毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

凍てつく瀋陽空港の朝(2016年月イチ日本・12月編;その1)

イメージ 2 ▲まだ夜の明けきらぬ瀋陽空港で出発を待つ上海浦東行きMU5602便。

 2016年12月10日、久々の中国東方航空。

 仕事で打ち合わせのための月イチ帰国の12月編、いよいよ瀋陽は本格的に寒くなってきて、マイナス10℃以下の気温が続いています。

 今回はルートをちょっと変えまして、いつもよりも早い時間に出発する上海浦東空港行きの国内線からスタートします。

 前々日の朝から雪が降り始め、午前中いっぱい降って12、3cmぐらい一気に積もり、一面真っ白になりました。これが出発前日のことでなくてよかった。瀋陽にしては大雪なので、前日に降られると除雪が間に合わなくて翌朝の飛行機に遅れが出る可能性がありますからね。

イメージ 1 ▲瀋陽空港国内線28番ゲート前。時間はまだ朝6時半。

 さいわい、降雪の2日後のこの日はフライトには雪の影響は出ておらず、ひと安心。

 これから乗るのは、07:45発の上海浦東経由広東省湛江行きの中国東方航空MU5602便。僕は上海浦東空港まで乗るつもりです。中国東方航空に乗るのっていつ以来でしょう?どうも2013年11月に香港~山東省済南を往復して以来のことのようです(そのときの記事はコチラ。)。

 自宅近くから、珍しくとても親切な運転手さんのタクシーに乗れたので、すごく順調に走って6時前に空港に着くことができ、6時半前には出発ゲート前まで前進できたのですが、その頃まで外はまだ真っ暗。6時半を過ぎた頃からようやく夜が明けてきて、空港周辺が見えるようになってきました。雪がたくさん残っていて、見るからに寒そうです。

イメージ 3 ▲6時45分頃、ようやく夜が明けてきて周辺がみえるようになりました。

 MU5602便は、28番ゲートからの出発。28番ゲートまでが国内線専用のゲートで、その先には仕切りがあり、仕切りの向こうには29番と30番ゲートがあり、その向こうにはまた仕切りがあります。仕切りについたドアは開放されていて、29、30番ゲートの方へ行くことができます。29、30番ゲートは国内線国際線両用のゲートで、その日のアレンジによってドアを開け閉めしてどちらかに使うという形のようです。

 この日のMU5602便は、レジB-6713をつけたA320-200。中国東方航空の新塗装機に乗るのは今回が初めてです。中国南方航空とのコードシェア便で、南方航空の便名はCZ9150便なんですが、なぜか出発案内にはCZ5324便との表示が。CZ5324便は貴陽発アモイ行きのフライトなんだけどな。

イメージ 4 ▲深圳航空機ばかりが並ぶターミナルビルを右に見てプッシュバック完了。

 07:10に搭乗開始になり、僕は34番L席に着席。窓からは、ベルトコンベアで託送荷物が貨物室に積み込まれているのが見えていますが、なんと、今度は一度積み込んだ荷物をおろし始めました。僕の預けた荷物もおろされているのが見えます。ちょっとちょっと、ダメダメ、おろさないで!

 すると、白いスーツケースを一つ取りだして脇へ置き、残りの荷物をまた積み込み始めました。乗り遅れ客の荷物をおろしたのでしょうか?07:44にようやく荷物積載が完了し、07:46にプッシュバック。しかしそれから防除雪氷剤の吹きつけ作業もあって、タキシングが始まったのは07:57。離陸は08:05、RWY06からでした。浦東空港で乗り継ぎが待っているというのに、こんなふうに遅れたのでは困りますー。

イメージ 5 ▲前々日の雪ですっかり雪に覆われた小さな集落を見下ろしながらRWY06から離陸。