毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

T2→T3はいつもぎりぎり。(2018年月イチ日本・3月編;最終回)

イメージ 1 ▲北京空港第2ターミナル31番ゲートで出発を待つ瀋陽行きCZ6110便。最終便です。

 

 2018年3月19日、インスタントコーヒー。

 

 香港からのKA974便が30分も早く着いてくれたおかげで、北京での乗り継ぎにだいぶ余裕が出ました。助かる~。

 

 入国審査と託送荷物引き取りという北京空港到着時の「洗礼」とも言える時間のかかる手続きを経て、第3ターミナルから第2ターミナルへ移動。よし、順調だ。22:05発の中国南方航空CZ6110便瀋陽行きには問題なく乗り継げるぞと確信。

 

 しかし、今回はかなり余裕で乗り継げたなあヨシヨシと感じていたのだけれど、第2ターミナルでチェックインし、保安検査場を抜け、31番ゲートへたどりついた時にはもう21:30になっていて、搭乗はとっくに始まっていて、もうほとんどが乗り終わっていた状態。早やっ!!ていうか、危なかったじゃん!!

 

イメージ 2 ▲北京空港周辺の夜景を見下ろしながら離陸。わりと晴れてたんですね。

 

 この日のCZ6110便の機材は、レジB-6271をつけたA321-200。さっき香港から乗ってきたKA974便と同じ機種だけれど、当たり前だが機内の雰囲気は全然違う。「頭等艙(国内線的には「プレミアムシート」に相当。)」の3番A席に座りましたが、さっきのKA974便のビジネスクラスが6列24席だったのに比べ、CZ6110便は半分の3列12席で、シートテレビなどもついていません。定刻より20分も早く21:46にドアクローズになってみると、僕の臨席は空いたままだったのでラッキーでしたが、「頭等艙」は12席のうち7席が埋まりました。

 

 21:52にプッシュバックし、21:56にタキシング開始。中国ではどんなに早くドアが閉まっても時間にならないと動かないことが多いように感じていたのですが、この日はなんだか妙に順調です。22:09にRWY36Rから離陸です。

 

イメージ 3 ▲夜も遅いし、まあこんなもんで、大急ぎでいただきます。

 

 「頭等艙」に乗ると、出発前にドリンクと機内食の注文取りがあり、この日の機内食は時間が遅いせいか点心の機内食だとのこと。いつものことながら、北京~瀋陽線は飛行時間が短い上に、客室乗務員は離陸後20分、着陸前30分は「規則により」サービスをしないこととなっているらしいので、サービスの時間はほんのごく短時間。点心3種、フルーツ、ドリンク、ドリンクにつくナッツ類を、そのほんのごく短時間のうちに食べてしまわなければならず、まことにせわしない。日本の航空会社のように、その日の飛行状況を見ながら、できるだけ早くサービスを始め、できるだけぎりぎりまでサービスを続けるというおもてなしの心が中国南方航空の乗務員の心に根付くのは果たしていつのことやら。

 

イメージ 4 ▲奥の方に見える明るい一帯が瀋陽市の中心部。

 

 最終の着陸態勢に入り、だいぶ高度が下がってきて左側に明るい一帯が見えてくると、あのへんは瀋陽市の中心部。瀋陽桃仙空港は、市の中心部から南に20kmほどのところにあるんです。

 

 23:04にRWY06にランディング。この日の飛行時間は1時間に満たず、55分でした。23:08に沖停めのY03番スポットに入り、タラップで地面に下りて、バスでターミナルビルへ向かいます。瀋陽桃仙空港は、市内への交通アクセスが非常に悪く、特にこんなに遅い時間だとタクシーに頼るしかなく、そのタクシーも、ぼったくりとまではいかないまでも、メーターを倒さなかったりけっこうふっかけられるので、遅い時間に着きたくない。瀋陽に住む、あるいは瀋陽を訪れる外国人の共通の希望です。空港アクセス、改善してほしい。

 

イメージ 5 ▲到着した瀋陽では沖停め。タラップを下りてターミナルビルへバスで向かいます。