毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

筑豊本線初乗車!(暖冬正月北から南まで;その36)

イメージ 1 ▲折尾駅に到着した特急「ソニック18号」。

 2014年1月10日、構造複雑折尾駅。

 特急「ソニック18号」は小倉駅で5分停車して進行方向を変え、戸畑、黒崎と停まって、10:56に折尾に到着しました。折尾と言ってもクッキーじゃないよ(そりゃオレオ。おそまつ!)。

 折尾駅で降りるのは初めて。このあと11:00発の博多行き快速4633Hに乗り継ぐのですが、駅の構造を知らない僕はここでけっこう難儀しました。

 「ソニック18号」が到着したのは3番線。いちばん前の1号車のドアから降りて先頭の写真を撮ったのですが、3番線ホームの出口は最後尾6号車の向こうにしかなく、遠い(涙)。ようやく3番線ホームから階段で下りると、筑豊本線直方方面行きの出る1番線は更にくねくね曲がった通路の先。やばいやばい、これは4分の乗り継ぎ時間じゃかなり厳しいよ。

イメージ 2 ▲こんな写真を撮っているから乗り遅れそうになるのだ。

 なんとか間に合って駆け込んで、4633Hはすぐに発車。いや~危ないところだった。

 歴史ある折尾駅だけに、駅舎をゆっくり見学してみたいところですが、結局駅名標さえ撮ることができずに折尾を出発してしまいました。

 筑豊本線の列車に乗るのは今回が初めて。筑豊本線の開業、折尾駅開業は1891年(明治24年)、もう120年以上の歴史があるので、古い木造駅舎のままの駅も多く、直方の一つ手前の筑前植木駅も開業は1893年(明治26年)で、開業当時の木造駅舎をずっと使い続けてきたけれどもさすがに老朽化が進んだので平成元年に木造駅舎のままで改修したのだそうです。一駅一駅見てまわりたいものですね。

イメージ 3 ▲自動改札機があっても木造駅舎のままの筑前植木駅。

 無数の炭鉱から産出される石炭を運ぶために運炭列車が走りまくった時代も今は昔。かつては「明星」や「あかつき」など優等列車も走った本線も今や直方~博多間に通勤客向け特急「かいおう」が走るだけです。2001年の電化前後は様々な車両が走っていたでしょうけれど、今の主力はブラック・フェイスの817系電車。この日の4633HにはV2004編成が充当されていました。

イメージ 4 ▲直方に到着した博多行き快速4633H。

イメージ 5 ▲妙にくっきりとした大きな表示はわかりやくて良し。

 11:19、直方到着、6分停車します。

 直方駅も1891年(明治24年)と歴史は古く、伊田線(現・平成筑豊鉄道伊田線)も乗り入れる、筑豊本線の主要駅の一つですね。炭鉱産業盛んなりし頃はこのあたりを中心に網の目のごとく張り巡らされていた国鉄線、姿を消す前に乗ってみたかったけれど、当時はまだ九州までやってくる財力がなかったんだなあ……(笑)。今や残るは筑豊本線と篠栗線、そして平成筑豊鉄道といったところでしょうか。ココロして乗らなければ。

イメージ 6 ▲直方駅の駅名標のシンボルマークはなにかしら?

イメージ 7 ▲直方駅でしばし休憩。2面4線のホームと平成筑豊鉄道のホーム1面2線がある大きな駅。