なぜか青森で「スーパーひたち」(石北本線各駅停車;その32)
▲青森車両センターに「スーパーひたち」がいてビックリ。
2013年8月1日、急行「はまなす」の朝。
急行「はまなす」での一夜が明けました。今回は自由席車だったけど、わりとよく眠れた感じ。空いてるとやっぱりいいですね(^^)。
外は既に白々と明け、蟹田駅を通過すると進行方向左手に見えてくる陸奥湾の海がぼんやりと水平線を見せています。 このあたりでおはよう放送が入り、寝台車に乗っている人たちなどはこのおはよう放送を合図に起き出して身支度を調え始めていることでしょう。
おや?あそこに見えるは特急「スーパーひたち」では?
この青森車両センターには、JR東日本の線区から引退した車両たちが第二の人生を始めるために(あるいは廃車を待つこともあるかもしれませんが)、様々な車両が留置されることがあり、これまでも、2009年9月には京浜東北線用の209系電車が、2012年5月には211系電車が何編成か留置されていたのを見かけたことがありますが、それが今は特急「スーパーひたち」として活躍した651系の安息の場所になっているようです。
▲今度はどこで活躍することになるのでしょう。
しばらく直進し、僕が小学校へ毎朝通うときに「開かずの踏切」としてみんなから恐れられていた踏切を越えると、左に我が母校千刈小学校を眺めながら左へ大きくカーブ。古川跨線橋の下で右側から迫ってきた青い森鉄道線と合流すると、あとは青森駅のホームへ滑り込むのみです。
▲11号車の貫通扉の窓からはすぐ目の前にED79-13のトレインマーク。
急行「はまなす」は、札幌発車直後に8分ほど緊急停車して遅れが出ましたが、終点青森には定刻の05:39に3番線に到着しました。夏の朝は爽やかで気持ちがいいですね~と言いたいところですが、それにしてはちょいと涼しすぎる感じです。
ホームに下りて、さっそく先頭の機関車ED79-13の写真を撮ろうと思ったら、12両のフル編成なので機関車はホームぎりぎりに停まっていて、正面から撮るスペースが全然ありません。あらら、残念。しかたがないので横顔を撮るにとどめます。
▲12両編成での運転だったため、先頭がホームぎりぎりに停まってしまいました。
▲しかたがないので、機関車の横顔だけパチリ。
急行「はまなす」から接続する列車は、05:43発の2042M特急「つがる2号」ですが、乗り継ぎ時間が4分しかないのに、「つがる2号」は跨線橋を渡って行かねばならない5番線からの発車。跨線橋への上り口は1号車のあたりにあるのですから、11号車に乗っていた日にゃ、たった4分で5番線へ移動するのは到底無理のように思われます。
一方、4番線に入っているのは、それより後の06:00に出る弘前行き普通列車632M。「つがる2号」と632Mの発車番線を入れ替えれば、この問題はいとも簡単に解決できると思うのですが、それができない何か特別の理由があるのでしょうか。JRには時々「旅客の利便性なんか考えてないだろ」と思わされることがあるのですが、これも一つの例です。JRさん、改善してちょうだいよ。
▲青い客車の長い編成はすばらしいですが、ここから「つがる2号」へ乗り換えるのは絶対ムリ。