毎日ヶ原新聞

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神戸で青森を食べる(2018年月イチ日本・2月編;その4)

イメージ 2 ▲神戸に青森の地酒や食材を楽しめるお店が誕生!なので行ってみた。

 

 2018年2月19日、三ノ宮の夜。

 

 生田神社、関西ユダヤ教団シナゴーグ、ジャイナ教バグワン・マハビールスワミ・ジェイン寺院と、神戸異人館エリアの宗教スポットを参観したあとは、だらだらと坂を下りてきて生田新道へ戻り、飲み会の会場へ向かいます。

 

 この日の会場は、青森県知事なども出席して2017年4月20日に華々しくオープンした「青森ねぶたワールド 生田新道店」であります。「竹浪比呂央ねぶた研究所」製作の本物のねぶたを店内に飾るなど「ねぶた祭り」の世界観を再現し、新鮮なものを新鮮なまま届けるというスピード輸送と保冷一貫輸送を実現する「A!Premium(青森県総合流通プラットフォーム)」を活用して、ホタテや嶽きみ、青森県産にんにくなど毎日直送される県産食材が楽しめるという、青森県民としてもたいへんうれしいお店です。第9回B-1グランプリの覇者「十和田バラ焼きゼミナール」も開店から関わっていて、「十和田バラ焼き」も食べることができます!

 

イメージ 1 ▲キラキラのイクラがまぶしい突き出し。下に隠れているのは玉子豆腐だったかな?

 

 そんなお店が神戸にできたというので、行ってみたいとずっと思っていたのですが、開店から10ヶ月を経てようやくこの日、ついに実現したのです。

 

 この日は月曜日、まだ週が明けたばかりの平日だというのに、午後6時に行ってみると、店内はすでにテーブルがけっこう埋まっていて、このあと19時過ぎにはテーブル席も座敷席もほぼいっぱいになり、繁盛ぶりを見せつけられました。

 

 今回の我々は4人組。予約していた席に着席してドリンクをオーダーすると、すぐに突き出しが配膳されます。木枡の中に納めた陶器の器に玉子豆腐が入っていますが、店員さんがこの上にその場でさらにイクラを盛ります。盛るためには「ヨイショ!」とかけ声をかけなければなりません。かけ声の元気が良ければ良いほど盛る量を増やしてくれるらしい。こんな仕掛けもある楽しくてにぎやかな(やかましい?)お店です。

 

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▲「超りんごサワー」。もちろんリンゴは青森産。

 

 3人がとりあえずビールだというのに、1人だけ「超りんごサワー」を注文した者が。

 

 「超りんごサワー」は、サワーの中にりんごが入っていて、さらにりんごとおろし金が出てきて、あとはお好みでりんごをすり入れてくださいとのこと。りんごはもちろん青森産。なかなかおもしろいドリンクメニューです。

 

 青森県の地酒のラインナップもなかなかのもので、関西でこれだけ飲めたらもう御の字でしょうというほどの品揃え。ビールは早々に切り上げて、日本酒といこうではないか。肴はまずはみがきニシンにスジコおろし。どちらも青森ならではの酒の肴です。それと、たまらなく甘くてトウモロコシとは思えない岩木山麓嶽高原で栽培されているブランド・トウモロコシ「嶽きみ」のてんぷらもいただこう。

 

 あとは写真を撮るのも忘れて、杯を重ねるごとに神戸三宮の夜は更けて……

 

イメージ 4 ▲みがきニシン。味噌をつけてそのまま食べる。日本酒に合いまくり。

 

イメージ 5 ▲西日本では食べる人はそうはいないであろうスジコに菊の花とだいこんおろしを添えて。

 

イメージ 6 ▲「嶽きみ」のてんぷら。信じられないくらい甘いです。