毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

北京空港ターミナルD(2018年月イチ日本・4月編;その6)

イメージ 5 ▲北京空港、お初のターミナルDのD10番ゲートで出発を待つ瀋陽行きCA1651便。

 

 2018年4月8日、人がいない!

 

 北京首都空港近くのホテルに宿泊し、翌日は日曜日で瀋陽に戻るだけなので、ゆっくりスタート。ホテルの無料シャトルバスで北京首都空港第3ターミナルへ向かいます。

 

 これから乗るのは08:50発の中国国際航空CA1651便瀋陽行き。第3ターミナルのターミナルCでチェックインすると、受け取った搭乗券の搭乗ゲートの欄には「D10」の文字。なんと、北京オリンピックの年2008年にオープンして以来、第3ターミナルは何度となく利用してきましたが、ターミナルDを利用するのは初めてです!

 

イメージ 1 ▲人影まばらなターミナルDを初利用。

 

 北京首都空港にはターミナルが3つあり、フラッグキャリアの中国国際航空をはじめとするスターアライアンス社やJL、CX、QRなど主なワン・ワールド社は第3ターミナルを利用しています。第3ターミナルは3つの建物が縦に並んでいて、それぞれターミナルC(T3C)、ターミナルD(T3D)、ターミナルE(T3E)といい、無人シャトル電車(ピーブルムーバー)で結ばれています。2008年の開業時は、T3Cは国内線専用、T3Eは国際線専用、T3Dは北京オリンピックのチャーター便専用としてオープンし、T3Dはオリンピック・パラリンピックが終わるや打ち捨てられて埃が積もってましたが、2013年から国内線専用として使用されています。

 

 出入国審査場はT3Eだけに、荷物が出てくるベルトコンベアはT3Cだけにあるという構造のせいか、託送荷物があると国際線で到着して入国後直接T3Dへ向かえないとか、T3Dに停まらないのがあるとか、行くのが少しめんどくさいT3Dは、だからなのか、今でもあまり使われていないようです。

 

イメージ 2 ▲T3Dの出発便案内。7時40分から11時20分までに出発する便は9便だけ。

 

 上の写真は、T3Dターミナル内の出発便案内ですが、1日900便近い出発便がある北京首都空港で、朝の出発ラッシュ時を含む朝7時40分から11時20分までの3時間40分に、T3Dから出発する便がたった9便しかないというのは、オドロキの少なさ。T3CとT3Dで国内線出発便をどのように振り分けているのかわかりませんが、基本的にはT3Dは使わないようにしているように見受けられます。

 

 そんなわけで、T3Cでチェックインを済ませ、ピーブルムーバーでT3Dへ行ってみると、広い搭乗エリアに、とにかく人がいない!北京空港の恒常的に群衆で大混雑し騒がしい限りの搭乗待合室に慣れている僕にとっては、深夜早朝でもないのに静かすぎて気味が悪いほど。セキュリティチェックもあっという間に済んでしまいます。人が少ない分、スタバぐらいしかレストランやショップはほとんど見当たりませんが、別になくても、静かにゆったり過ごせるからいいです。

 

イメージ 3 ▲こんな感じで搭乗エリアのまったりムードが演出されております。

 

イメージ 4 ▲瀋陽行きCA1651便はD10番ゲートから。4月なのに瀋陽の夜の気温は0℃まで下がるらしい。

 

 この日のCA1651便は、レジB-6741をつけたA321-200での運航。08:17に搭乗が始まり、普通席の27番L席に着席。機内は満席ですね。

 

 08:43にプッシュバックになり、08:47にタキシング開始。なんて順調なんでしょう。T3Dからの出発だからというわけでもないんでしょうが、T3Dが好きになりそうです!(笑)

 

 そして09:01、RWY01から離陸し、地表は少々霞んではいるものの快晴の青空の下を、北東に針路を向けて高度を上げていきます。

 

イメージ 6 ▲眼下に遼寧省朝陽市のカラチン左翼モンゴル族自治県。幅広の川は大凌河西支。

 

 北京はあんなに晴れていたのに、遼寧省上空に入ると、朝陽市のカラチン左翼モンゴル族自治県あたりまではぼんやりとながら見えていたものの、更に東へ飛ぶとすっかり雲に覆われてしまいました。

 

 中国南方航空の北京~瀋陽線に乗ると、温めたソーセージパンと果物とナッツ類と水が配られますが、中国国際航空だと水しか配られない。フラッグキャリアのくせになかなかせこい。配られた水を飲んでるうちに高度が下がって雲の下に出て、10:02に瀋陽桃仙空港RWY24にランディング。この日の飛行時間は61分でした。10:07に21番ゲートにスポットイン。ターミナルビルに入っている飛行機はほとんどなく、なんとも閑散とした風情。朝の出発ラッシュでみんな出発してしまったんでしょうね。降機すると、まだまだひんやり肌寒い瀋陽なのでした。

 

イメージ 7 ▲みんな出払ってほとんど飛行機の姿が見えない瀋陽桃仙空港。

 

イメージ 8 ▲瀋陽桃仙空港21番ゲートにスポットインしたCA1651便。