宮城の美味い酒旨い肴(萩の花咲く秋のニッポン旅;その62)
▲仙台の夜は「Hey!周平」さんで、まずは石巻直送の新鮮刺身で。
2014年10月2日、女の作る男の手料理!
七戸十和田駅から新幹線に乗って仙台にやってまいりました。元同僚との飲み会であります。
今回は、元同僚が行ってみたい店があるということで、仙台駅東口方面へ展開。代ゼミ仙台校にほど近い一角にある「Hey!周平」さんであります。「居酒屋周平」シリーズの3号店だそうですが、カウンター中心の24席しかないこぢんまりとした店内。HPを拝見しますと「仙台東口駅前 THE!男の手料理!」と強調されているので、さぞやワイルドで体育会系なお店であろうと想像しつつ、カウンターの角のベストポジションに着席。
しかし、カウンターの内側どころか、外側にもどこにも、オトコはいないではないか。
▲「男の手料理!」の店だが、この日は男がいない日。お客さんも美人だな(^^)。
この日、カウンターの内側には女性が二人。「オトコはいつもはいるんですけどー、今日はいないんです」とのこと。いやいや、僕にはまったく異存ないです。オトコなしのままでいいです、どうぞそのままで。
何はともあれ、生ビール、そして今日のお刺身。壁に掛かったメニューには「本日のお刺身!!」として「ワカシ、平目、かんぱち、たこ、生しらす、まぐろ」とあります。いずれも石巻直送。えーい、全部持ってこーい!(笑)
あと、おでんに特製の丸~い薩摩揚げ、そしてこのお店の名物メニューの一つ、炙り〆鯖は超とろけます!!
▲僕はおでんが大好きなんですが、そろそろおでんの季節、日本のおでんはうまいなあ。
▲こんな形の薩摩揚げ、見たことない!
▲お店の名物「炙り〆鯖」、客の目の前でバーナーで炙ったアツアツはとろけます。
このへんでお酒の紹介もしておかないと。
今回我が同僚が勧めてくれたのは「蒼天伝」の特別純米酒。宮城には有名な銘柄、おいしい銘柄が無数にありますが、これは今まで飲んだことがない!聞けば、1912年創業、創業100周年を迎えてまもない気仙沼の「男山本店」の銘柄だとか。昨年の「インターナショナル・ワイン・チャレンジ2014」の「SAKE部門・純米酒の部」でなんとゴールドを獲得した実力派のお酒らしいです。
そこでまたこのお店の名物メニュー。僕の大好物でありますアナゴの白焼き、ここのは岩塩かわさび醤油でいただく石巻産。超ウマイ。日本酒にビタッと合います(^^)。
▲今回初めて飲んだのは気仙沼「男山本店」の「蒼天伝」特別純米酒。
▲大好物のアナゴの白焼き、石巻産です。手前が岩塩、奥にわさびが盛ってあって、お好みで。
▲もうたまらないウマさです(^^)。
カウンターをはさんで目の前には、超新鮮なお魚たちが勢揃い。石巻から直送の朝獲れ海鮮、壁のメニューにも書いてあるとおり、「スタッフも届くまで中身はわかりません!!」というほどの新鮮さ。
その中に、大きな黒い瞳でこちらを見つめる赤い魚が一匹。そんな目で見つめられると愛おしくなるが、しかしおいしそうだ。カウンターの中のおねえちゃんに尋ねると「キントウ」だという。「キントウ」?「均等」?知らんな、そんな魚は。「カナガシラとも言うっちゃね。」「カナガシラ」?「金頭」か?「ホウボウ」の一種らしいが、こういう魚は焼きがウマイはず。塩焼きにしてもらったら、締まった身の食感も良く、また酒が進む~~(涙)。
▲そんなつぶらな瞳で見つめないで。
▲石巻にあがる赤魚「カナガシラ」or「キントウ」の塩焼き。
▲富山湾の「ノドグロ」を思い出すほどのおいしさでした!
しかしここはなんて素晴らしいお店なのでしょう?たまたま男がいない日だったってのもよかったのかもしれないけど(^_^ゝ、楽しくおいしく飲んで食べたなあ。
さて、そろそろ締めようと思い、デザートはキャラメルソースのアイスクリーム。これまた絶品。なるほどー、このお店が女性にも人気なワケだ。
と、そこで最後に登場したのが、岩海苔のお味噌汁。これがまた超オイシイ。最後はこのお味噌汁で締めていただくのがしきたりであるらしい。この磯の香りは、ニッポンでなければ到底出せないですよ、まったく。
いや~、いつもながら宮城の食材とお酒はおいしいなあ。青森も負けていられませんな。宮城もガンバレ、青森もガンバレ!
▲フルーツもたっぷりのキャラメルソースのアイスクリーム。
▲更にだめ押しとも言える岩海苔のお味噌汁は、最後を飾るにふさわしい逸品。