毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

軍用空港多し!遼東半島。(2016年月イチ日本・12月編;その2)

イメージ 1 ▲コーヒーを飲みながら、この立派なボックスに入ったブレックファストを食べようではないか!

 2016年12月10日、しょぼっ!!

 機内アナウンスによれば、瀋陽から上海浦東までの予定飛行時間は2時間10分。離陸して30分ほど経った頃、飲み物といつもの紙箱が配られました。飲み物は、ミルクも砂糖も最初から入っている「三合一」のコーヒー牛乳的ホットコーヒー。紙箱の中は、とドキドキしながらフタを開けてみると、なんとっ!!、ピーナツの小袋と丸パンと丸カステラ!!いえ、ないよりましです。それに、朝食ですし……

イメージ 2 ▲紙箱に入れるまでもない気もするけど、ありがたくいただきます。

 飛行機はいつしか黄海上空に出て、遼東半島の東側の海岸線を見ながら飛行中。海岸線に沿って黒い長方形の区画が広がっているのは、何かを養殖しているのでしょうか。

 このあたりから遼東半島の南端部を東西に横切って、今度は西海岸、渤海大道の渤海大橋や、その南の方にある、滑走路がクロスして2本ある大きな空港も見えてきます。これは解放軍瀋陽軍区空軍所属の普蘭店空港のようですね。

 更に南に下ると、いよいよ遼東半島の最南端のあたり、旅順口区も見えてきます。ここにも空港があり、これは解放軍海軍航空兵北海艦隊第2師団(戦闘機師団)専用の土城子空港との情報があります。隣の長い水路は、地図によれば「遼寧省水上運動訓練基地」とあるので、ボート競技などのナショナルチームの強化なんかがここで行われているのかもしれません。

イメージ 3 ▲遼東半島東岸、大連市普蘭店区皮口街道あたり。黒い方形はナマコの養殖場かな?

イメージ 4 ▲遼東半島西岸が見えてきて、クロスした滑走路を持つ空港は空軍の普蘭店空港か。

イメージ 5 ▲遼東半島先端、大連市旅順口区の土城子空港か。その右には「遼寧省水上運動訓練基地」の水路も。

 その後は爆睡してしまいまして、ハッと気がつけばもう最終の着陸態勢。飛行時間2時間03分で、10:08にRWY34Rに着陸しました。しかしここからが長ーい。とろとろとろとろ、延々とタキシングしていきます。途中、機窓から見えたのは、今まで見たことないエアラインの飛行機。「Mahan Air」という文字だけが入った真っ白いボディ。尾翼にはグリーンで模様が入り、機体後部にはアラビア文字らしきものも。しかも4発機。レジはEP-MMHと記してあります。なんとこれはイランの航空会社、マーハーン航空であった。所定09:55到着のテヘランからのW5077便のようです。機材はA340-600、なるほど、だから胴体があんなに長いわけだ。

イメージ 6 ▲初めて見ました、イラン・マーハーン航空のA340-600。

 こちらの方は、着陸から17分間タキシングして、定刻より15分遅れの10:25にスポットイン。よりにもよって沖停め。しかもターミナルビルからむっちゃ遠く離れたはずれもはずれの520L番スポット。上海が拠点の中国東方航空だからちゃんとターミナルビルに着いてくれると思っていたのが甘かった。

 タラップを下りて、バスに乗って、遠く離れたターミナルビルまで移動して、それから荷物を引き取って。。。いったいどれぐらい時間がかかるのだろう?無事に乗り継げるのだろうか?次は国際線が待ったいるというのに……

イメージ 7 ▲上海は晴れ。さすがに暖かい。でもまさか沖停めとは……