毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

田植え直前!新緑の青森へ(その23;「つがる2号」)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819015947.jpg ▲早朝の青森駅3番線には4両編成のE751系特急「つがる2号」。

 2012年5月25日、接続が良すぎる。

 急行「はまなす」を降りてED79-20の写真を撮った僕はホーム前方へ猛ダッシュ。なぜなら3番線に停まっている列車に乗らなければならないから。

 3番線に停まっているのは05:44発の2042M特急「つがる2号」秋田行き。車両は青森ではおなじみE751系です。「はまなす」の青森到着が05:40で「つがる2号」の発車が05:44、しかも同じホーム上での乗換えと、接続は非常によいです。非常によいんですが、これでよいんでしょうか?

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819015958.jpg ▲「つがる」と「秋田」の組合せの列車に乗るのは今回が初めて。

 急行「はまなす」でひと晩揺られてきて、次に「つがる2号」に乗り継いで秋田方面に行く人は青森駅で朝食を調達したでしょうし、立ち食い蕎麦屋も既にやっているので蕎麦の一杯も食べたいでしょう。しかし乗り継ぎ時間はわずか4分。これではちょっと足りないのでは……。

 「つがる2号」の新青森到着は05:49で、06:10発の「はやぶさ4号」に接続しています。「つがる2号」の主たる使命は「はまなす」から「はやぶさ4号」へ乗り継ぐ客の輸送だと言わんばかりの、青森駅での時間のなさです。それにしたって「つがる2号」の発車をもう5分遅くしたって「はやぶさ4号」への乗り継ぎには支障はないのだから、もうちょっと余裕を見てほしいところです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819015953.jpg ▲よし、なんとか間に合った「つがる2号」(^^)。

 東北新幹線全線開業までは、八戸~青森・弘前間を走る新幹線連絡特急だった「つがる」、新幹線が新青森まで来るようになってからは、それまでの「かもしか」の使命を受け継いで青森~秋田間を走るようになりました。そうなってからは新青森~青森間でした乗ったことがなかったので、今回「つがる」に乗って発の弘前以南まで行ってみることにしたのです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819020003.jpg ▲米どころ津軽平野の水田も代掻きが終わりあとは田植えを待つばかり。

 「つがる2号」のスジは、かつては青森から新潟まで直通していた「いなほ8号」、更に遡れば日本最長距離を走る昼行特急として最後まで君臨した「白鳥」のスジ。そう思えば感慨深いものがあります。

 大釈迦峠を越えて津軽平野へ下ると水田とリンゴ畑が広がります。水田は代掻きが終わり、田植えを待つばかりの田んぼも田植えが済んだばかりの田んぼも見られます。

 僕は乗車記念の意味も込めて1号車普通指定席に乗車です。前方半室はグリーン席になっています。青森駅を早朝の出発ですが、普通席のほうには他に数人の乗客がいました。「つがる2号」の弘前発は06:17。秋田行きE751系「つがる」で初めての弘前以南へ突入です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819020008.jpg ▲2042M特急「つがる2号」1号車の車内。奥の半室はグリーン席。