毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

機内で海老焼きそば。(2018年月イチ日本・2月編;その15)

イメージ 1 ▲北京空港第2ターミナル38番ゲートで出発を待つ瀋陽行きCZ6108便。

 

 2018年2月25日、野焼き?

 

 JL021便で東京から北京に到着したのが12:05。次は国内線に乗り継いで瀋陽へ戻るのですが、瀋陽便を飛ばしている中国南方航空も中国国際航空も、JL021便からは時間的に乗り継ぎ不可能な13:05発の便のあとは15:55発までなく、万一それを逃すと18:10発までないという、幹線のはずなのに意外に不便な時間帯があるのが使いにくいところ。高速鉄道に負けてんですかねえ。

 

 なので、15:55発の便を逃さずがっちりしっかり乗らなければなりません。3時間近く時間がありますが、北京首都空港での乗り継ぎには3時間あっても余裕ということはない!まずはターミナル間無料リムジンバスで第3ターミナルから第2ターミナルへ移動だ!

 

イメージ 2 ▲瀋陽行きCZ6108便「頭等艙」のウエルカムドリンクのオレンジジュース。

 

 というわけで、これから乗るのは15:55発の中国南方航空瀋陽行きCZ6108便。第2ターミナルの38番ゲートからの出発です。瀋陽からのCZ6107便が、所定14:55着のところ、15:28に着陸して、15:33に38番ゲートにスポットインしたので、折り返しのCZ6108便も多少遅れる見通しです。

 

 第2ターミナルの30番台のゲートはバスでオープンスポットまで行って搭乗するタイプ。思ったほど遅れずに改札が開き、16:05には機内に入ることができて、僕は「頭等艙」(直訳すると「ファーストクラス」。国内線なので「プレミアムクラス」程度の意味でしょうかね。)の2番A席に着席。同じ路線でも中国国際航空便だと「頭等艙」が安く出ることはほぼないけれど、中国南方航空便だと普通席と同じか、日によっては普通席よりも安く乗れたりすることがあるのでけっこう狙い目。

 

イメージ 3 ▲離陸後しばらくは下界がかすんでいてほとんど見えない。立ちこめてますね……

 

 16:22にドアクローズになってみると、前3列12席の「頭等艙」は全部埋まりましたが、普通席の方はけっこう空席があるようです。中国はアッパークラスの方が埋まるようになってきちゃってるんですね……

 

 着席するとウエルカムドリンクのサービスがあり、ミネラルウオーター、オレンジジュース、アップルジュースが注がれたグラスを並べたお盆からオレンジジュースをチョイス。16:30にプッシュバック、16:36にタキシングとなり、離陸待ちの列に並んで3番目に順番が回ってきて、16:50にRWY36Rから離陸できました。

 

 離陸してしばらくは地表にスモッグがたちこめて(JL021便で到着した頃より濃くなった感じ)、地表がほとんど見えません。しばらく行くと、スモッグのたちこめているところといないところの境目が見えてきて、そこを越えるとほぼくっきりと晴れ、低い山並みが続く大陸の大地が見渡せるようになりました。やっぱりあの白いのは、石炭の排煙とか車の排ガスとか工場の排煙とかから来るスモッグなんだな。

 

イメージ 4 ▲離陸後●分もするとスモッグはきれいに晴れて、大陸の大地が一望のもとに。

 

 「頭等艙」の方では、離陸前に機内食とドリンクの注文取りがあり、食事の方は麺と点心から選べるということで、今回は麺をチョイス。やがてお盆に載ってやってきたのは、しっかりと陶器の食器が使われた食事と飲み物。ホットのインスタントコーヒーにはナッツ類のおつまみがつき、ホットミールはソフト麺のようなうどんのような麺を茹でてお湯を切って皿に盛り、エビと野菜を醤油で炒めた感じのトッピンがどっさり載せられてます。そしてこれにフルーツ・プレート。いつものことながら、瀋陽までの水平飛行時間は非常に短いので、これらを10分か15分かそこらで平らげなければならないのはまことに慌ただしい。でもこの麺、小袋に入った「辣椒醤(トウガラシみそ)」をかけて食べると、濃い味でなかなかおいしい。ごちそうさまでした。

 

イメージ 5 ▲国内線なのにこんなに充実の「頭等艙」の機内食。

 

イメージ 7 ▲ドリンクにつくナッツ。黒いのはなんだろうといつも思うのですが、どうもクルミの一種らしい。

 

イメージ 6 ▲ソフト麺のようなうどんのような茹で麺にエビと野菜の醤油炒めみたいのが載っててなかなかウマい。

 

 これだけのものを食べていると、だいたい食べているうちに最終の着陸態勢になるのでテーブルや背もたれを元の位置に戻せというアナウンスが入ります。しかしそこらへんはさすが「頭等艙」、そんなアナウンスにはおかまいなしにサービスが続けられるところが中国らしい(笑)。

 

 外はだいぶ暗くなってきて、大地のところどこにぽつぽつと明かりが見え、しかも白煙がたなびいています。これは今まで見たことない景色ですね。眼下にはトウモロコシ畑が一面に広がっているはずですが、その畑を焼いているようです。まだまだ寒い2月の下旬ですが、もう次の耕作の準備でしょうか。

 

 そんな火の明かりを見ながら瀋陽桃仙空港にアプローチし、17:47、RWY24にランディング。この日の飛行時間はなんと1時間を切って57分でした。

 

イメージ 9 ▲瀋陽が近づき高度が下がってくると眼下にぽつぽつと明かりが見えるように。初めて見る景色。

 

イメージ 8] ▲トウモロコシ畑を焼いている火の明かりのようです。

 

 瀋陽桃仙空港に着陸したCZ6108便は、17:51に3番ゲートにスポットイン。ボーディングブリッジがつけられましたが、そこからターミナルビルの中へは入れず、ボーディングブリッジの途中にある階段を下りて外へ出て、バスに乗り、バスでターミナルビルへ向かいます。よくあることですが、どうしてターミナルビルの中へ入れてくれないんだろう。

 

 ところで、この日のCZ6108便の機材は、レジB-6308をつけたA321-200。このブログの記事を調べてみたら、なんと僕がこの機材に乗るのは今回で6回目!初めて乗ったのは2012年10月27日で、今回と同じ北京発瀋陽行きのCZ6108便。過去5回のうち2回が国際線で、1回が東京成田行き、1回が大阪関西行きでした。5年半で6回も同じ飛行機に乗ることになるとは、ちょっとオドロキですね。

 

イメージ 10 ▲夕闇迫る瀋陽に到着したCZ6108便。