毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

加賀招福餅(2018年月イチ日本・3月編;その11)

イメージ 6 ▲「かがやき528号」の車内販売で手に入れた「加賀招福餅」。「赤福」の加賀版か?

 

 2018年3月18日、加賀大観音。

 

 宿に戻って荷物を引き取り、10時30分発の送迎バスで加賀温泉駅まで送ってもらいました。電車の時間までまだ間があったので、駅前にある「加賀市美術館」をちらりと覗き、それから隣の「アビオシティ加賀」の中にある喫茶店(カフェ?)「T・Beans」で「石川シリーズ 加賀」というコーヒーを飲んだことは前々回の記事でご紹介したとおり。

 

 ところで改めてびっくりなのは、加賀温泉駅前から線路越しに見える巨大な黄金の観音様。5年ほど前の2013年10月、特急「サンダーバード24号」の車窓から、加賀温泉駅停車中にこの観音像が見えて驚いたことがありますが(そのときの記事はコチラ。)、こうして加賀温泉駅前からじっくり眺める機会がやってこようとは思わなかった。

 

 さくっと繰り返しますと、この「加賀大観音」は、1988年に総工費280億円を投じて造成されたテーマパーク「ユートピア加賀の郷」の中に建立された高さ73mの観音像でありまして、今もたぶんバブルではじけたままになっているものと思われます……

 

イメージ 1 ▲遠目に見るぶんにはなかなか立派そうなんですがね……

 

イメージ 3 ▲加賀温泉駅ホームからは列車と観音像を一つのフレームに入れて写真を撮ることも可能(笑)。

 

 さてそれでは、加賀温泉駅をあとにしましょう。

 

 改札から地下道を通って3/4番線ホームに上がり、列車の到着を待ちます。先にやってきたのは福井始発の金沢行き普通列車337Mで、4番線に到着。ここで11:54発の4013M特急「サンダーバード13号」の追い抜かれ待ちをします。ホームからは、337Mの521系車両と加賀大観音のツーショットを撮ることができます。積極的に撮りたくなるとは思えませんが(笑)。

 

 特急「サンダーバード13号」が到着し、僕もこれに乗り込みます。この列車は加賀温泉を出ると小松にも松任にも停まらず、一気に終点金沢まで行けます。次が終点ということもあってか自由席車両はとても空いていて、余裕で座れます。

 

イメージ 4 ▲加賀温泉駅4番線ホームでは金沢行き普通列車337Mが特急の追い抜かれ待ち。

 

イメージ 2 ▲加賀温泉駅からは特急「サンダーバード13号」で一気に金沢へ。

 

 特急「サンダーバード13号」は、加賀温泉から23分で12:17に終点金沢に到着し、12:28発の「つるぎ710号」に乗り換えます。北陸新幹線が開業して所要時間は縮まりましたが、開業前までは富山まで乗換なしで行けたのが今は金沢でいちいち乗り換えなければならないというのはけっこう面倒です。

 

 新高岡で今回の山代温泉に同行してくれた連れたちが下車するのを見送り、僕はそのまま「つるぎ710号」を終点富山まで乗り、富山で13:07発の「かがやき528号」に乗り換えて、東京を目指します。

 

 旅館の朝ごはんをがっつり食べたのでそんなにおなかはすいていないけれど、時間は午後1時過ぎ。ちょっと何か食べたいなあと思ったところに車内販売が通りかかったのでワゴンを眺めてみると、目に留まったのがこのお菓子。「加賀招福餅」。甘いものがほしいなと思っていたところだったのでちょうどよい。

 

 「加賀招福餅」は、加賀市に本社を構える「幸栄堂」さんの商品で、包装を解いてみると、これはまさに「赤福」の加賀版ですね!大きさは「赤福」よりは小さいか。4×3の12個入りで、これをホットコーヒーを飲みながらいただきます。こういうあんこ餅系、大好き。あっという間にぺろりとたいらげてしまいました。おいしかった~。

 

イメージ 5 ▲「かがやき528号」の車内販売で買い求めた「加賀招福餅」。

 

イメージ 7 ▲伊勢名物「赤福」より小ぶりだけれど、この小豆餡がたまらんな~。日本の甘味はおいしいなあ。