毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

「はまなす」の上に雪降り積む(何かと大荒れ冬休み;その23)

イメージ 1 ▲数日前までなかった雪が一気に積もって青森駅。気温は高めですが。

 2015年2月13日、「八甲田おろし」。

 急行「はまなす」は通常7両編成で運転されますが、この日は、2月11日が休日だったり、札幌雪まつりの流れがあったりするせいか、最繁忙期のフル編成ではないですが、2両増結の9両編成の運転になっています。まず、いつもの「増21号車」。1号車と2号車の間にはさまるB寝台車です。それと、通常だと普通車自由席の3号車が普通車指定席になり、最後尾に1両8号車を追加して8号車を普通車自由席にしていました。

イメージ 2 ▲1号車と2号車の間にはB寝台車の「増21号車」。毎度のことながらなぜ「増21号車」?

イメージ 6 ▲この日の最後尾は1両増結になって8号車になってます。

 増21号車の屋根もそうですが、この日の「はまなす」の客車の上には、ずいぶんと雪が厚く積もっています。早朝に札幌から上り「はまなす」として到着し、それから今まで青森の車両センターで休んでいる間に、本当にこの日の青森地方はたっぷりと雪が降ったのですね!

 他の車両も見て歩くと、どの車両の屋根にもたっぷりと雪が積もり、丸屋根から滑り落ちそうになってはみだしている雪もたっぷりです。青森は例年にない少雪の暖冬になっていますが、それでもやはり、降るときは降りますね。

イメージ 3 ▲寝台車は丸屋根なので、厚く積もった雪が今にも滑り落ちてきそう。

イメージ 4 ▲座席車の屋根にも雪。行き先の「札幌」はいったいどんな天気なのやら。

イメージ 5 ▲「はまなす」の人気車両「カーペットカー」の屋根にも雪。この車両にはまだ乗ったことない。

 下り急行「はまなす」の発車時刻が迫ってきましたが、ふと見ると、6番線停車中の「トワイライトエクスプレス」の動く気配がありません。また遅れるのかしら……

 と、このときはまったく知るよしもなかったのですが、その後のニュースによれば、なんと、この日の上り「トワイライトエクスプレス」は、このまま青森駅に停まり続けること約22時間!!大阪へ向けて動き始めたのは翌14日の19時頃だったとか!てことは、乗客は朝になって目が覚めて窓の外を見たらまだ青森駅に停車中で、そのまま朝昼晩と青森駅に停まったままで三食食べた頃にようやく動いたってことですかね?うーん、超乗りドク列車だったんですな~~(x_x)。

イメージ 7 ▲3/4番線ホームから5/6番線ホームを見ると、まだ「トワイライトエクスプレス」が停車中。

イメージ 8 ▲4番線、5番線の線路はすっかり雪に埋もれてしまっていますね。

 夕食は、駅に来る途中にいつもの「味の札幌」に寄って「味噌バターラーメン」を食べてきたので、「はまなす」の車内では、おつまみなしで一杯引っかけるだけ、ということにしました(^^)。

 準備したのは2本。まずは「八甲田おろし」の大吟醸。十和田市の蔵元「鳩正宗」の商品。青森県産酒米「華吹雪」を精米歩合50%で削り、奥入瀬川の伏流水で仕込んだもの。とてもおいしいです。ちなみに、県産酒米「華想い」を精米歩合40%で作った純米大吟醸の「八甲田おろし」は昨年11月、12月にJAL国内線ファーストクラスで提供する日本酒に選ばれていました。

イメージ 9 ▲今回の「はまなす」はこれを飲みながら進みます(^^)。

 もう一つは、弘前「六花酒造」と言えば有名銘柄は「じょっぱり」ですが、その「六花酒造」がつくる「造り酒屋のりんご酒」。「津軽地方産の完熟した甘い林檎から搾った果汁を贅沢に使用した、 ほんのり林檎の匂い香る甘いお酒」ということで、アルコール度数は7%。

 さて、そろそろ発車時刻のようです。

イメージ 10 ▲こちらが十和田市「鳩正宗」の「八甲田おろし」大吟醸。

イメージ 11 ▲「Liqueur JOPPARI」シリーズ、「造り酒屋のりんご酒」。