中国南方航空三昧
▲北京発瀋陽行きCZ6104便。北京空港第2ターミナルはCZとMUの牙城。
2012年4月21日、22日、CZで瀋陽往復。
前回の「抻麺」記事で触れましたとおり、21日、22日の土日は久しぶりに瀋陽へ行ってきました。
北京~瀋陽は距離約700kmを5時間程度で走る高速列車も多数走っていますが(以前は4時間ジャストで走ってましたが去年の高速鉄道事故を受けて最高速度が引き下げられて所要時間が延び、今はどんなに速い列車でも4時間40分以上かかってます。)、今回は往復とも飛行機にしました。そこで今日の記事では、北京~瀋陽往復の飛行機をまとめてレポート!(^^)
北京空港2タミ32番ゲート。
21日は土曜日なので朝はのんびり寝坊して、11時過ぎに北京空港到着。今回は中国南方航空(CZ)を利用するので第2ターミナルです。第2ターミナルは、3月に香港へ行ったときやはりCZだったので利用しましたが、国内線のほうはちょっと久しぶりかも。
33番ゲートに入っているのは、CZのA319。レジはB-6168を付けてます。ゲート前には14:55発の瀋陽行きCZ6108便という表示が出ていましたが、まだ3時間以上先なので、この飛行機がCZ6108便なのかどうかはわかりません。
CZのB-6168のA319。
お隣の32番ゲートが僕が乗る12:45発のCZ6104便。機材はA321で、レジはB-6271を付けています。
搭乗開始は出発30分前の12:15。何かと待たされることの多い北京空港ですが、この日の搭乗は時間どおり。僕もさっさと搭乗し、後ろから3列目の左窓側56A席に座ります。CZは前から4列目からのエコノミー席が31番から始まるので、最後列は58番席になります。A321のくせに全部で60列とかもあるということではないのでご安心ください(^^)。
北京はどんより曇り。
CZ6104便をこちら側から。
56A席に着席すると、左には31番ゲートに付いているCZのA321が見えます。レジはB-6379を付けています。12:55発の海南省三亜行きCZ6712便ではないかと思われます。海南島にある三亜はもうベトナムにほど近いところなので、北京から4時間もかかります。日本へ行くのより遠いですね。
隣は三亜行きCZ6712便。
さて、我が瀋陽行きCZ6104便は満員の乗客を乗せてほぼ定刻にRWY36Rから離陸。しかしこの日の北京は、木曜、金曜と雨が続き、雨こそ降っていなかったものの真っ白いスモッグがかかってどんよりとした曇り。離陸直後から雲中飛行となり、それがずっと続きました。雲中飛行は瀋陽へ到着するまでずっと続き、地上の景色も青空も望めないまま飛び続けました。
ずっと雲中飛行。
機内サービス開始。
機内サービスが始まると配られたのは、CZではおなじみのアルミホイルに包んで温められたホットドッグ。これが意外にウマイ。飲み物はコーヒー、と言っても砂糖とミルクが最初から入ったコーヒー牛乳のようなあまーーいコーヒー。でも何も出ないよりはいいです。おかわりもちゃんとくれたし、今回のCZのサービスはまあまあだったかな。あいかわらず愛想は悪かったけど。特に後方客席担当の男性客室乗務員が(笑)。
CZではおなじみですな。
温かくて意外にウマイ。
この日は南風だったのか、瀋陽空港をRYW06のほうから飛んできて、左側に空港全体を見下ろしながらスルーし、しばらくしてから左へ急旋回してRWY24へタッチダウン。富山空港やかつての福岡空港のサークリングアプローチみたいです。瀋陽空港周辺はトウモロコシ畑が広がりますが、種植えは終わったのかどうか、まだ土が剥き出しになっているだけで、緑は見られない茶色の大地を真下に見ながら、定刻より早い13:58の到着です。瀋陽もかなり低くまで雲がたちこめ、視界があまりきかず、遠くのブリッジに付いている飛行機もあまりよく見えないほどです。
茶色い大地を見ながら。
瀋陽空港もどんより曇り。
さて、明けて22日は15:35発のCZ6105便で北京へ戻ります。前日北京から乗ったCZ6104便の折り返しです。
チェックインを済ませ、セキュリティを通って6番ゲート前へ進むと、CZ6105便は既にブリッジに付いていますが、レジを見るとB-6271。なんだ、昨日CZ6104便で乗ったのと同じ機材じゃないか。
2日続けてB-6271。
この便も満席で出発。北京~瀋陽を移動する人はかなり多いのですね。まあそれでもこの区間を飛ばしているCZと中国国際航空(CA)がどちらもワイドボディ機を投入しないのは、多いと言ってもそれほどでもないからということでしょうけれど。北京~瀋陽線は1日にCZが5便、CAが6便の計11便飛ばしていて、去年ぐらいはそのうちのCZの1便がA330で運航されていた時期もありましたが、今はまた全便がA319、A320、A321、B737というナロウボディ機でのみの運航になっています。
さて我がCZ6105便、僕は前日と同じ56列の今度はJ席に座り、定刻より10分ほど早く15:25頃プッシュバックを開始し、南へ向かってRWY24から15:37に離陸しました。そして機内サービス。この日も前日同様、アツアツのホットドッグが食べられると期待していたのですが、配られたのはなぜか袋詰めのビスケット。ナゼ?まあ直前に抻麺を食べたから別にいいけど(^^ゞ。
なぜかビスケット。
窓際席には一緒に行った同僚が座ったので外の様子はあまり見られませんでしたが、この日も前日同様だいたい雲中飛行。それでも前日よりは晴れていたようで、ファイナルアプローチの頃には日が差し込むようになりました。
この日は南風が強かったのか、北京では珍しい北からのアプローチ。RWY18Lへの着陸でしたが、北京空港で北から着陸した経験は僕はほとんどないですね。到着は定刻より20分ほど早い16:48。ただ沖止めになったので、バスでの移動でちょっと時間を食ってしまいました。これにて週末を利用した瀋陽へのショートトリップはおしまい。瀋陽で抻麺が食べられてヨカッタ。また食べに行くぞ!(^^)
▲瀋陽から到着したCZ6105便は沖止め。奥に見えるのは第2ターミナル。