田植え直前!新緑の青森へ(その22;並んだブルトレ)
2012年5月25日、終点青森。
先頭7号車で降り支度を済ませて到着を待っているのはわずか2人。デッキと客室を仕切る引き戸のドアに「自由席」と記された細長いプレートが差してあるのももうそんなにはお目にかかることのできない光景ではなかろうか。そしてそのデッキからはすぐ目の前に機関車ED79-20が見えています。客車側にもトレインマークを掲げて、ラストスパート中。
▲7号車の最前部からは機関車が付けたトレインマークがよく見える。
▲7号車で青森まで乗った人は2人だけみたい。
05:40、急行「はまなす」は定刻で終点青森駅の4番線ホームにゆっくりと滑り込みました。僕はドアが開くや機関車の前方に向かったので、結局下車客がどれぐらいいたか見ることができませんでした。カーペットカーは満席だったとのことなので青森まで乗り通した人も多かっただろうとは思われますが、それ以外の座席車はほとんどガラガラだったはず。1両増結された寝台車からはどれぐらいの人が降りたでしょうか。
▲491.9kmを走り抜いて終点青森に無事到着。
▲青森まで乗り通した人は多くはなさそう。
……っと、アレ?隣の5番線にブルートレインが停まってる。「あけぼの」が到着するのはまだまだ先だし、なんじゃこりゃーと思って隣の列車の行き先表示幕を見ると、札幌行きの1レ寝台特急「北斗星」ではありませんか。
青森駅構内改良工事を理由にしばらく青森駅には入らなくなっていた「北斗星」は、工事終了に伴い今年3月17日からまた青森駅に入るようになりました。なので「北斗星」が青森駅のホームに入るのはよいのですが、下り「北斗星」の青森駅発車は04:19のはず。ということはこの日は原因は何かわかりませんが1時間半近く遅れて運転されていたのですね(←あとでわかったことですが、23日深夜に青森県沖で起きた地震の影響を引きずっていたためのようです。)。
▲赤い機関車に黄色のトレインマーク、夜が明けて明るくなってからもよく似合う。
「北斗星」は、青森駅に入らなくなってからは、上野発時に日暮里方に連結していた電源車を東京方の連結に変更していましたが、再び青森駅に入るようになって、電源車の連結位置も元に戻ったようです。でもどうしてこの位置じゃないといけないんでしょうね?青函トンネル走行の関係ですか?
▲行き先表示幕に「青森」の文字が見られる列車は「はまなす」と「あけぼの」だけでは?