毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

夕暮れ時のビクトリアピーク。(ふらり香港行ってみた;その1)

イメージ 1 ▲まだ空に明るさが残る頃合いのビクトリアピークからの眺めがオススメ。

 2018年6月16日、香港、晴れ。

 うちの職場に2週間という短い期間でインターンが来たのだが、6月16~18日は「端午節」でいきなり三連休。僕はこの三連休を利用して打ち合わせも兼ねて香港へ行くことにしていたので、一緒に連れて行くことに決定。6月の香港、天気悪そうだ。

 瀋陽発朝イチの北京行き(と言ってもそんなに早くなく、8時ちょうどの「あずさ2号」ならぬCZ6101便。)に乗ってまずは北京へ移動し、2時間半ほどの乗継時間で12:05発のキャセイ・ドラゴンKA901便に乗り換え、15:55に香港到着、という日程。到着後はシャトルバスで九龍サイド、ジョーダン(佐敦)の最近定宿になりつつあるホテルにまずはチェックイン。

 連れの2人はいずれも香港は初めてということなので、夕食までの間に、行っておくべき観光スポットに1カ所ぐらい連れて行ってあげようと選んだのは、やっぱりビクトリアピーク。セントラルのスターフェリーのりば近くにあるバス停から15番の2階建てバスで向かいます。バスはアドミラルティ(金鐘)までで観光客でぎゅうぎゅう満員御礼。これから夜景タイムだものね。

イメージ 2 ▲空にまだ明るさが残る中、ビルの明かりも次々に点き、山々の稜線もまだ見えるこの時間帯がベスト。

イメージ 3 ▲香港島セントラルと九龍チムシャツイのあたりにズーム。行き交う舟影もよく見えます。

イメージ 4 ▲写真右奥、ビクトリアハーバーの突き当たりには香港カイタク空港の滑走路跡があるのだが。

 15番のバスを終点で降りると、そこはピーク・ギャレリア(山頂廣場)の下。バス停から出てきて、ピーク・トラムの山頂駅が入っている上部が半月形になったピーク・タワー(凌霄閣)との間の広場を抜けていくと、そこは太平山獅子亭(Lions Pavilion)と明仁亭(Lions Club of Tai Ping Shan Pavilion)いう展望台とその周辺の遊歩道へ出ます。このあたりは無料で開放されているので、いちばん気軽に夜景が見られるスポット。それだけに、すっっっごい人出です。遊歩道の斜面側の土砂崩れ防止ブロックの上とかにも群衆が張り付いていて、もうとにかく大混雑スポットであります。

イメージ 5 ▲観光客でいっぱいの「明仁亭」展望台。そのすぐ下にはピーク・トラムの線路があります。

 我々がピークに着いた頃はまだ日は暮れきらず、少ーし日の光も青空も残っていたので、カオルンサイドの山の稜線もまだよく見え、一方でビルの明かりは既に灯り始めていて、これぞ香港!というスバラシイ景色。ビクトリアピークからの眺めは、昼から夜へ移り変わっていくこの時間帯がいちばん美しいと、僕は昔も今も確信しております。

 やがて日はとっぷりと暮れ、空が漆黒に塗り込められると、ビルや街の明かりだけの夜景が浮かび上がってきます。これもこれでこれぞ香港!な景色。目をこらせば、ビクトリアハーバーのいちばん奥の方には、かつての香港カイタク空港の滑走路跡地があのへんにあるはず。かつては、この夜景の中に、カイタク空港を発着する飛行機の明かりも含まれていたのだが、それはもうとうの昔のことになってしまったね……

イメージ 6 ▲夜のとばりが下りて、街の明かりがとてもきれいねホンコン~♪

イメージ 7 ▲チムシャツイのスターフェリーのりばのあたりが妙に明るい。