毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

ED79-59(何かと大荒れ冬休み;その24)

イメージ 8 ▲ED79-59は客車に面した側の前照灯が点灯。「はまなす」発車後に同じ線路を引き上げるってこと?

 2015年2月14日、深夜の函館駅。

 飛行機の欠航でやむなく急遽急行「はまなす」に乗ることになったわけですから、切符は先ほど青森駅に着いてから買いました。その時点で寝台も指定席も満席完売。しかたなく自由席に乗るしかなく、最後尾8号車の7番A席に陣取りました。この日は最後尾に1両増結し、8号車とした上で、3~6号車が指定席、7、8号車が自由席という扱いになっていました。8号車はスハフ14-502です。

 急行「はまなす」は22:18に定刻発車。この時点でも、6番線では上り「トワイライトエクスプレス」が停車したままでしたが、この「トワイライトエクスプレス」が翌日の19時ぐらいまで青森駅に停まり続けることになろうとは誰が予測し得たでしょうか。

イメージ 1 ▲日付が変わって、深夜の函館駅に到着。

 車内放送で、寝台も指定席も満席である旨繰り返し案内していましたが、自由席もけっこう席が埋まっています。少人数のグループ客も多いようですね。前後のシートを回転させて4人掛けのボックスシートにしてそこを一人で独占して体を倒して寝ようとする乗客が出ないよう、車掌さんが検札のついでにボックスシートにしなよう一人一人に声をかけていました。

 列車は時折吹雪く雪の中を走り、22:43、蟹田着。運転停車で旅客扱いはありません。2分停車して蟹田を発車。進行方向左側の席だったので、今回はどこで「北斗星」とすれ違ったかわからないまま、日付が変わって00:44、函館駅8番線に到着しました。

イメージ 2 ▲行き止まりの函館駅に到着しテールランプを灯したED79-14。

イメージ 3 ▲赤いED79とJR貨物カラーのED79がタッグを組んで一緒に走ることはあまりないのでしょうね。

イメージ 4 ▲この日はどうして重連だったのか、そのワケを知りたい!

 函館での停車時間は39分で、発車時刻は01:23。寝台車の乗客や、消灯されているカーペットカー、ドリームカーの乗客はほとんど眠っているでしょうけれど、自由席車の乗客はもそもそと目を覚まして、ホームに下りて冷たい空気に身をさらしたり、タバコを吸ったり、自販機で飲み物を調達したり、強者になると駅前のコンビニへ買い出しへ行ったりします。そして鉄道ファンのみなさまは、写真撮影にも余念がありません。

イメージ 5 ▲補機位置で走ったED79-59の側面には「五」と「貨」のプレート。

 まずは進行方向の行き止まりへ行って、青森からの牽引機を眺めます。重連の補機位置で走ったJR貨物のED79-59の側面には、JR貨物所属を示す「貨」と五稜郭機関区所属を示す「五」のプレートがささっています。先頭のED79-14には函館運輸所青函派出所所属を示す「函」のプレートです。

 函館に到着すると、2両のED79はすぐに切り離され、数m前へ移動して停止。以前、札幌から到着した「北斗星」の機関車(DD51)を見ようと先頭まで行ったら、とっくに切り離されて機回し線を通って走り去ってしまっていたということがありましたが、下り「はまなす」到着後のED79はずっといてくれる感じです。

イメージ 6 ▲任務完了したED79-14、次の出番は02:52に到着する上り「はまなす」か。

イメージ 7 ▲到着後すぐ切り離されて、客車から数m離れた位置に停止。