毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

またもうっかり牛肉飯。(2018年月イチ日本・4月編;その1)

イメージ 2 ▲瀋陽空港32番ゲートで出発を待つ大阪関西行きCZ611便。

 

 2018年4月5日、客室乗務員ファースト。

 

 中国は、日本のお彼岸にあたる「清明節」で4月5日(木)と6日(金)が休日なので、土日と合わせて4連休。この4連休を活用して、打ち合わせのために一時帰国します。

 

 連休なので日本行きの便はチケットが取りにくいかなと思ったのですが、特にそんなこともなくすんなり取れた。この季節は桜を見たくて多くの中国人が日本を訪れますが、桜を見る場所はだいたい京都・大阪か東京なので、そういう人たちは3月のうちに行ってしまうんだろうな、きっと。

 

イメージ 1 ▲ぱりっとしない天気の瀋陽桃仙空港。ちりちりと霧雨も降り始め、見るからに肌寒そう。

 

 そんなわけで、連休初日のこの日の朝、珍しくメーターを倒さないタクシーに当たり、60元(1000円弱)だったら空港へ行くよと言われ、それってだいたいメーターどおりじゃんということで、そのタクシーで瀋陽桃仙空港へやってきました。早朝の道はガラガラで、あっという間に着いちゃった。

 

 これから乗るのは、08:35発の大阪関西行き中国南方航空CZ611便。これをコードシェア便のJL5024便で取りました。CZ611便のチェックインカウンターの隣には、東京成田行きCZ627便のチェックインの大行列ができてますが、中国人のツアー客がかなり多いように見受けられます。

 

イメージ 3 ▲離陸するなり雲の中で全然外が見えない。それにしても窓が傷だらけでだいじょうぶかいな。

 

 この日のCZ611便は32番ゲートからの出発。機材はレジB-2283をつけたA321-200です。07:55に搭乗してみると、機内は最前列の1列4席だけがビジネスクラスで、2列目の31番列からの4列がプレエコ仕様のエコノミークラス、6列目からが普通のエコノミークラスになっていて、いつものことですが、JL便名でチケットを取ると、プレエコ仕様の席が割り当てられるので、僕の席は33番A席。シート自体に違いはなく(もしかしたらシートピッチが少ーし広いかも。)、毛布、枕、イヤホンが標準装備されてるところが違いでしょうかね。

 

 定刻よりかなり早い08:14にドアが閉まると、なんと僕の隣の33番B席は空席のまま!これはラッキー。かなりゆとりのフライトになりますよ、これは。

 

イメージ 4 ▲いつもどおりパンとかが入った紙箱とホットミールが配られました。

 

イメージ 5 ▲前に食べて「もう二度と食べるまい」と誓ったのにまたチョイスしてしまった「牛肉飯」。

 

 朝からどんより曇り空でしたが、とうとうチリチリと霧雨が降ってきました。ドアクローズのあとかなり待たされて、結局08:32にプッシュバックし、08:39にタキシング、そして08:51にRWY24から離陸となりました。離陸するなり雲の中で、やがて雲の上に出てあとはひたすら雲上飛行。機窓からの景色はまったく楽しめません。

 

 そこへ朝食が配布されます。いつもどおり、パンなどが入った紙箱とホットミールです。ホットミールは「牛肉飯」と、忘れちゃったけど「豚肉飯」か「鶏肉飯」のどちらかからのチョイスで、「牛肉飯!」と高らかに宣言してしまったのだが、アルミホイルのフタを取ってみて「あっ、これだったか……」と初めて気づくこの愚かさよ。前もこれ食べて、「ああこれはもういいや」と思ったんだよなー確かに。いや、食べてみると実は意外にいけるんですよ、汁がごはんによく絡むし。

 

イメージ 6 ▲ずーっと雲上飛行が続き、どこを飛んでいるのかまったくわからず。

 

 シートテレビなんぞはないので、機内エンターテインメントは天井から吊り下げ式のモニター画面のみ。日本線では日本の映画を上映することが多いのですが、今回も2017年公開の「ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」を絶賛上映中。中国語の字幕が出てますが、音は聞いてないので、音声が日本語のままなのか中国語の吹き替えなのかは不明。

 

 眼下がずっと分厚い雲なので、ロシア上空を飛んでるんだか渤海湾上空に出たんだか韓国上空なんだかもう本州上空なんだか全然わからないままCZ611便は飛び進み、早くも最終の着陸態勢。そして、あれだけ早くドアが閉まったのだからもっと早く到着するかと思いきや、12:07にRWY06Lに着陸し、12:15に27番ゲートにスポットイン。結局定刻より5分遅れじゃないか!

 

イメージ 7 ▲よく見えないけれど、関西空港に到着したCZ611便。

 

 27番ゲートで降機すると、入国審査場へはウイングシャトルに乗って南ウイング中間駅から本館へ移動しなければなりませんが、ウイングシャトルに乗り込むと、僕はかなり早く飛行機を降りてきたはずなのに、もうさっきのCZ611便の客室乗務員さんが2人乗っている。えっ、早やっ!乗客まだ全部降りてないんじゃないの?2人はなにやら紙に書かれたリストのようなものを見ながら相談しているみたいなので、きっと関西空港内の免税店での買い出し係に違いない。折り返し時間が短いので、この2人が乗客よりも早いぐらいに降機していち早く免税店へ行き、まとめて買い込むのでしょう。だって以前、成田か関西からCZ機に乗ったとき、搭乗が始まってボーディングブリッジ上で機内への列に並んでいたら、買い込んだ物がぎっしり入った袋を両手に提げた客室乗務員さんが後ろからやってきて乗客を追い越して乗り込んでいったことがあったから間違いない。買い物に時間がかかって、乗客の搭乗に間に合って飛行機に戻ってこられなかったってんだからヒドイ。乗客そっちのけで買い物に走る、客室乗務員ファーストな姿、とほほな気持ちになりますなあ。

 

イメージ 8 ▲乗客よりも早くウイングシャトルに乗っていた客室乗務員さん、買い物リストをチェック中。