懐かしのカイタク空港(暖冬正月北から南まで;その2)
▲1998年6月まで、何度ここに着陸したかわからない、香港カイタク空港跡がくっきりと。
2013年12月30日、香港アプローチ。
12月30日に速報をUPして既にご紹介済みですが(その記事はコチラ)、改めて詳細を。
香港発札幌行きCX580便は満席の乗客を乗せて10:35にプッシュバックを始めました。香港人の北海道旅行熱はあいかわらずスゴイです(プレミアムエコノミークラスは空席が多かったですが。)。
僕の席は後ろから3列目の71番A席。後ろ3列の窓側は2人掛けシートになっているので、3人掛けシートになっている他の場所より少し楽なんですよね。
10:49にRWY07Rから離陸をすると、しばらくまっすぐ上昇を続けたあとで右へ旋回し、香港島上空を横切って東へと抜けていきます。
▲真ん中の水路をはさんで左が青衣島、右が西九龍。葵涌コンテナターミナルが広がってます。
するとやがて、ビクトリアハーバーに突き出した細長い陸地が見えてきます。これが、1998年まで香港のゲートウェイとしてフル回転していた香港の旧空港、そう、香港カイタク空港の滑走路跡地です。
香港の今のチェクラプコク空港が1998年に開港するまで、70年以上にわたって使われてきた香港カイタク空港のRWY13アプローチ、通称「香港アプローチ」は世界で最も着陸が難しいと言われ、パイロットを悩ませたことで有名です。そのカイタク空港の跡地がはっきりと見えました。この滑走路先端部分は今は大型クルーズ客船のターミナルに生まれ変わりつつありますが、海に突き出た滑走路の形は今も変わりません。(当時のカイタク空港の様子がちょっとだけわかる記事はコチラ。)
▲かつての滑走路のRWY31エンドのあたり。今はクルーズ船のターミナルに改装中。
さてお飲み物と機内食の時間です。ピーナツをつまみに赤ワインを飲んでいると、やがて機内食が配布されます。キャセイのエコノミークラスの機内食は最近すっかりしょぼくなったような気がするということはこのブログでも再三再四書いておりますが(^^ゞ、この日の機内食もまあいつもと変わり映えしないという感じ。ただ、今回はパスタという選択肢があったのでそれをお願いしてみたところ、けっこうおいしかったです(^^)。
▲ま、晦日ですし、午前中からワインでもいいでしょう(^^)。
▲パスタのチョイスはかなり久しぶりな感じ。おいしかったです。
いつも日本行きは夜行便を利用するので、明るい時間帯に香港を発つのは新鮮な感じがします。しかしこの日は雲が多く、地上の景色は眺められないまま雲上飛行が続きます。まあ海の上なので下が見えてもそんなにおもしろくはないのですが。
シートテレビのフライトマップによれば、香港から札幌までは2,131マイル(3,429km)、飛行時間は3時間50分を予定しているとのこと。映画「エリジウム」でも見ながら過ごすとするか(^^)。
▲出発直後からおおむね雲上飛行。札幌までは3時間50分。