国慶節なのに。(2016年月イチ日本・10月編;その1)
▲気持ちよく晴れた瀋陽空港で出発を待つ成田行きCZ627便。
2016年10月1日、出かけたくないのに。
中国では10月1日の「国慶節(建国記念日)」前後がけっこう長い連休になるので、国内の観光地は激混みになるし、海外旅行へ行く人も増えているから、内外ともに交通機関は大混雑なので、僕はこの連休はどこへも行かずに瀋陽でまったり過ごす予定です。
……と思っていたのですが、仕事の打ち合わせを日本で行うことが急に決まり、よりにもよって連休初日の10月1日から日本へ帰ることになりました。この帰国をきっかけに、翌年2月にかけて、日本での打ち合わせのためにほぼ毎月一回のペースで帰国することになったので、月イチ帰国レポートをお届けしたいと思います。
その第一回は、2016年10月編。国慶節連休中の日本行きの航空券はもはや取りにくくなっていて、ANA便のエコノミークラスより中国南方航空のビジネスクラスの方が安いという状況。そんなわけで、10月1日08:30発の中国南方航空CZ627便で成田へと飛ぶところからスタートいたします。
▲こちらは08:35発の大阪関西行きCZ611便。
この日のCZ627便は、33番ゲートからの出発。機材はレジB-6270をつけたA321-200です。
07:55に搭乗が始まり、3列×4席の12席あるビジネスクラスの最後列右窓側席3番K席に着席します。ビジネスクラスは、日本へ旅行へ行く家族連れが二組ほど乗り込んできて満席になり、なんか騒がしくて落ち着かない(涙)。
08:15にドアクローズとなり、08:23にタキシング開始。隣の32番ゲートにはレジB-6205をつけた08:35発の大阪関西行きCZ611便のA319が入っていますが、まだ動く気配がありません。こちらは08:35にRWY24から順調に離陸しました。
▲いつものことながら深圳航空機がずらりと並ぶ瀋陽空港ターミナルビル国内線エリア。
▲高速鉄道の高架が分岐。左へ行けば大連方面、下の方へ行けば丹東方面。
ドアクローズになる前に客室乗務員さんがビジネスクラスの乗客一人一人に声をかけて、機内食のオーダーをとってくれました。エビ、チキン、ビーフからのチョイスでしたが、僕のところに来た時点でビーフは品切れとなり、チキンをお願いしたところ、最後になった僕の隣の3番H席の乗客は選択肢がなく有無を言わせずエビになってました……中国人乗客には中国語でソフトドリンク類だけを勧めてたようですが、僕には英語で話しかけてくれ、ドリンクもアルコール類を勧めてくれたので、遠慮なく白ワインをいただくことにいたしました。
▲朝から白ワインですんません。小皿に出てくるナッツはついおかわりしたくなる。
ドリンクサービスが落ち着いた離陸して約50分後の9時25分頃、機内食が供されました。あら、なかなかしっかりとしたお食事ですよ。スモークサーモンとシュリンプのサラダにはレモンが添えられているし、メインディッシュは「宮爆鶏丁」のようなピリ辛炒めの鶏肉がごろごろ入ってて、その上にニンジンとアブラナの茹で野菜が載ってて、白いごはんでいただきます。丸パンも2つついてて、更にカップケーキまで。フルーツはメロン、スイカ、ブドウ、ドラゴンフルーツの4種類。うーん、これは十分ではないでしょうか!満足できます!
ところで、周りの人たち、誰も食事してないんですけど?不思議に思ってたら、11時になった頃に客室乗務員さんが一斉にサーブ。なるほど、時間を指定していたのね……僕一人だけ先に食べてて、ちょっと気まずかったっす。
▲なかなかボリューミーで、しかもわりとしっかりおいしいです。
▲ピカ辛ソースたっぷりのチキン。足りなければチリソースも追加できます。