毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

白い「ソニック」(Long Summer Vacation;その7)

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▲博多駅3番線ホームで出発を待つ大分行き特急「ソニック17号」。

 

 2018年7月8日、高架化進む折尾駅。

 

 10:54頃、博多駅3番線に3017M特急「ソニック17号」大分行きが入線しました。この日の車両は白いボディの885系、そのSM6編成です。6両編成で、小倉方の先頭が6号車、最後尾が1号車となっています。1号車は半室がグリーン車、半室が普通車指定席、2、3号車が普通車指定席、4~6号車が普通車自由席です。ドアは各車両の車端部1カ所にありますが、1号車だけ真ん中にあり、グリーン席と普通席を分けています。ドア脇の案内LEDは大きく、1回に表示できる情報が多く、「特急ソニック(&にちりん)大分(宮崎空港)大分駅で「にちりん号」と接続 1 グリーン/指定 GREEN CAR RESERVED」とぎっしり表示されてます。

 

 「ソニック」と「にちりん」を改札を出ないで乗り継ぐ場合は、通しの1枚の特急券で乗れることになっています。これは例えば岡山~宇和島間の「しおかぜ」と「宇和海」のように、全国にいくつも同様の特例がありますが、乗り継ぐ先の特急名や乗り継いだ後の行き先まで表示する列車は「ソニック」と「にちりん」のほかにはないんじゃないでしょうかね。

 

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▲ホームの列車案内にも乗継先の列車名と乗継後の最終目的地が表示されます。

 

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▲ドア脇のLED表示の情報量多し。

 

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▲1号車だけ車両中央にドアがあり、グリーン席と普通席を分けています。

 

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▲特急「つばめ」を想起させるロゴマークが描かれています。

 

 僕は1号車の普通席の方の客室に乗車します。普通席と言っても、シートはどっしりとした本革張りで、社長の椅子みたい(どこの社長?(笑))。床が板張りというのも柔らかい感じがしていいです。座り心地がいいかと言われるとそこは人それぞれのような感じもするけれど。で、客室入口前の天井にはなぜか「KAMOME」のロゴ表示がありますね。

 

 10:57、「ソニック17号」は定刻に博多駅を発車し、30分ほど走って最初の停車駅は折尾。少し前に、日本初の立体交差駅である折尾駅の立体交差橋梁が、「JR鹿児島本線等折尾駅付近高架化事業」や「折尾地区総合整備事業」という再開発事業のため、取り壊されるというニュースを見かけてましたが、鹿児島本線と筑豊本線の交差部分に通りかかり、ニュースに出ていたのはここのことなのねと気がつきました。筑豊本線と鹿児島本線をつなぐ短絡線の方は高架化がかなり進んでいるようです。

 

 折尾の次は黒崎に停車して、11:37に小倉に到着です。2分停車し、進行方向を逆にします。車内では乗客がシートの回転作業にいそしみます。1号車が先頭になって小倉を出発すると、行橋、中津、別府と停まり、終点大分には12:58に到着しました。

 

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▲本革張りシートの普通席車内。グリーン席ですと言ってもいいくらいどっしり余裕のシート。

 

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▲「ソニック」なのに、乗降デッキの天井には「KAMOME」ロゴが。

 

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▲高架化などの再整備が進む折尾駅。下を通る線路は筑豊本線、左奥の高架は鹿児島本線との短絡線。

 

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▲終点大分駅の1番線に到着した「ソニック17号」。1号車が先頭になってます。