毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

敦化市上空を抜けて。(2017年月イチ日本・夏休み編;その1)

イメージ 2 ▲夏休みのスタートはいつもの瀋陽発東京成田行きCZ627便で。

 2017年8月12日、「水庫」とは「ダム」のこと。

 夏休みのシーズンになってまいりました。僕もちゃんと夏休みをいただきますよ。

 はりきって早起きして、空港へ。この日の瀋陽は、雲一つない快晴で気持ちの良い朝を迎えています。タクシーもすぐつかまえられて、6時35分にはもう空港到着。さくさくチェックインして保安検査場へ進むと、検査官が誰もいなくて、開いてない!その先の出国審査場にもまだ誰もおらず、待たされることしばし。利用客がもう入ってきてるのにそれを待たせて平気な顔をしているあたりは、中国はまだまだだなと思う瞬間。

 ようやくぼちぼちと係官が出てきて、瀋陽桃仙空港この日2人目の出国者となって審査上を通り抜け、それでも6時55分にはゲート前に前進。順調すぎる。なんか人けがなくて、がらーんとしてて気持ちいいというかさみしいというか。

イメージ 1 ▲雲一つない青空がひろがる快晴に恵まれた瀋陽桃仙空港から夏休みへ出発。

イメージ 3 ▲31番ゲートの方には10:40発東京成田行きNH926便のA320neoが駐機中。

 これから乗るのは、いつもの08:30発東京成田行き中国南方航空CZ627便。この日の機材はレジB-6308をつけたA321で、33番ゲートからの出発です。31番ゲートの方には、10:40発の東京成田行きNH926便が停まっています。機材がB767からA320neoになってからはまだ乗ったことがないです。

 CZ627便の方は8時ちょうどに搭乗が始まり、僕は32番K席に着席。毎度のことながらコードシェアのJL5022便の方で航空券を購入しているので、なぜかはわかりませんが、JL便として乗ると31番から34番までのプレミアムエコノミークラス席が割り当てられます。08:15にドアクローズになり、僕の隣の席は空いたままでラッキー。予定飛行時間は2時間50分とのことです。

イメージ 4 ▲上方に見える水たまりは敦化市の「六頂山水庫(ダム)」。

 08:18にプッシュバックし、08:26にタキシング開始。離陸は08:35、RWY24からで、たいへん順調です。離陸後すぐに左へ急旋回して進路を反転させて機首を北東に向け、左側の窓際席であれば眼下に撫順の露天掘り炭鉱を見ながら飛んで行きます。

 離陸後約40分で、眼下にはどこかの都市が見えてきました。これは、吉林省延辺朝鮮族自治州の敦化市のようです。郊外に見える湖のようなのは「六頂山水庫(ダム)」。そのほとりには、清の光緒年間建立のアジア最大の尼僧院「正覚寺」があるらしいです。

 敦化市の中心部を横切って流れている川は牡丹江。牡丹江の西側に白々とした長い屋根が見えているのは、敦化の鉄道駅。吉林駅と琿春駅を結ぶ高速鉄道「吉琿旅客専用線」の2015年の開業に合わせて建てられた新しくて立派な駅なのでしょう。

 もう少し北東へ飛べば中国とロシアの国境を越えて、ロシア上空へと抜けるはずです。

イメージ 6 ▲中心部を牡丹江が流れる敦化市内。

イメージ 5 ▲白く細長い屋根が並んでいるのは高速鉄道の敦化駅のホーム部分。