急行「はまなす」フル編成(石北本線各駅停車;その29)
▲札幌で10分の待ち合わせで急行「はまなす」に乗り換えます。
2013年7月31日、ホームぎりぎり。
僕は札幌では次の列車への乗り換え時間が10分しかありません。なので、食料などは旭川駅で調達するのが最後のチャンスだったのです。
次なる列車は、22:00発の202レ急行「はまなす」。既に5番線で発車を待っています!
▲青い車体に白い帯、そしてトレインマーク。
▲今回のトレインマークは色褪せもせず、くっきり鮮明!(^^)
急行「はまなす」には去年の5月にも札幌から青森まで乗ったのですが(そのときの記事はコチラ。)、このときは「ドリームカー」に乗ってしまい、根性のないところを見せてしまったので(笑)、今回は「普通車自由席」に乗ることを決意しておりました。
それで一つ心配だったのは、夏休みシーズンなので、自由席が混んでいたらどうしようということ。まったく座れないということはないまでも、窓際の席に座れなかったらヤだし、混んでいると深夜の函館でシートの転換が始まるとたいへんなことになるとも聞いてましたし、おまけに今回は発車10分前にしか着けないので、早めに行って並んで希望の席を取るなんてこともできないし、とにかくずっと心配してたんです。
▲こういうサボを差した列車は減ってるんでしょうなあ。
▲「Non-Reserved」じゃなくて「Un-Reserved」なんですね。
しかし、「スーパー宗谷4号」を降りた3番線ホームから急いで5番線ホームへ上がってみると、そこには青い車体が長ーくずらりと並んでいてミゴト。この日は、夏休みシーズンだし、青森弘前黒石五所川原ねぶたねぷた祭のシーズンも間近なので、フル編成の12両編成ではないですか。急行で、夜行列車で、客車列車で、しかも12両編成で寝台車もあれば座席車もある、今時こんな国鉄全盛期みたいな列車、全国のどこにも他にはありませんよ!
▲日本で唯一残った「急行」が青森行きだなんてうれしいねえ(^^)。
急行「はまなす」が12両編成で運転されるときは、通常2両しかない自由席が3両に増えます。札幌発時点で最後尾となる9、10、11号車が普通車自由席。僕はホームを小走りに小樽方へと急ぎます。
しかーし、自由席車両、がらがらじゃーん!!(・o・)。走って急いで損した。
9号車、10号車あたりは、苫小牧あたりまでの帰宅需要で多少は席が埋まっていますが、最後尾の11号車に至っては、僕以外にはあと3、4人といった感じ。よかったー、これでのんびりゆったり青森まで行けるぞー。ていうか、こんなに空いてていいのだろうか?
▲乗り込んだのは最後尾車両の普通車自由席・11号車。
▲文字通りホームの端から端までを埋める堂々の12両編成です。