毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

全面凍結の大伙房ダム(X'mas in Guam;その1)

イメージ 2 ▲東京成田行き中国南方航空CZ627便は瀋陽桃仙空港32番ゲートからの出発。

 2017年12月21日、サムイ。

 2017年の暮れも押し迫ってきました。同僚たちといつ冬休みをとるかを調整した結果、僕は、年末年始も、春節(旧正月)の連休も、居残り当番として瀋陽に釘付けということになりました。とほほ。

 そのかわり、12月28日までだったら冬休みをとってもいいということになったので、僕は12月21日から28日まで冬休みをとることに決定。

 そんなわけで、12月21日木曜日の早朝、雲一つない快晴ながらギリリと冷え込んだ瀋陽の寒気を衝いて、6時半にもならないうちに瀋陽桃仙空港に到着。早すぎてまだチェックインが始まっていなかったけれど、まもなくオープンし、保安検査場も出国審査場もまだガラガラだったので、サクサクと前進できて7時には搭乗待合室に到達できました。

イメージ 1 ▲いい天気!しかも雪もない。でも写真では伝わらないけど、気温は氷点下10℃以下のはず。

 乗るのはいつもの08:30発東京成田行きCZ627便。この日は32番ゲートからの出発で、機材はレジB-2282をつけたA321です。同じ時間帯に出発するのは、31番ゲートの09:00発ソウル仁川行きCZ681便と、33番ゲートの08:35発大阪関西行きCZ611便ぐらいのもので、しかもまだ出国審査を済ませた人たちがあまり入ってきていないので、搭乗ゲートエリアは人影が少なく、がらんとしています。

 やがてぼちぼちと人が集まってきて早くも搭乗が始まり、07:53に搭乗して31番A席に着席。いつものことですが、共同運航便のJL5022便の方でチケットを買っていると、31番から34番まで4列あるプレエコ仕様の席が割り当てられます。31番はエコノミークラスの最前列です。

イメージ 3 ▲お隣、31番ゲートは、ソウル仁川行きCZ681便。

 08:10にドアクローズ。定刻は08:30なので、ドア閉まるの早すぎ。そんなに混んでないのかしら。

 ドアが閉まってみると、隣の31番B席は空席のままだったので、少しゆったりできます。東京成田までの予定飛行時間は2時間40分とのアナウンスが流れます。

 08:14にプッシュバックしたものの、なかなかタキシングが始まらず、関空行きCZ611便に先を越されてしまいました。08:27にタキシングを始めましたが、意外に出発待ちが長く、けっこう待たされます。所定08:50着のバンコク・ドンムアンからのノックスクートXW878便が着陸し、関空行きが離陸し、なんか見慣れないのが着陸し、深圳航空機が離陸し、春秋航空機が着陸して、ようやくこちらの番です。08:48にRWY24から離陸しました。

イメージ 4 ▲離陸後すぐに左旋回すると、瀋陽桃仙空港の全景が見えてきます。

イメージ 5 ▲撫順市の露天掘り炭鉱、中の方にスモッグが立ちこめてますね……

 31番C席に座っているのは、生まれて初めて飛行機に乗り、生まれて初めて日本へ行くという、遼寧省鉄嶺市にお住まいの中国人のおばちゃん。離陸するときに耳をふさいでコワそうにしているところがちょっとカワイイ。僕が日本人だと知るとなんかうれしそうに「日本てとこはいいんだってね!(中国との間には)いろいろあっても、あたしらには関係ないしね!」とうきうきモード。しかも、いいこと言ってくれるじゃん!

 飛行機は離陸するとすぐ左へ旋回して進行方向をぐるりと変えて北東へ向かいます。左の機窓からは、瀋陽桃仙空港の全景が見え、それに続いて東に隣接する撫順市の露天掘り炭鉱も今日はよく見えています。撫順市東郊にある大伙房ダムはがっちり全面凍結です。その後は、吉林市上空にさしかかり、蛇行する松花江の流れがよく見えます。松花江は全面凍結ではないように見えますね。

イメージ 6 ▲がっちり全面凍結、撫順市東郊の大伙房ダム。

イメージ 7 ▲吉林市の中心部。蛇行する河は松花江。

 機内食は牛肉ごはんか鶏肉ごはんからのチョイス。何の気なしに牛肉ごはんをお願いし、フタを開けてみて「しまった!」と思ったが後の祭り。確か前回もこれを頼んで、違う方にすればよかったと思ったオボエが。全然学習能力がないな、自分。しかし同時に、この牛肉ごはんは、見た目は失敗した感があるけれど、食べてみるとわりとおいしいことも承知。ダイコンとの組み合わせもまあまあ。でも、次があるなら、次は別の方にしよう(笑)。

 ちなみに、隣のおばちゃんはベジタリアンらしく、特別食を運んでもらってました。初めて乗る飛行機なのに、ちゃんとぬかりなく手配してますね。

イメージ 8 ▲朝起きてから何も食べてないので、機内食はありがたい。仮にそれがどんなものでも。

イメージ 9 ▲またもチョイスしてしまった牛肉ごはん。もうちょっと牛肉部分が多いといいのに。