上に載せて食べたら、まんま日本の「タンメン」。日本のよりハルサメが入っていたりしてもっとボリュームがあるけど、メニューで見つけると思わず注文してしまう一品です。

 これで2人でトータル55元(=約660円)。3人で食べてもいいぐらいの量を完食してこの値段。大満足。さっきイトーヨーカドーで、フードコートが閉鎖されていたので地下の食品フロアにある吉野家で牛丼にするかと一瞬思ったけれど、吉野家にしなくてよかった。こんなちょっとしたところにおいしくて安いものがごろごろしてて、中国ってやっぱりいいなあ(^^)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818214708.jpg 「炒合菜」。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818214713.jpg ▲実に日本の味に近い。「野菜炒め」か「ニラ玉炒め」か。時々食べたくなるメニューです。