急行「はまなす」で夜は更けて。(石北本線各駅停車;その30)
▲夜行列車で眠りに就く前の一杯、まさに汽車旅の醍醐味。
2013年8月1日、空いててよかった。
指定席の方が混んでいるのかどうかよくわかりませんが(カーペットカーはいつもどおり満席でしょう)、最後尾車両11号車普通車自由席に乗っているのはほんの数人。僕は11号車のいちばん後ろの一角を占め、前の座席を回転させてボックスシートにし、足を前に投げ出して、のんびりゆったりモードで出発です(^^)。あー空いててよかった(^^)。
▲急行「はまなす」11号車、とーっても空いてますです。
青森行き急行「はまなす」、定刻22:00ちょうどに札幌を発車しました。あ、ちなみに、12両編成で運転されるときは、先頭の機関車DD51はホームからはみ出るので、DD51の顔をカメラに納めることはできません。
ところが、札幌駅を発車して、最後尾の11号車がホームから出たか出ないかというところで、なんと急停止。スピードがまだ上がっていなかったので衝撃はありませんでしたが、急ブレーキによる緊急停止です。発車早々いきなり。ドア開閉表示の不具合か何かだったようで、確か8分ほどその場に停車したあと、すぐにまた走り出しました。大事に至らずによかった。
▲十津川町の地酒「金滴」。初めて飲む酒だ。
▲旭川駅新駅舎開業記念特別製造の「川のある駅あさひかわ」。
さて、それでは眠りに就く前に、旭川で調達した酒とつまみで一杯やりますか(笑)。車内が空いていて自分の周りに他の乗客がいないと、お酒を飲むのも気兼ねしなくて済んで気楽です(^^)。
旭川駅では地酒を2本仕入れておりました。一つは、樺戸郡新十津川町にある明治39年に創業の「金滴酒造」の「純米酒 金滴」。酒蔵の脇を流れる徳富川の伏流水と地元道産米にこだわった酒造りをしており、年間生産量が約200キロリットルしかないので、北海道外ではほとんど流出していないそうです。
もう一つは、ラベルに789系「スーパーカムイ」のイラストと旭川の新駅舎の写真が入った「鉄」な一本。「国士無双」の銘柄で有名な旭川の「高砂酒造」が旭川新駅舎開業記念で特別に製造した「川のある駅あさひかわ」というお酒です。これをちびちびやるごとに、夜行列車の夜は更けていくのであります。
もう一つは、ラベルに789系「スーパーカムイ」のイラストと旭川の新駅舎の写真が入った「鉄」な一本。「国士無双」の銘柄で有名な旭川の「高砂酒造」が旭川新駅舎開業記念で特別に製造した「川のある駅あさひかわ」というお酒です。これをちびちびやるごとに、夜行列車の夜は更けていくのであります。
▲夜中の3時頃、函館到着。シートを回転させる者もなく。
▲ホームにはひんやりとした夜気が漂います。
車内にはほとんど乗客が乗っていないので、シートを回転させる人もなく、しーんと静まりかえったままです(11号車は床下に発電機を積んだスハフ14なので、発電機がうなる音はずっと続いていますが。)。
ホームに下りてみると、午前3時の函館駅にはひんやりと肌寒いほどの夜気が下り、日付が変わってこの日から8月になりましたが、とても8月とは思えない気候です。
▲函館駅ホームの乗車口案内。11号車まである列車、昨今はそうはないですよ。