晦日に香港を発つ。（暖冬正月北から南まで；その1）

▲ジャンボ健在のキャセイ、札幌行きは定期便も臨時便も全部強気のジャンボです(^^)。

　2013年12月30日、臨時便キャンセル。

　さ、今日からようやく、年末年始の冬休みの旅をUPしていきますよ～♪

　と言っても、毎回連載1回目、2回目あたりは代わり映えのしない香港空港のレポなんですけどね(^_^ゞ。

　夏休みでは欠航やら遅延やら散々な目に遭ったわけですが、今回も最初から挫折。

　日本旅行、特に冬の北海道旅行は香港人に大人気で、夏季は週4便のキャセイパシフィック航空の香港－札幌便は、冬季はデイリー運航になり、更にクリスマス休暇や年末年始、旧正月連休などには臨時便が追加されます。香港－札幌戦は定期便1便プラス臨時便3便の計4便が1日に飛ぶこともあるほどです。

　僕は12月30日から冬休みを取れることになったので、帰国便を探したところ、この日は札幌行きの臨時便が1便あり、香港発12:20、札幌新千歳着17:55で、1時間25分の待ち合わせで青森行きのJAL2809便に乗り継げてすごくスムースなので、この臨時便CX2580便を予約しました。

　ところがしばらくするとキャセイから、CX2580便はキャンセルになったので（定期便のほうの）CX580便に変更しましたというメールが届いたのです。なんちゅうことだ……しかも思い切り勝手に変えられて、あいかわらずキャセイは強引だな……(^^ゞ。定期便のほうだと札幌着が14:50で、新千歳空港の中で4時間半も時間をつぶさなければならないではないか。

　しかも出発前日の12月29日、CX580便は定刻の09:15から55分遅れの10:10発に変更になったというメールが届き、当日空港へ行ってみると更に遅れて10:30発になるとのこと。これは前日の北海道内での大雪の影響らしいんですが、度重なるスケジュール変更はいただけない。その変更を事前に知らせてくれるので、自宅をゆっくり出られたし、新千歳空港での待ち時間が短くなるから、まあいいんですが。

▲結局1時間15分遅れでの運航となった晦日のCX580便。

　この日のCX580便は、出国審査場から近くて便利な2番ゲートからの出発。今回の香港生活はちょうど1年が経ちましたが、この1年で札幌発のCX581便には1度乗ったものの、香港発札幌行きに乗るのは今回が初めてで、以前乗ったのは前回香港に住んでいた頃ですから、15、6年ぶりでしょうか。

　この日の香港は、空気は少しスモッグ気味ですが、雲一つない快晴で、青空も広がって穏やかな晦日を迎えています。2番ゲートの窓から見えるRWY07Rを離陸して行くあの飛行機は、09:50発の台北行きエバー航空BR892便のA330のようです。ターミナルの方を見ると、JAL機も見えます。10:30発の成田行きJL736便ですね。

▲離陸して行ったのは台北行きBR892便のようです。

▲キャセイと中華航空にはさまれて出発を待つのは成田行きのJL736便。

　キャセイの札幌便は伝統的にB747-400ジャンボで運航されていて、この日ももちろんジャンボ。レジはB-HKTをつけています。「FLY TEAM」のデータによれば、この機材は1993年に就航後、シンガポール航空、エル・アル・イスラエル航空を渡り歩いてきたなかなかの古参機のようです。日系航空会社からジャンボが消えようとしている中で、まだまだ多数のジャンボを保有するキャセイパシフィック航空、そのジャンボに乗って日本へ帰れるのはうれしいですね(^^)。

▲キャセイが現役で運航するジャンボは現在15機。

▲やっぱりジャンボはかっこいい。アッパーデッキに乗ってみたいものだ。