毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

札幌駅夜明け前。(何かと大荒れ冬休み;その26)

イメージ 2 ▲まだ夜明け前、吹雪の終点札幌駅に到着した急行「はまなす」。

 2015年2月14日、横殴りの雪。

 下り急行「はまなす」、その主な役割は、青森・函館エリアと札幌エリアを直接結ぶことですが、他の重要な役割の一つが、室蘭や苫小牧からの新千歳空港アクセスがあります。ふっと目を覚ますと、明け方の室蘭から大きなスーツケースを持った人が乗ってくるのを見かけることがあります。この日はどうだったでしょうか。

 函館を出たあと長万部、室蘭、苫小牧、南千歳、千歳、新札幌と停まってきた急行「はまなす」は、定刻06:07に、終点札幌駅3番線に到着しました。

イメージ 4 ▲風雪吹き荒れる札幌駅3番線、ホームも凍り付く。

イメージ 1 ▲夜はまだ明けず、空が白いのは吹雪のせい。

イメージ 3 ▲悪天候の中を定刻で走り抜いたDD51-1083、さすが。

 ドアが開いてホームへ下りると、体があおられるような強い風。細かく乾いた雪も混じって、かなり激しい風雪です。うーん、昨夜は青森発新千歳行きの飛行機が欠航になり、この程度の天気で欠航とは根性がない!と頭に来てましたが、札幌に着いて見てこの荒れ模様では、なるほど、欠航もやむなしでしたね。

 とりあえず次の乗継はないので、この悪天候の中を定刻で走り抜いた急行「はまなす」を先頭から最後尾までじっくり眺めてみます。札幌駅のホームにはほぼ全体に屋根がかかっていますが、ホームの端っこぎりぎりに停まった先頭の機関車のあたりは雪が吹き込んで、ホームも真っ白に凍り付いています。最後尾は屋根がかかっているのでホームは乾いて雪のかけらもありませんが、車体に貼り付いた真っ白い雪が帰って寒さを際立たせているようです。

イメージ 5 ▲昔ながらの巻き取り式の行き先表示幕がうれしい。

イメージ 6 ▲最後尾の客車は真っ白い雪をまとったまま到着。