毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

ロシア極東上空をゆく。(2016年月イチ日本・10月編;その2)

イメージ 1 ▲離陸から50分ほどでロシア沿海地方の海岸線が見えてきます。

 2016年10月1日、うまいコーヒーを。。。

 さて、そろそろ、機窓からは海が見えてきました。ウラジオストク上空にさしかかってきたということですね。少し霞んでいますが、眼下の地形が見えないほどではありません。

 ちょうど見えているのは、深い入り江のアムールスキー湾(Амурский залив)を挟んでウラジオストクの中心部と向かい合っているペレヴォスナヤ(Перевозная)、ベスヴェルホヴォ(Безверхово)のあたりがよく見えています。美しい弧を描いている海岸線は、ナルヴァ湾(Бухта Нарва)です。アムールスキー湾を東へ渡ればウラジオストク市の中心部。真下にはウラジオストク市のメーデー区(Первомайский район)と、ちょっと雲に隠れていますが、そこからルースキー島(Русский)へ渡る橋も見えています。更にウスリースキー湾(Ussuriyskiy zal.)を東に跨げばフォーキノ市(Фокино)の上空になります。そして更に東進し、ラゾ地区(Лазовский район)のプレオブラジェニエ町(Преображение)に至ったところで、日本海上空へ抜けます。

イメージ 2 ▲ロシア極東地方の入り江が連なる海岸線を眺めながら、日本海上空へ抜けていきます。

イメージ 3 ▲手前がウラジオストク市のメーデー区一帯。ルースキー島へ渡る橋も見える。

イメージ 4 ▲フォーキノ市のドゥナイ村(Дунай)、左がプチャチン(Путятин)島、右奥がアスコリド島(Аскольд)。

イメージ 5 ▲半島の付け根に深く切り込んだ入り江のあたりがプレオブラジェニエ町。

 僕が前回瀋陽に住んでいた頃は、中国南方航空の瀋陽発東京、名古屋行きフライトは、北朝鮮の上空を飛んで日本海へ抜けていたものですが、いつの間にか北朝鮮の上空は飛ばずに、ANA便と同じロシア上空から日本海へ抜けるルートに変わっていました。いつからそうなったのか、気になるところです。

 さて、けっこう満足した機内食を食べて、食後のコーヒーを……と、これがガッカリ。しっかり陶器のカップで出してくれるんだから、コーヒーもしっかり淹れてほしいのだが、インスタントコーヒーなんだなー、ネスレの、粉末のやつ。ま、最初からミルクも砂糖も入っちゃってる「三合一」じゃないだけヨシとするか……

イメージ 6 ▲これがインスタントコーヒーでなければ……_| ̄|○。