毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

急行「はまなす」フル編成(石北本線各駅停車;その29)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818182031.jpg ▲札幌で10分の待ち合わせで急行「はまなす」に乗り換えます。

 2013年7月31日、ホームぎりぎり。

 特急「スーパー宗谷4号」は、電車特急「スーパーカムイ」と同じ速さで函館本線を快走し、所要1時間20分で、21:50、終点札幌駅3番線に到着しました。

 僕は札幌では次の列車への乗り換え時間が10分しかありません。なので、食料などは旭川駅で調達するのが最後のチャンスだったのです。

 次なる列車は、22:00発の202レ急行「はまなす」。既に5番線で発車を待っています!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818182037.jpg青い車体に白い帯、そしてトレインマーク。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818182042.jpg ▲今回のトレインマークは色褪せもせず、くっきり鮮明!(^^)

 急行「はまなす」には去年の5月にも札幌から青森まで乗ったのですが(そのときの記事はコチラ。)、このときは「ドリームカー」に乗ってしまい、根性のないところを見せてしまったので(笑)、今回は「普通車自由席」に乗ることを決意しておりました。

 それで一つ心配だったのは、夏休みシーズンなので、自由席が混んでいたらどうしようということ。まったく座れないということはないまでも、窓際の席に座れなかったらヤだし、混んでいると深夜の函館でシートの転換が始まるとたいへんなことになるとも聞いてましたし、おまけに今回は発車10分前にしか着けないので、早めに行って並んで希望の席を取るなんてこともできないし、とにかくずっと心配してたんです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818182109.jpg ▲こういうサボを差した列車は減ってるんでしょうなあ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818182053.jpg ▲「Non-Reserved」じゃなくて「Un-Reserved」なんですね。

 しかし、「スーパー宗谷4号」を降りた3番線ホームから急いで5番線ホームへ上がってみると、そこには青い車体が長ーくずらりと並んでいてミゴト。この日は、夏休みシーズンだし、青森弘前黒石五所川原ねぶたねぷた祭のシーズンも間近なので、フル編成の12両編成ではないですか。急行で、夜行列車で、客車列車で、しかも12両編成で寝台車もあれば座席車もある、今時こんな国鉄全盛期みたいな列車、全国のどこにも他にはありませんよ!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818182057.jpg ▲日本で唯一残った「急行」が青森行きだなんてうれしいねえ(^^)。

 急行「はまなす」が12両編成で運転されるときは、通常2両しかない自由席が3両に増えます。札幌発時点で最後尾となる9、10、11号車が普通車自由席。僕はホームを小走りに小樽方へと急ぎます。

 しかーし、自由席車両、がらがらじゃーん!!(・o・)。走って急いで損した。

 9号車、10号車あたりは、苫小牧あたりまでの帰宅需要で多少は席が埋まっていますが、最後尾の11号車に至っては、僕以外にはあと3、4人といった感じ。よかったー、これでのんびりゆったり青森まで行けるぞー。ていうか、こんなに空いてていいのだろうか?

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818182048.jpg ▲乗り込んだのは最後尾車両の普通車自由席・11号車。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818182103.jpg ▲文字通りホームの端から端までを埋める堂々の12両編成です。