DD51-1083(何かと大荒れ冬休み;その25)
▲函館駅で出発の準備万端整った急行「はまなす」。
2015年2月14日、シート回転。
急行「はまなす」が函館駅に到着し、前方でED79の切り離しが行われている頃、最後尾、つまり進行方向が変わって札幌に向けて先頭に立つ側では、札幌までの牽引機関車の連結作業が行われます。これらの作業に39分の停車時間が使われるわけですが、函館寄りの1号車、増21号車、2号車の寝台車に乗車のみなさんは、そんなこととは関係なく、温かい車内の寝台の上でぐっすり眠っていらっしゃるんでしょうなあ(^^)。
▲先頭1号車はB寝台車のエンブレムマークも誇らしく。
▲きれいに除雪されたホーム。深夜なのに切れるような寒さを感じないのは暖冬のせいか。
函館から進行方向が変わって、札幌に向かって先頭に立つのは8号車。ED79を観察してからそちらへ移動したら、札幌までの牽引を担当するDD51がもう連結されていました。この日札幌まで走るのはDD51-1083。側面には、函館運輸所所属を示す「函」と、全重連形であることを示す「重」のプレートが挿してありますね。
▲昼間なら右奥に函館山が見えるところ。
▲このDD51が牽く定期列車ももう「はまなす」だけになってしまったよ……
函館では乗客の出入りはほとんどなく、青森発車時と変わりのない状態で01:23、定刻発車。
函館駅では、シートの回転大会が起きるかと思っていたのですが、意外にもほとんど誰も回転させようとせず、静かに休んでいます。僕は進行方向を向いて座りたかったので、シートを回転させたのですが、前のシートには誰もいなかったので、ボックスシート状態になってしまいました。前のシートも回転させると、その前のシートに座っている人が困ると思い、そのままにしておきました。そしたら、函館発車後検札に来た車掌さんに、「ボックスシートにしないでください」と注意されました。これはちょっと納得いかない。僕は別にボックスシートを独占したいわけじゃないし、ただ進行方向を向いて座りたいだけ。ボックスシートがダメなら、前のシートを回転させてよと言いたい。夜行列車で進行方向が途中で変わるという問題、もうちょっとうまい解決策はないものか。
▲朝05:30、千歳到着。さすがにまだ真っ暗。