毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

瀋陽に戻れば正月終了。(2016年の年越しは青森で;その18)

イメージ 4 ▲B787-8ドリームライナーでCクラスを初体験し、北京で降りれば後方には懐かしのCX機が。

 2016年1月3日、焼きそばメガ盛り。

 北京首都空港へのファイナルアプローチとなり、高度を下げながら雲の中に入ったものの、なかなか雲から抜けないなあと思っていたら、いつの間にか雲からは抜けていて、それでも雲の中にいるような気がしたのは、北京のスモッグがひどいからでした!ついさっきまで、都心の風景や富士山がはっきりと見える日本の清浄な空気から正月早々こんな肺に悪そうなスモッグの中に放り込まれて、なんかがっかりです……_| ̄|○。

イメージ 1 ▲北京市東郊の住宅地もスモッグに覆われて真っ白。

イメージ 2 ▲工場からモクモクと上がる白煙がスモッグに溶け込んで、これもPM2.5の原因の一つか。

イメージ 3 ▲北京首都空港第3ターミナルと広大な駐車場を見ながらまもなくランディング。

 真っ白く不健康的なスモッグの中、JL021便は定刻より10分ばかり早くRWY01に12:04に着陸し、12:08にE16番ゲートにスポットイン。羽田からの飛行時間は3時間32分。真冬の西行きはやはり少し時間が余計にかかりますね……

 入国審査を済ませ託送荷物をピックアップした僕は、ターミナル間無料連絡バスで第2ターミナルへ移動し、16:20発の中国南方航空CZ6108便瀋陽行きにチェックイン。スーツケースなど重い荷物を二つ預けなければならないので、国内線で格安なチケットが取れたこともあり、この便も自腹でビジネスクラスに搭乗します。待ち時間が約4時間もあるので、それをビジネスクラス・ラウンジで過ごすことができるのも楽でいいです。

イメージ 5 ▲瀋陽行きCZ6108便は第2ターミナルの31番ゲートから出発。

 CZ6108便は第2ターミナルの31番ゲートからの出発。この日の機材はレジB-1803をつけたA320-200。15:40に搭乗開始になって、2番A席に着席。ビジネスクラスは前方2列の8席ですが、このうち5席が埋まりました。肘掛け下に収納するタイプのシートテレビが装備されていますが、1時間ちょっとのフライトなので、わざわざ引っ張り出すことはないでしょう。リンゴジュース、オレンジジュース、ミネラルウォーターから選べるウエルカムドリンクのサービスがあり、そうこうしているうちに16:03にドアクローズ。順調に出発できそうです。

イメージ 6 ▲夕焼けを背にしながら、瀋陽へ向けて順調に飛行中。

 ドアクローズから約30分かけて、16:32にRWY36Rから北へ向かって離陸。ここからが機内は一気にあわただしくなりました。なにしろ飛行時間は正味1時間あるかないかなのに、なまじビジネスクラスなもんだから、客室乗務員が食事のサービスをしようとするんです。

 まずドリンクを聞かれて、ソーダウォーターを頼み、それからホットミールのチョイスを聞かれ、なんかごはんものと焼きそばのうち焼きそばをオーダーすると、トレーに載って、すんごいボリュームのメガ盛り焼きそばが登場。これにフルーツとケーキ、ヨーグルト、チョコレートがついて、この頃にはもう高度が下がり始めて、超急いで食べないといけないという状態。電車の発車間際にホームで食べる立ち食いそばよりも焦らされました。食べ終わるか終わらないかでトレーを下げられ、最終の着陸態勢。ああ忙しい。

イメージ 7 ▲さすが形式を重んじる国だけあって、何が何でもサービスはさせていただきます、って感じ。

イメージ 8 ▲しかし、この大盛り焼きそばが1時間弱のビジネスクラスのサービスとして適切であろうか?

 急激に満腹になり、胃が重く感じられるのにはおかまいなしに、CZ6108便はどんどん高度を下げ、17:27に瀋陽桃仙空港のRWY06にランディング。飛行時間は1時間に満たず、55分でした。羽田~青森線と同じぐらいですね。これであの大盛り焼きそばを出してきたのは、やっぱりスゴイな。

 17:34に121番ゲートにスポットイン。所定の到着時刻は17:50ですから、ずいぶん早く到着することができました。これで2016年お正月の帰省旅はおしまい。翌日は御用始め。2016年の仕事が始まります!

イメージ 9 ▲すっかり日の落ちた瀋陽空港121番ゲートに到着したCZ6108便。