毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

韓国横断(Long Summer Vacation;その2)

イメージ 6▲関西空港に到着した瀋陽からのCZ611便。よく見えませんが。

 

 2018年7月7日、瀋陽→関空、近い!

 

 雲上飛行が続く瀋陽から関西空港へのフライト、韓国上空だけ雲が切れ、地上の景色を眺めることができました。

 

 眼下に見えているのは、韓国の西海岸、左側の機窓からはインチョン空港が見えているだろうあたりに右側の機窓から見えるあたりです。忠清南道瑞山(ソサン)市や唐津(タンジン)市、泰安(テアン)郡のあたりでしょうか。

 

 ズームしてみると、このあたりの海岸線はかなり入り組んでいてたくさんの小島が浮かんでいますね。唐津市、平沢(ピョンテク)市、牙山(アサン市)のあたりも牙山湾が深く入り込んでいて、長い橋がかかっているのが見えます。全長7,310mの道路橋「西海(ソヘ)大橋」で、間に「行淡島(ヘンダンド)」という小島があってサービスエリアになっているようです。

 

イメージ 1 ▲左側の窓からはインチョン空港が見えていそうな頃、右側の窓から見える景色。

 

イメージ 2 ▲左端から奥へのびるのは大湖防潮堤で仕切られた大湖干拓地でしょうか。

 

イメージ 3 ▲奥の方へ入り込む牙山湾にかかる西海大橋が見えますね。

 

 少し東へ飛んで内陸に入ると、眼下に大きな飛行場が見えてきました。これは米軍の烏山(オサン)空軍基地だと思われます。オサン基地ですがオサン市ではなくピョンテク市にあり、第7空軍第51戦闘航空団などが駐留しています。

 

 そのあと山地を越えて内陸部へ進んでいくとまた大きな中州も点在する川が貫く大きな平地があり、ここは京畿道の驪州(ヨジュ)市あたり。朝鮮半島のほぼ中央部に位置すると言ってよいでしょうか。このあとは東の海岸線までずっと山地の上空を飛ぶことになります。

 

イメージ 4 ▲在韓米軍のオサン空軍基地。右奥には在韓米軍司令部のあるキャンプ・ハンフリーズも見えますね。

 

イメージ 5 ▲南漢江が貫流する半島中部の京畿道ヨジュ市あたり。

 

 朝鮮半島上空を通過して日本海へ抜けると再び雲上飛行となり、どこを飛んでいるかわからないままファイナル・アプローチとなります。

 

 日本時間11:40頃、厚い雲の下に出ると、かなりの揺れ。雨もきた。河川から濁流が流れ込んでいるのか、海面もかなり真っ茶色です。これはそうとうな悪天候。大いに揺れながら11:54にRWY24Rに着陸し、12:03に27番ゲートにスポットイン。この日の飛行時間は2時間19分、うーん、近い!

 

 27番ゲートで降機すると、ターミナルビル中央にある入国審査場などの方へ行くには、「中間駅」から無人運転のウイングシャトルに乗って行かなければなりません。以前は成田空港第2ターミナルにもメインビルとサテライトビルを結ぶ無人シャトルがありましたが、2013年に廃止されてしまったので、今となっては空港にこのような無人シャトルがあるのは関西空港だけではないでしょうか。

 

イメージ 7 ▲ウイングシャトルで「中間駅」から「本館駅」へ移動します。

 

イメージ 8 ▲途中に行き違い線があり、「中間駅」行きとすれ違うようになっています。