深夜の函館駅(石北本線各駅停車;その31)
2013年8月1日、函館肌寒し。
日付が変わって8月になり、上り急行「はまなす」は定刻02:52に函館に到着。森~大沼間を砂原支線経由で走る数少ない優等列車の一つですが、その区間は真っ暗だったしたぶん寝ていたので、全然気づきませんでした(^_^ゞ。
函館駅はいちばん海側の8番線に到着。8番線は線路がいきなり行き止まりではなく、ホームから少し先まで機回しできるだけの線路が延びていて、客車列車到着後はすぐに機関車が切り離されて走り去ってしまいます。札幌では見られなかったDD51ですが、11号車から先頭まで12両分を歩いて行く間に切り離されていなくなっている可能性大なので、今回はDD51を見ることはガマンし、11号車側へのED79の連結を見守ることにいたします。
▲係員の誘導に従って、今まさに連結器が噛み合うところ。
この日、函館から青森まで牽引を担当するのはED79-13。青函トンネル専用の電気機関車ED79も、活躍の場がどんどん小さくなってきていますね。今や貨物列車の運用はなくなってしまいましたし、今や「はまなす」「カシオペア」「北斗星」「トワイライトエクスプレス」を牽くだけになってしまいました。再来年、北海道新幹線が開業してしまうと完全引退ということになってしまいます。
▲連結完了、進行方向側のヘッドライトが灯りました。
▲ED79-13の横顔。
▲函館から進行方向が変わって、機関車のすぐ後ろは11号車になります。
▲函館運輸所青函派出所所属を示す「函」プレート。函館も小雨模様で水滴がついてます。
ED79の連結作業を見に来るファンも1、2人ほど。あとはホームの自販機で飲み物を調達する人やホームでたばこを一服する人などがちらりほらりと。あとは寝静まっているのでしょう。あるいは、そもそもどの車両も乗客はほんの少ししか乗っていないのかもしれません。
ED79-13には、客車との連結面にもトレインマークが設置してあり、客車側にもトレインマークがあるので、トレインマークどうしが向かい合って、連結面はうっすら黄色に染まっています。
さて、そろそろ発車時刻の03:22が近づいてきました。11号車に戻る頃です。11号車の貫通通路のドアからはすぐ間近にトレインマークが見えるようになりました。
▲11号車の貫通扉の窓からはED79-13に据えられたトレインマークが間近に。
▲もうすぐ発車。小雨そぼ降る深夜の函館駅。